郵便局の仕事にあるもの…安定。
郵便局の仕事に足りないもの…待遇。

日本郵便自体はブラックと言い切れませんが、ホワイトとも言い切れないんですよね。職場にもよりますが、結構グレーです。

ノルマが厳しく初任給は低いものの、一応完全週休二日制でサービス残業も特にありません。休日出勤は、たまにありますけどね。

公務員時代の名残なのか、今時珍しく終身雇用前提というのも魅力です。

ただ、実際働くと厳しい面があって辞めたいと思う人が多いのも事実。

そんな人たちはどんな悩みや不満を持って転職したのか、転職先に選ぶのはどういったところかなど、転職に踏み切る際に気になる部分をまとめて紹介しましょう。

郵便局を辞めたくなる理由として多いのは…

調べてみると、「ノルマ」と「待遇」を辞めたい理由に挙げる人が多いです。

郵政が民営化されてから、郵便局で働く人たちにノルマが課せられるようになりました。貯金口座新規開設ノルマ、投資商品や年賀はがきの売り上げノルマなど、働く人間の役割に応じて様々なノルマが課せられています。

事務なのに年賀はがきの営業に駅前ビルに行かなきゃいけなかったり、年末になると郵便局外での仕事も増えますよね。

特にこの年賀状というのが、過酷。売り残ったら自分で買い取らなければならなくなり、買い取った年賀状をどうすることもできず金券ショップで売り払うという郵便局員が、とても多いんです。

社会問題としても広く知られるようになり、問題視もされていますが、それでもまだこの状況は変わりません。

また、待遇が低いというのも悩みの種です。

知り合いに四年制大学新卒で日本郵政に入社し、郵便局で働いている人がいます。その人の初任給は、なんと16万円程度でした。四年生大学卒なら、最低でも手取り18万円、高くて22万円程度が相場というものでしょう。

今時、派遣社員でも16万円なんてなかなかありませんよ。

派遣でもフリーターでも20万円以上稼ぐ人が多いのに、新卒正社員で16万円…やってられませんよね。待遇が悪くても仕事が厳しすぎず、雇用が安定しているなら続けられますが、給料が低くて仕事も厳しいというのでは、いくら雇用が安定しているとはいえ、続けるのは難しいです。

郵便局は我慢すれば終身雇用。でも…

郵便局の仕事を悩んでいる人に、言いたいことがあります。

悩むくらいなら、辞めたほうがいいということです。郵便局という職場は、辛抱してしがみつくほど良い職場ではありません。

我慢すれば終身雇用と言いますが、裏を返せば定年まで我慢し続けるということです。

そんなの過酷すぎませんか?

今でさえ「辞めたい」と悩んで「郵便局 辞めたい」などと調べ、これを読んでいるような状況なのに、終身雇用なんて無理ですよね。

石の上にも三年と言いますが、「自分はどうして石の上にいるのだろう」と疑問を持てば、石の上になんて座ってられなくなります。

だから、我慢すれば終身雇用というのは、間違いです。

また、郵便局は案外競争率が激しいですよね。そんな中勝ち抜いて就職したんだから、転職市場を戦い抜くことだってできるはずでしょう。

郵便局に就職したことと、ここで働き続けることに比べれば、一般企業への転職なんて楽なもんです。

郵便局に就職できた人なら、異業種転職でもやっていけます。

郵便局からのおすすめ転職先はココ!

転職をするなら、次はどんな職種に就くのかをしっかり考えないといけませんよね。

前々から興味があった仕事がある人は、それにチャレンジしてみれば良いでしょう。ただ、そういう職種が無い人は、転職先選びで路頭に迷うことが多いです。

郵便局勤務の経験を活かせる転職先や転職先選びの注意点などをまとめみたたので、ぜひ参考にしてみて下さい。

郵便コースの人の転職先選び

郵便の仕事と言えば! な感じがしますよねえ。郵便物を住所事に仕分けしてから実際に届けるという郵便業務を行うのが基本だけど、年賀状などの郵便商品を営業するのも仕事のうちです。

そんな郵便コースの仕事経験を活かせば、営業職に転職しやすいと思います。

営業職の仕事は、客先を訪問して自社商品やサービスをオススメすることです。特に新規顧客を開拓するタイプの営業活動は、たくさんの件数を回ることが大事になってきます。

郵便の仕事も一日にたくさんのお客さんの家を回るために、効率化を考えないといけませんよね。その経験がそのまま営業に活きるし、郵便商品の営業経験も営業職にガッツリ活きてくるわけです。

トラックの免許をとれば、トラックドライバーにもなれます。営業職と違って、今の仕事の経験がほとんどそのまま反映されるでしょう。

あとは、運転が苦にならないならタクシードライバーを転職先に選ぶことができると思います。街中を駆け回るという点では似ているし、タクシードライバーも実は地道な営業が大事で…案外郵便コースの仕事と似ているんですよ。

ただ、営業活動が辛いと思っている人や、外で活動することがしんどいと感じている人には事務職のほうが良いと思います。

郵便コースの悩みのほとんどが、解消されますよ。

窓口コースの人の転職先選び

郵便局窓口でサービスの提供・商品の提案などをし、営業活動を行うこともある窓口コース。窓口の仕事は結構量が多くて、意外と大変なんですよねえ。

郵便コースよりもお客さんと密にかかわるからクレーム対応などもしないといけないし、コミュニケーション能力と効率的なタスク処理が必要になります。

その経験を活かすと、こういう仕事ができるのではないでしょうか。

  • カウンター販売
  • ホテルのフロント
  • 一般事務
  • 企業の受付事務
  • 総務

カウンター販売の仕事は、ほとんど郵便局の窓口コースと変わりません。基本的には店頭でお客さんの受付対応をして、商品・サービスを提案する仕事です。窓口コースの販売促進活動が本業になった感じですね。

通常の営業に比べて、自分からガツガツと行動する必要が無く、残業も少ないのが魅力です。郵便局窓口コースより給料が高く、業務の幅が狭くなると思います。

保険・不動産などの業界に多いですよ。

郵便局窓口コースの仕事で培ったコミュニケーション力を強化する方向で考えると、ホテルのフロントの仕事がオススメ!

