カーディーラーの事務、越境しまくり説。

車屋にはたくさんの仕事があるのに、どうしてだろう? 職場の人数はそこまで多くはないんですよね。だから自然とひとりあたりの負担が大きくなり、辞めたいほど仕事が蓄積されていくのではないでしょうか。

そんなカーディーラーの事務を辞めたい人の悩みや仕事内容を分析し、転職先の候補を僕なりに示してみたいと思います。

え? 転職は前提なのか? その通り。

カーディーラーの事務は仕事の垣根が低すぎる

カーディーラーの事務と言っても、仕事内容は幅広いですよね。

月間の商談成立件数を計上したり、納車の際に必要となる書類を作成したりという一般的な事務の仕事もあります。そのうえ、新車登録に必要な登録作業もあり、大変です。点検予定・車検予定のスケジュール管理や、DMの送付作業も行います。

そのうえ、受付やお茶出しまで兼任させられることが多いんですよねえ。お客様からの整備予約や商談予約の電話も対応しないといけないし、そのときの専門用語もしっかり理解しないといけません。

また、新車登録のために警察署や役所・陸運局に赴くこともあります。

普通、営業が行くんですけどね。

あとは、店内装飾という総務的な仕事もあり、金銭管理すらも行うことがある。

基本的に以上の仕事をほとんど事務が担当するというのは、おかしな話です。経理だけは分業しているところもありますが、それでも経理兼フロアスタッフなど完全分業ではないのが辛いところですよねえ。

本当、仕事内容の垣根が低い! 分業体制が整っていません。

整っている職場だとしても、「忙しいから」という理由ですぐ越境します。

自賠責など難しい仕事もあるから、分業して効率上げたほうが絶対良いんですが、それほどの人数をディーラーに置くことはできません。営業の人数を増やしたいから、事務系は少なくなり、一人当たりの負担がとんでもないことに…!

以上、車屋の事務にありがちな悩みと不満でした。

仕事の専門性を高めて転職。道は枝分かれしているよ

カーディーラーの事務を辞めたいなら、自分の仕事の専門性を高めて転職をしよう! カーディーラーの事務の仕事というのは、かなり枝分かれしているんです。

たとえば、一般事務・営業事務・受付・総務・経理・購買部・コールセンターなどなど…。自分が今やっている仕事のどれかひとつの専門性を高めるだけで、これだけの仕事が転職先として選べるようになります。

個人的にオススメなのは、一般事務・営業事務・総務・購買部あたりでしょうか。

一般事務は、言うまでもなくデータ入力や書類作成などの経験を活かすという道ですよね。営業事務は、ディーラーの営業のサポート業務を行った経験を活かす道。総務は「諸々の雑用や店内装飾などの経験」を活かす道で、購買部は「発注作業」の経験を活かす道です。

その職種事態は未経験だったとしても、その業務経験と近い経験をしたというのは大きなアピールポイントになります。

要はその仕事をするための下地が出来ている状態なので、後はそこに仕事を教えるという化粧を施すだけでいいわけです。中途採用としては教育の手間が少し省けているため、企業はありがたいんですよ。

同じ未経験を採用するなら、絶対下地があるほうが有利。

転職エージェントを使って適切なアピール方法を学んだり、アドバイスを得たりするのも効果的です。キャリアコンサルタントに自分をプッシュしてもらうというのも、転職を有利に進めるための方法として有効だと思います。

サービス業も向いているかもしれないよ?

ここからは凄く個人的な意見になるんですが、僕としてはカーディーラーの事務には飲食店やサービス業も向いていると思うんです。飲食店はホールにも調理師にも向いている可能性が高いのではないでしょうか。

あれだけたくさんの仕事を行わないといけないのだから、仕事の順序を立てる力が自然と身につきますよね。調理に大事なのは物事の順序をしっかり把握して、その通りに効率よく作業を進めることです。

ホームスタッフも順序立てやタスク・スイッチングが求められます。

だから、飲食店全般に向いているというわけです。

あとは、サービス業ならホテルのフロントが良いと僕は思います。

ホテルフロントの仕事は受付とデータ入力などの事務作業です。可視化されているところだと、ホテルフロントの奥に事務作業スペースを置いているホテルを見ることがあります。彼ら彼女らはカーディーラーの事務の「受付に特化したバージョン」なのかもしれません。

ホテルに関しては男女比を自由に選べるという利点も、ありますよ。

フロントスタッフを女性ばかりで固めているホテルも多いし、逆に男性スタッフのほうが多い職場も案外たくさんあるんです。

カーディーラーの事務は色々な経験をしている人が多いから、仕事に直結していることから間接的に経験を活かせるものまでたくさんの転職先が考えられます。仕事は大変だったかもしれないし、辞めたいほど辛い・キツイかもしれません。

だけど、これからの人生をよりよくするための選択肢は、目の前にたくさん広がっています。

もちろん、全く違う道を選ぶのもいいでしょう。

自分の経験してきたことに自信を持ち、それが活かせるのだとアピールする姿勢! それこそが、何よりも大事なものだと僕は思います。