自分だけ残業しない上司、いますよね。部下が残業しているところ颯爽と帰宅する上司に、部下としてはヘイトが溜まります。

オイコラ待てよと、チョ待てよと、言いたくなるのをグッとこらえて「お疲れ様でしたー」と言うしかない毎日。

とにかくムカつくし、気に食わない。何か対処法はあるのか?

そういう話を、したいと思います。

まず、残業しない上司の理由を知ろう

どうして上司だけ残業しないんでしょうか? ただ自己中なだけとは、限りません。その理由を探ることにより、ストレスはかなり減少すると思います。対策も見えてくるかもしれませんよ。

部下に帰りやすい雰囲気を作ってあげている(つもり)

上司が残っていると部下が帰りにくいということがあるため、上司が率先して帰宅して帰りやすい雰囲気を作っているのかもしれません。

ただ、どれだけ上司が早く帰ろうが全体の業務量が減るわけではないため、部下からすると「は?」と言いたくなりますけどね。クソ忙しいときにも残業を減らすためと早く帰られると、かなりうざいです。

ただし、こういうタイプの上司は悪気はないので下から指摘してあげれば改善される可能性が高いです。

こういうタイプの人は、帰宅を促す発言をすることが多いため、判別は簡単。「あまり残業するなよー」「まだ終わらないの?」「どれくらいかかる?」などの発言が、キーです。

年により残業ができないのかもしれない

よく上司陣が語るのが、昔は残業できたけど最近は体が追い付かないということです。定時を過ぎるとエネルギー切れを起こすため、集中力がもたないと判断して残業をしない可能性があります。この可能性は上司の年齢が高ければ高いほど増すものです。

観察してみて、超絶疲れている感じがしたなら、加齢によるエネルギー切れでしょうね。

管理職には残業代が出ないから

管理職は残業代が出ないということから、残業を極端に嫌うというパターン。名ばかり管理職の場合に残業代を出さないのはアウトですが、正真正銘管理職の人なら残業代が出ないこともザラにあります。

部下よりも上司のほうが、残業に対するモチベーションが圧倒的に低いわけです。

残業代が出ないなら残業しても無駄だと考え、上司は残業しないのかもしれません。まあ…自己中な考えではありますが。

管理職としては健全と言えなくもない

管理職としては、残業をしない方が健全だという声もネットだと結構見られます。

管理職の仕事というのは、部下に仕事を回して管理することですよね。自分が部下と一緒に残業地獄になり仕事の山に埋もれてしまうと、全体を見渡すことが困難になります。そうなると管理することができなくなり、管理職失格になってしまうんです。

部署内の仕事を回すことが仕事だから、管理職たる上司は残業をしないのが健全と言えなくもありません。

しかし、本当にまじで優秀な管理職は、残業なしで仕事を回そうとしますけどね。

残業しない上司のせいで被害を被っているときの対処法

上司だけが残業しないことにはもっともらしい理由もたくさんあるし、健全な状態と言えなくもありません。ただ、部下からすると関係ない話ですよね。自分たちは残業しているのにお前ばかり帰りやがって…と。それなら、自分が残業しないように動けばいいんだ!

対処法1:仕事の効率を高める

部下も早く帰宅するには、仕事の効率を高めるしかない!

一度、職場全員で業務効率化のための会議を開くことを上司に進言することをオススメします。ダメだと言われたら、先輩たちを巻き込んで業務外に行いましょう。効率改善案を完成させ提出させれば、上司は喜ぶはずです。

自分に面倒がふりかからず、なおかつ効率が上がるとなると上司にしてみれば良いこと尽くしですからね。

一応、僕からも「個人が出来る効率アップ方法」を紹介します。

「今やるべきことだけに集中する」という方法です。

人間はマルチタスクをしようとすると、集中力散漫になり効率が落ちます。

今やるべきことだけに集中するには、タイムスケジュールに「その時間にやるべきこと」と「その時間にやらなくても良いこと」とを書くことが大切! やらなくても良いことの項目に入れたことは絶対にやらないようにしましょう。

