月の残業時間が50時間くらいという人、「辛い」と誰かに話せば「甘え」という言葉が返ってきたという経験がある人が多いと思います。

過労死ラインという判断基準が一般に定着してくると、それに満たない残業時間はまだマシなのだ恵まれているのだと語る厄介な輩が出てくるのは仕方がないことです。

だけど、僕から言わせてみれば残業50時間も異常!

というか、自分が辛い・辞めたい・しんどいと思ったら、その時点であなたにとってはオーバーワークなんです。一度、残業に関してもう少し踏み込んで考えてみましょう。

疲れ、たまってない?

労働による疲れは、知らないうちにどんどん蓄積しています。毎月50時間も余分に仕事をしているあなたは、人より多くの疲労がたまっているはずです。直近1か月間に、次のような自覚症状が出たことはありませんか?

  • なんだかわからないけど、無性にイライラする
  • なんだか落ち着かない
  • 憂鬱な気分でいることが多い
  • 眠りが浅い、もしくは寝つきが悪い
  • 仕事中にめちゃくちゃ眠いと思うことが多々ある
  • 起床後、なんだかぐったりした疲れがある

以上の質問は、疲労蓄積度合いのチェックでよく使われるものです。当てはまるものが多ければ多いほど、あなたの心と身体は疲れています。放置していると病気になったり、生産性が地に落ちたりする危険性があるわけです。

特に、眠りに関する項目に当てはまる人は、もう既に過眠症・不眠症といった病気かもしれないので注意しましょう。

うつ病の危険性もありますね。

だから、疲労蓄積度合いが高い人は残業時間が何時間かとか関係なしに、その仕事を辞めた方がいいわけです。何かしら、仕事があなたの大きな負担になっているということですから。

残業時間を減らすメリット

残業時間を50時間から、たとえば10時間に減らしたとしたらどうなるでしょうか。「そんな会社あるの!?」と思うかもしれませんが、ありますよ。世の中には、基本的に残業が無くてたまに少しある程度という会社が案外あるんです。そういう会社に転職したら、人生はどうなるでしょうか?

まず、僕が真っ先に思い浮かんだメリットが「プライベートの時間が増えること」です。

毎月残業50時間ということは、休日出勤を含めなかったら毎日2時間半程度残業している計算になりますよね。残業時間10時間なら、毎日少しずつ残業をしていたとしても30分程度の計算。もちろん、残業ゼロの日もあれば1時間の日もあるでしょうけどね。

単純計算して、毎日2時間程度はプライベートの時間が増えるわけです。

2時間あれば映画を一本見ることが出来るし、仕事終わりに駅前で飲むということも出来ます。家族との時間も持てて、ゲームも捗って、ゆっくりすることもできて…。

また、仕事の効率もアップしますよ。

残業が特別少ない会社は、会社全体が残業をあまり良いこととは捉えません。残業ばかりする会社は、「残業をした方が評価が上がる」ところが多いですが、残業が少ない会社は逆に残業は評価が下がる原因になります。

だから、早く仕事を終わらせようと作業の効率化を図るようになるわけです。

個人もそうだし、職場全体もそう。効率重視のシステムやマニュアルなどが用意されていて、今までよりも仕事がやりやすくなります。

そうやって、効率良く定時に仕事を終わらせて、プライベートの時間を持つことによって、今まで楽しくなかった仕事も楽しくなるんですよ。ゲーム感覚、「早く終わらせてやるにはどうしたらいいか」考え、クリアした褒美に「早く終わったら何をしてやろうか」と思いを巡らせる。

それが、仕事の楽しさというもんですよねえ。

残業が少ない会社に転職する方法

残業50時間だとしても、あなたが辛いと感じたのなら転職したらいい。周りがギャーギャー騒いだとしても、そんなのは雑音だ! 残業による疲れがたまっているのなら、人生を犠牲にしていると感じるのなら、残業が少ない会社に転職しよう!

その方法を、僕から紹介します。

最初に、『みなし残業』『固定残業』は要注意! これらはある程度残業をすることを見越して導入しているため、超過分の残業代が出る出ない云々を抜きにして、残業を避けたいなら避けるべきキーワードなんです。

固定残業を導入して得をするのは、数十時間残業があるところですからね。

また、残業代が支給されている人は給料が少しは下がることを覚悟しておきましょう。逆に、残業代が出ていない人は給料が下がることはありません。給料を上げるチャンスとも言えるため、少し上を目指してみるのも良いと思いますよ。

あとは、転職エージェントに登録するという方法があります。

転職エージェントに登録すると、残業が少ない企業の求人を紹介してもらえるんです。あなたが最初に、残業が多いから転職したいんだということを告げていればそれで大丈夫。さらに、入社前に求人に書かれていないような職場の実態を知ることもできます。

残業を避けるなら、使った方が良いツールですよ。

僕も、転職エージェントに紹介された求人に応募して、残業地獄から残業少ない会社に転職できましたから。

基本的に、以上の三つさえ頭に入れておけば残業が少ない職場に転職可能だと思います。ただ、最後にもう一つ言えることがあるとしたら、業界によって平均残業時間が異なるという点です。

広告業界・印刷業界・外食産業などは残業が特に多いし、各メーカーは残業が比較的少ないと言われています。残業が多い業界で働いているのなら、業界自体を変えることで残業を避けることが出来るということも覚えておいてください。

残業が普通という発想が狂気

50時間くらいなら問題ないとか、50時間程度でとか、勝手なことを語る人が多い。ネットを見てみると、残業50時間が辛いから辞めたいんですという人に対して否定的な人が目立ちます。

そういう人の根幹にあるのが、残業が普通という発想。

だけど、僕からしてみればその発想自体が狂気なんです。なかなかに狂った発想だと、思いませんか? あらかじめ定時が決められていて、一週間・一か月の労働時間に関しては法的根拠もあるわけですよ。

それを破ることが普通?

だけど、僕らは幼稚園児の頃から「約束は守りなさい」「決まりは守りなさい」と教えられてきたじゃないか。残業は、定時という約束・決まりを破る行為だから50時間だろうと何時間だろうと、あなたが疑問に感じた時点で悪なんだ。

だから、誰かに遠慮したり、誰かの批判に耳を傾けたりしないでください。

疲れてるんだろう? だったら、疲れが少なくなるように改善しようぜ。