調査してみると、塗装工の仕事には体力的にも精神的にも辛い場面が多いようです。「塗装工(ペンキ屋)を辞めたい」と悩んでいる人も少なくないのではないでしょうか。

そこで、今回は、塗装工を辞めたい理由を分析しつつ、おすすめの転職先を紹介したいと思います。

ぜひ参考にしてみて下さい!

塗装工を辞めたい理由

塗装工の悩みや退職理由を調査したところ、次のような悩みを語っている人が大勢いました。

  • 収入が不安定
  • 長く続けていけるか不安
  • 福利厚生が利用できない
  • 先輩や親方からのパワハラやいじめ

それぞれ詳しく見ていきましょう。

収入が不安定

塗装工の給料は、サラリーマンのように一定ではありませんよね。

日給8000円~15000円あたりで働き、勤務日数によって給料が決まるというケースが塗装業界では多いです。

毎月25日出勤すれば月給は20~40万円程度になります。

薄給とは決して言えませんが、不安定ですよね。

屋外作業の場合は天候によって左右されてしまいます。雨が多かったり台風で連日作業ができなかったりすると、収入が激減するんですよね。

収入が安定しないため生活も不安定になり、ストレスを抱えている人が多いのではないでしょうか。

長く続けていけるか不安

塗装工を長く続けていけるか不安だ、という意見をネットでよく見ます。

塗装工の仕事には危険が多いですからね。高所作業には落下の危険性があります。発がん性物質を含む有機溶剤系の塗料を扱うため、病気の不安もありますよね。

そして夏には長袖・長ズボン・マスク・ゴーグルのフル装備で熱中症になりかけ、冬はものすごく寒い…。

また、塗装工は体を酷使する仕事です。外壁塗装の際には立ちっぱなしになり、屋根や床を塗装する際には長時間しゃがみ続けることになります。腰痛、手足のしびれに悩まされる人が多いです。

危険があり体力を酷使する仕事だから、年を取ってからも続けていけるかがわからず不安になりますよね。

福利厚生が利用できない

ペンキ屋は福利厚生をいい加減にしている会社が多いですよね。

そもそも福利厚生が無かったり、あったとしても周知していなかったり…。利用しようとしても手続きが遅くてなかなか利用できないこともあるでしょう。

また、業務委託や請負として働いている場合は福利厚生が全く受けられません。社会保険にすら加入できませんし、確定申告を自分で行う必要もあります。

会社からさまざまな補助が受けられず、塗装工を辞めたいと思っている人もいるでしょう。

先輩や親方からのパワハラやいじめ

先輩や親方から怒鳴られたり、ミスをして人格否定をされたり、ペンキ屋はパワハラが多いです。論理的に叱れば良いのに「バカが!」とか「クズ!」とか暴言で怒ってくると、イライラするしバカらしくなりますよね。

また、いじめが横行しているペンキ屋もあります。

職長の機嫌を損ねたら徹底的に無視されて段取りすら教えて貰えなかったとか、作業を妨害されたとか、怪我をしそうな危険行為をされたとか…。ネット上にはさまざまな体験談がアップされています。

そんなグダグダな人間関係に嫌気が差している人は多いでしょう。

塗装工を辞めたい人におすすめな転職先

塗装工から転職したいけど、どんな仕事に就けばいいかわからない…。そんな人も多いと思います。

これから塗装工におすすめの転職先を紹介しますが、以下の仕事はあくまでも転職先の一例として参考にしていただければ嬉しいです。

清掃

塗装工の仕事は、単に塗れば良いだけのものではありませんよね。仕上がりが美しくなるよう、丁寧に塗装を仕上げることが要求されます。

清掃の仕事も、「より綺麗に美しく」なるように丁寧に細かく作業をしなければなりません。

塗装工の「細かな作業が得意」という能力を清掃業で活かすことができます。

また、塗装工には段取りが大切ですよね。さまざまなタスクの優先順位を決めて、その通りに作業しなければスムーズに作業を終えることができません。

清掃は順番を考えて作業をしないと、二度手間になることがあります。たとえばホテルの清掃の場合、布団を片付けてから床の掃除を開始しなければ、布団を畳むことによって埃が出てしまって二度手間になりかねませんよね。

塗装工の段取り能力も清掃に活かせます。

塗装工は清掃に向いていると言えるのではないでしょうか。

警備

警備にはさまざまな種類があります。塗装工を辞めたい人にオススメしたいのは、施設警備です。

施設警備は巡回時以外は、座り仕事が多いんですよ。防災カメラのモニター監視や、警備室内での出入り管理などです。塗装工の「体力」に関する悩みが解消される可能性があります。

また、施設警備は一人で行動することが多いため、職場の人間関係に悩まされにくいんです。

そもそも人間関係が希薄になりがちだから、パワハラもいじめも発生しない傾向があります。

施設警備に転職すれば、塗装工のさまざまな悩みを解消できるのではないでしょうか。

事務職

事務職は体を酷使することがなく、危険もありません。年収は平均で300~350万円程度と決して高くはないものの、勤続年数に応じて安定して伸びていく傾向があります。各種手当や有給休暇に関しては会社によりますが、事務職は営業などと比べると比較的有休が取得しやすい仕事と言われているんです。

自分のペースで、安定して働けます。

また、事務職は丁寧に作業をすることが求められる仕事です。丁寧にミスなく書類を作成し、管理しなければなりませんからね。

塗装工もムラなく美しく塗るために、丁寧な作業が要求されるでしょう。

塗装工の丁寧さを活かしながら、塗装工の悩みのほとんどを解消できる仕事だと言えるのではないでしょうか。

修理工

修理工は時計、携帯、パソコン、カメラ、靴などさまざまな物を修理する仕事です。修理屋によって専門分野があり、「時計の修理屋」なら時計の修理のみを行うことになります。

修理工に求められるのは、手先の器用さと丁寧な作業です。

修理作業は少し手元が狂うだけで、修理を行う前よりも状態が悪くなることがありますからね。

修理工は、塗装工の手先の器用さと丁寧さを活かせるのではないでしょうか。

料理人

お店で出される料理は、メニューを考案した人が細かく計算した結果「最適だ」と思われるレシピになっています。食材の大きさから火入れの時間まで、しっかり守らないといけません。

そのため、手先が器用でなおかつ丁寧に仕事をする人じゃないと勤まらないんです。

また、料理をスムーズに提供するために、それぞれの作業を最適なタイミングで行う必要があります。段取り能力も重要です。

塗装工の仕事で培った手先の器用さ、丁寧さ、段取り能力を料理人に活かせますよ。