やるべきことはなるべく決めた時間に終わらせるようにし、「その日にやらないといけないこと」を確実に定時で終わらせるようにします。

そうすれば、今日やるべきことは全部終わっているため定時帰宅を正当化できるのではないでしょうか。明日やれることは、明日やればいいんですよ。

ただし、マルチタスクがダメというのには一部例外があります。

勉強中・仕事中に音楽を聴きたいという人も多いのではないでしょうか。僕もそうです。

許されるなら聞けば良いとは思うものの、基本的に音楽は集中を妨げてしまうためNGとされています。脳は音楽を聴きながら仕事することでマルチタスクになるためですね。

ただ、無音で集中するとすぐ疲れるという人は、適度に集中力を外に流してあげることで長く集中力を保つことができる場合があります。

そのときは音楽というよりも、環境音を聞くようにするのが良いでしょう。

クリエイティブな仕事をしている人は、好きな音楽を聴いてみると効果的なんです。アイデアを思いつくときには拡散思考という、集中と逆のことをする必要があります。

適度にマルチタスクを取り入れることで、効率が上がることもあるわけです。

音楽が許される職場なら、取り入れてみると良いでしょう。

対処法2:さらに上の上司に相談する

残業しない上司よりもさらに上の上司に相談をすることで、上司の態度が改善されることがあります。

「上司さんが残業しないのが原因で、部下の負担が増えすぎて困っているんです」とか「職場全体の業務に支障をきたしています」とか報告し、残業しない上司に働きかけてもらいましょう。

上司の上司が動いてくれるのは、仕事のサイクルに明らかな支障をきたしている場合です。それを職場の人たちで訴えかければ、注意などの対応に出てくれます。

対処法3:上司がいない空間を快適空間に変える

上司が残業をしないというのを、ポジティブに解釈しましょう。

「やった! 上司がいない! 鬼の居ぬ間に洗濯じゃい」とね。上司が一緒に残業をしたとしても、残業しないといけないことに変わりがないとしたら…。上司がいないほうが、楽しく快適に仕事ができるんじゃないかと思います。

先輩や同僚たちと協力をして、残業の精神的ストレスを少しでも減らせるような雰囲気づくりをしてみましょう。

それがうまくいけば、残業しない上司のことなんか気にならなくなります。

たとえば、声を掛け合うだけでもかなり楽になると思いますよ。アイデアを出さないといけないときには全員に音楽を解禁するとか、「一番遅い奴が一番仕事を早く終わらせた奴に明日コーヒーをおごること」と決めて仕事するとか、やり方はさまざまです。

自分たちなりに工夫してみましょう。

対処法4:最終手段・転職

どう考えたって終わるはずがない量の仕事を受注したり、人員が不足しているのにそのままだったり、職場自体に問題があるケースも多いですよね。そういう場合、ここまで紹介した対処法は全く通用しません。

自分たちの負担はなくならず、終わりが見えなければ楽しくもならず、個人が効率化を図ろうともどうしようもならないんですよね。

職場自体の問題は、職場全体をマネジメントしないと変わりません。

だから、選択肢は我慢し続けるか、転職するかのどちらかしか残らないんです。

精神的余裕があるうちに、転職活動だけでも始めておきましょう。転職エージェントに登録し、どんな求人があるのかを見たり相談したりするくらいは、これから始めておくべきだと僕は思います。

結局のところ、大事なのは?

結局のところ、残業しない上司を「この野郎」と思うよりも、自分自身や職場全体の作業効率を上げて残業を減らすことを考えたり、上司がいないことを好意的に考えた方が早いし健全です。僕が紹介した方法だけではなく、さまざまな効率改善方法を試してみましょう。

ただし、「上司だけ残業しないのがおかしい」というよりも、自分たちがいつもいつも残業しなければなない状況がおかしいのではないかと疑うことも大事です。

最終手段の転職というのも、考えてみてくださいね。