残業100時間、地獄はここにあった。

月に100時間以上も残業をしたなら、息を吸う以外に何も自由が許されないような状態になります。仕事をして、短い睡眠を終えてまた仕事をして…。

その繰り返ししか許されず、完全に「会社という機械に組み込まれた小さな歯車」として動くことになるわけですよ。

そんなの辛すぎる!

今回は、元社畜の筆者が残業100時間の危険性を分析しつつ、どうやって退職や転職という行動を起こせばよいのかをお話したいと思います。

残業100時間、もはや人間ではない

人間とは何か!? 心臓が動いていれば人間か、人間として生を受けたから人間たり得るのか…。

そんなことを語ると哲学的な話になってしまいますが、僕はこう思うんです。

人間というのは、個人の尊厳が守られている状態において、自分の考えに基づいて動ける自由のある生き物のことを言うのだと。

そう考えたら、残業時間が100時間を超えている状態は、もはや人間としての扱いではありません。

社畜? 甘い、家畜だ。

家事すら、ままならない

月100時間も残業をしていると、家に帰って家事をする時間すらありません。毎日夜遅くに帰ってきて、コンビニ弁当を食べてすぐ眠る日々。

家事をする時間が無いから食器を使うこともなくなり、生ごみも出さないように生活をする。掃除する時間すらなく、起きた瞬間、窓から漏れる光に照らされるホコリを見てため息つき、出社。

しっかり家事が出来ず、どんどん不健康な生活になっていくわけです。

だって!

1日3時間くらいしか、自由な時間ないんだもの! 昼食の時間も、夕食も、風呂も、全部その時間でやりくりするしかないんだから家事なんてやれるわがない。しかも、疲れ切っているからやる気も出ない!

ハッキリ言って、異様。

友人と飲みに行く時間すらないというのは、おかしいです。

残業時間100時間、法改正があるけど?

2019年から、残業時間の上限が100時間未満とする労働基準法改正がスタートします。経団連がね、足引っ張ってこんな結果になっちゃったわけです。日本ブラック企業の諸悪の根源とも言えるような連中が、「断固上限100時間」と譲らなかったんですよねえ。

これは、管理職の人も対象となっています。

この上限というのは「毎月100時間までならオッケーやで」というものではなく、「繁忙期などは例外措置として100時間までならオッケー」ということ。そして、この例外措置は年に6ヶ月が限度とされているんです。

ただ、1年の半分は100時間残業が許されてしまうということ。

考えただけで恐ろしい…。

ただ、今回の法改正によって残業割増賃金50%が中小企業にも完全に適用されるようになります。さらに、繁忙期以外は月々45時間が残業時間の上限になるとのことです。それ以上の残業が必要になるなら、事前に36協定を締結する際、協定の中に「特別条項」という項目を加える必要がある。

毎月100時間という人はマシになるかもしれませんが、それ以外の人は割を食うかもしれませんねえ。

原則月45時間とされたとしても、こういう特別措置が許されてしまえば、結局のところ残業が多いという状況は変わらないでしょう。特別措置として許す際のハードルが高ければいいんだけど、恐らくはそうはならないと思います。

2019年の法改正に期待するよりも、転職したほうが手っ取り早いですね。

どのみち、一年の半分は100時間程度になってしまうわけですから。

今は何とか耐えられていても、いつか大変なことに…

過労死ラインは月の残業80時間以上としているけれど、人によって許容範囲は違います。

40時間残業も耐えられない人もいるし、100時間残業をギリギリ耐える人もいる。だけど、それはギリギリ耐えられているだけの話です。

問題が無いというわけは、ありません。

今は大丈夫だとしても、いつか大変なことになります。具体的に言えば、「うつ病」「過労死」「自殺」などの可能性があるわけです。可能性がある…というか、残業100時間の行く末は、十中八九それら三つのうちどれかだと思います。

うつ病になって自殺するか、うつ病になって働けなくなるか、過労死するか。

平成26年6月、1ヶ月最大で96時間程度の残業をしていた人が過労死したという事件が報道されていました。亡くなった方はスーパーの社員だったんですが、積み重なる残業によって脳梗塞を引き起こし、亡くなったんです。

その脳梗塞による死を、過労死と認定されたことが話題になっていました。似たような事例は、検索するとすぐにたくさんヒットします。一度、漁ってみてください。他人事では、ないはずです。

月の残業時間が100時間未満だとしても過労死するのに、100時間以上も残業をして過労死にならないわけがないですよね。

今の会社にいたら、いつか死ぬ。

あなたが今どれだけヤバイ状況なのか、自分自身で判断してみましょう。次の項目にたくさん当てはまる人は、過労死寸前かもしれませんよ?

  • 常に疲労感がある
  • 疲れがあるものの、眠れない日々が続いている
  • 後頭部に慢性的な痛みがある
  • 手足がよく痺れる
  • 動悸と眩暈が激しい

過労死は、多くの場合「心疾患」もしくは「脳の病気」が発症することによるものです。心筋梗塞・虚血性心疾患・脳卒中・脳梗塞などなど、昔からよく言われますよね。それらの病気の症状の一部が、以上のようなものです。

あとは、うつ病による過労自殺も最近はメジャーですね。あとは、ドライバーだと過労による睡眠不足から事故死するケースも多いです。

どちらにしても、上の状態に当てはまる人はヤバイということだけ覚えておいてください。

間違いなく言えるのは、あなたは死に近づいているということ。

生を、取り戻せ!

残業が月に100時間を超えると、あなたという人間は死に、家畜同然になる。

そして家畜生命すらをも終えてしまう可能性が非常に高く、辛いとか辞めたいとか感じる・感じないとに関わらず、今すぐにでも辞めてしまうべきです。

仕事を辞めるのは、簡単だ。

退職届を上司の机にたたきつけ、「2週間後に辞めます」と告げるだけでいい。2週間前に退職届を出せば辞められると、法律が裏付けてくれています。

退職後の仕事が心配なら、転職エージェントに登録してから辞めるとか、働きながら転職を進めるとか対策を打ちましょう。

転職エージェントに登録すると、求人探しをする手間と面接日程を調整する手間が省けるから、どれだけ忙しくても案外転職活動を進めることができます。

ただ、その間にもあなたの心身は蝕まれるから、残業100時間以上の人は今すぐ辞める方が僕はオススメですけどね。

とにかく、辛い、辞めたいと思うなら辞めちゃいましょう!

あなたという人間を、生を取り戻そうぜ。