営業活動をする必要はなく、仕事内容もほとんどが受付対応のみとなります。それに準ずる事務処理はあるものの、基本的に本来のサービス提供や接客に集中できるのが強みです。

郵便局窓口の業務の幅が広すぎて手が追い付かない! という悩みが、解消できます。

窓口で行っていた事務処理経験を活かせば一般事務にもなれるし、企業の受付事務の仕事も郵便局窓口の仕事と似ているため転職先の候補に入るでしょう。

また、効率的にタスクを処理する能力は総務にも活かせます。総務は様々な種類の仕事を扱うため、タスクを効率的に処理していかないといけないんです。頭の切り替えも大事になります。

窓口コース経験者には、向いているのではないでしょうか。

JP金融アドバイザーコースの人の転職先選び

JP金融アドバイザーコースから、金融の仕事や保険の仕事に転職するというのは、凄く王道に感じます。ただし、王道というのは言葉を悪くすれば「安直」ということです。あまりに安直すぎる転職先選びは、今の仕事の悩みを違う場所でそのまま引き継いでしまうことになりかねません。

大事なのは金融アドバイザーコースの仕事で何を得たのか? どんな悩みを解消したいのか? ということだと思います。

この仕事で得たことを活かせて、悩みを解消できるという両方の要素を満たす仕事もあると思うんです。

個人的にそうだと言いたいのが、法人ルート営業の仕事。

JP金融アドバイザーは言い換えれば、金融の渉外営業ですよね。顧客の自宅・職場にお邪魔して商品を提案するという経験は、そのまま営業職全般に活きます。ただし、この仕事が大変なのは保険や金融という商品を売るのが難しいということです。

だから金融・保険の営業はダメ。

他にも、「ノルマが厳しい」「忙しい」「テレアポがある」などの悩みがあります。そうなると、新規顧客の開拓はやめておいたほうが良さそうです。

以上から、法人ルート営業がオススメということになります。

既存顧客との関係維持と、既存顧客のアフターサービスがメイン業務。営業活動もするけどガツガツとはせず、ノルマも残業も比較的少なめ。JP金融アドバイザーコースから転職するときの転職先としては、かなり良いと思いますよ。

一般職からの転職先選び

一般職は役職登用と引っ越さないといけなくなる転勤が、ありません。転勤したくないから一般職を選ぶ人が多いということを考えると、転職先の条件には「転勤なし」が絶対条件として入ってくるでしょう。

ここは転職エージェントを使って、求人探しをするときに気を付けるべきところですね。

オススメの転職先に営業職関係が入ることが多いものの、営業は大きな会社だと違う支社に転勤になることがあります。それを防ぐには、支社の数が少ない会社に入るなどの工夫が必要でしょう。

逆に、今度はバリバリ働きたい! 転勤も別に良いよという人は、営業職がオススメ。

僕としては、一般職からの転職先選びは事務・バックオフィス関係が良いと思います。

一般事務・経理・総務・人事などのバックオフィス系の仕事には、転勤がありません。ただ、一般企業にはそういう一般職と呼ばれる仕事だとしても役職がつくことがあります。

郵便局の一般職を続けるよりも、出世の可能性が飛躍的に向上するのでは?

地域基幹職からの転職先選び

営業職・事務関係の仕事・ホテルなどのサービス業・カウンター販売などなど、たくさんの転職先が考えられると思います。地域基幹職は管理者・役職者候補が期待される仕事なので、転職先には敢えて幹部候補の求人を選ぶと良いでしょう。

特にサービス業の求人は、幹部候補がたくさんあります。

自分の興味があるサービスの求人を探せば、自然と幹部候補求人に行き当たるくらいです。調子が良い企業ほど店舗展開をしたいし、サービスの種類も増やしたいですからねえ。新しく雇うなら幹部候補くらいにしないと、少し割に合わないんです。

地域基幹職からなら、十分幹部候補を期待してくれると思います。

逆に、今度は落ち着きたいということなら一般職の人にオススメしたバックオフィス系や、カウンター販売などがオススメです。

【最後に】自分のスキルや特徴を考え、いろいろな転職先候補を検討することが大切

オススメの転職先に関しては、僕なりに郵便局員のよくある悩みや現状を考えたうえで絞り出した案です。

あくまでも参考程度に留めていただき、自分の経験やスキル、性格や特徴、希望条件と照らし合わせながら職探しをしてください。

営業や事務周りから派生させて考え始めると、案外たくさんの転職先候補が出てきます。

それだけ、人間ひとりひとりの未来は多岐にわたっているということです。郵便局に終身雇用されなくても、死ぬまで生きていけますよ。