テレビ制作会社を辞めたいと思う理由は、さまざまだと思います。人によっても、職種によっても違ってくるでしょう。

そこで、頻繁に挙げられる「辞めたい理由」をまとめ、あなた自身の状況整理のお手伝をしたいと思います。

そのうえで、転職戦略を紹介しましょう。

テレビ制作会社にありがちな悩みをまとめてみた

1.激務

テレビ制作会社はとにかく激務。

特にADはひたすら連勤をすることになります。ネットには「150連勤」という声もありました。

このままでは「死」の危険性があります。

体が死ななくても、心とか、自我とかが死ぬかもしれません。

激務が辛いと思うのなら、仕事が好きだったとしても転職を考えてみるべきだと思います。

仕事が特別好きじゃない人はなおさらです。

真剣に今後のことを決めましょう。

2.雑務が多い

雑務が多いのはADの宿命でしょうね。

たとえば、ケータリングの手配を突然頼まれることがある。唐突過ぎるため店には断られることも多いでしょう。それでもめげずに食い下がったり、他の店を探したり…。大変ですよね。

ときには仕事をしっかりこなしたのに怒られるという、理不尽なこともあるでしょう。

それでも、たまにカメラを持たせてもらったり、タレントさんとの打ち合わせに呼んでもらったりワクワクすることもあるわけです。

だからこそ「この仕事に食らいついていこう」と考える人がいるんだと思います。

だけど、辞めたいという気持ちは、一度芽生えたら簡単なことでは消えません。

一度、真剣に転職を考えてみてはいかがでしょうか。

3.仕事が面白くなくなった

仕事が面白くなくなったから今の会社を辞めたい。

編集やカメラマンのように技術系の仕事をしている人には、よくある悩みです。

制作会社にはそれぞれの「特徴」があります。

同じ会社の制作物は、編集の仕方や撮り方が似通ってくるわけです。

最初はそれでも面白いかもしれません。だけど、長く勤めると慣れてきますよね。

その「慣れ」が面白くないということにつながるのではないでしょうか。今の会社に勤め続けても、ますます面白くなくなる可能性が高いです。

仕事を面白くするには、面白い仕事ができる会社に転職するしかないのではないでしょうか。

テレビ制作会社を辞めたい人の転職戦略

1.面白い仕事ができる転職先の選び方

面白いと感じる仕事ができる会社に転職するには、まず「自分がどんなことを面白いと思うのか」を知る必要があります。

どんな映像の編集がしたいのか。どんな映像を撮りたいのか。

一度考えてみましょう。

そして、それを叶えるための会社や業種を探るんです。

たとえば、「Youtuber事務所」「映画製作会社」「下請け編集会社」などに編集やカメラマンの需要があります。

それぞれテレビ制作とは全くテイストが違うため、面白くなるでしょう。

ただ、会社勤めになると結局は「その事務所・制作会社のテイスト」に縛られることになります。慣れてしまえばまたつまらなくなるかもしれません。

もっと自由に面白く仕事がしたいと思うのなら、フリーになるのはどうでしょうか?

今どきはネットで案件を取れるので、フリーになるハードルはそう高くはありません。

特に編集者はYoutubeなど個人の映像制作者が多くなったため、需要が高いんですよ。

また、映像カメラマンの案件は決して多くはありませんが、需要はあります。写真も撮れる人なら案件数はグーンと多くなり、安定して稼げるようになるのではないでしょうか。

面白い仕事がしたいと思うのなら、独立を含めて、転職を考えてみることをオススメします。

2.テレビ業界で昇給を狙う方法

経験を活かして転職すれば、昇給を狙うことができる可能性があります。

自分の経験を相手に的確に伝える必要があるんです。

そのためには「相手に伝わりやすいアピールの方法」を知らないといけません。僕が営業マンとして相手に商品をより良く伝えるために学んだノウハウを、紹介しましょう。

履歴書や面接官に「この人を雇いたい」と思ってもらうことが、ゴールになります。

彼らにそう思ってもらうには、「自分こそ、彼らが欲しがっている人材である」ということを伝えればいいんです。

そのためには、自分の経験と能力・適性の洗い出しが必要になります。その方法は後述しましょう。

経験と能力・適性を洗い出したら、相手がどういう人を欲しがっているのかを予測します。

これを予測するには、応募する企業の価値観や制作のテイストなどを調べるという方法があるんです。

相手は自分の会社の価値観や制作テイストに合う人材が欲しいはずですから。

自分がそれらに合う人材だという証拠を、自分の経験から引っ張りましょう。

それを相手に伝えれば、昇給は夢ではありません。

3.経験を洗い出そう

これは、昇給のためだけじゃなく、転職全体に使える方法です。

能力や適性を洗い出すには、過去の制作実績や仕事内容、成功体験を洗い出す必要があります。

特に、上司や先輩に褒められたことや自分なりにうまくできたと思うことを、洗い出しましょう。

それらの中に能力や適性が潜んでいます。

能力や適性を発掘するには、「なぜ褒められたか」「なぜうまくできたのか」を自問自答することが大切です。

そうすれば、次のような能力や適性を見つけることができます。

「カット処理がスムーズ」と言われた場合。なぜカット処理がうまくできたのかを自問自党する。その答えは、たとえば「細かいところに気が回るから」「細かい作業が得意だから」「丁寧に仕事をしているから」などになるでしょう。

これがそのまま、履歴書や面接で自分をアピールする材料になります。

テレビ制作会社を辞めたい人におすすめの仕事

1.他業界のディレクター

ADやディレクターの転職先には、ゲームディレクターやWebディレクターがおすすめです。

ゲーム業界でもWeb業界でも、ディレクターの仕事はそんなに変わりません。制作をとりまとめて、スケジュールと人材を管理することです。

業界が変われば仕事の忙しさも工程も変わります。テレビ業界には激務を解消できる会社がなかったとしても、ゲーム業界やWeb業界にはあるかもしれません。

ただし、ゲーム業界でもWeb業界でも、経験を積まないとディレクターにはなれません。

時間はかかりますが、それでも興味があるという人は、他業界のディレクターを目指してみるのも面白いのではないでしょうか。

2.アニメ制作進行

アニメ制作進行の仕事は、ディレクターと似ています。

まず、自分が担当する話数にアニメーターを振り分ける。必要なら下請け会社やフリーアニメーターなどにも声をかけ、人員を揃えます。

それから納期の管理をして、納品が遅れそうな人には事前に追い込みをかけるんです。そして、原稿の回収をして原稿が全部揃ったら動画マンや演出などに仕事を投げます。その後も放送まで責任を持ってさまざまなことを管理する。

テレビ業界のディレクション業務と、通ずるところがあるのではないでしょうか。

さらに、制作進行は未経験歓迎の求人があります。アニメーター経験者が就くことが多い仕事というわけではありませんからね。

以上のことから、僕はディレクターにはアニメ制作進行をおすすめしたいです。