auショップ店員は、契約社員・アルバイトに人気がありますよね。ただ、auショップの正社員はきついとネットでよく言われています。
携帯販売の正社員に将来はあるのかと言うことを気にする人も多く、結果「auショップの仕事を辞めたい」と語る人が多くなるんです。
どうしてそんなにみんな辞めたがるのか? auショップからの転職に適した転職先は?
僕なりにじっくり考察してみました。
auショップを辞めたいと思っているみんなが抱えている理由は?
auショップの仕事を辞めたい! と語る人の多くが、「ノルマ」という単語を出すんです。
auショップだけじゃなく、携帯ショップ店員には厳しいノルマが課されています。ショップ店員は商品を売ってナンボ、売らなければクズという世界ですからねえ。売れる奴が正義、売れない奴には人権が無いという考え方は販売業全般に通じることです。
延々とノルマに追われ続ける毎日に、疲れた…。
しかも携帯業界は年々プランも商材も増えてきていて、それぞれにノルマがあるから本当にきついですよね。正社員ともなると責任がバイトよりも大きくなるから、プレッシャーもハチャメチャにきつくなります。
売って売って売りまくれ! とせっつかれて、マイペースに仕事ができないのが辛いですよねえ。
ブラック勤務時代の僕がそんな感じだったから、よくわかります。
また、携帯ショップは理不尽なクレームが多いでしょう。
説明書読まないでクレームを言ってきて、説明したらしたで何故か怒られるとか…。老人に対する商品説明はどれだけ丁寧にしても理解してもらえず、全部店員の責任にされるし。auショップ店員を下に見ている人が多いように感じます。
これは販売・接客業全体にも通ずるところですけどねえ。
日本はどんどん店員に無茶振りをするようになってきているような気がします。客が神だというけど、店員に神のような寛容さを求めている。
そんなauショップ店員の仕事を辞めたいと思うのは、当然のことなのかもしれません。決して「auが特別悪い」と言うつもりはないんですよ。
携帯業界自体、販売業自体がそうという感じだから。
auショップからの転職先【悩み解消 編】
auショップの仕事を辞めたい人が語りがちな「辞める理由」を解消するための転職先を選ぶとすると、まず接客・販売業全体が候補から外れます。auショップ店員を取り巻く現実は、携帯業界・販売業界全体のものでもありますからね。
個人的にauショップから転職するときのオススメ転職先は、こんな感じだ!
- 一般事務
- 営業事務
- 経理
- 総務
オフィスワーク系の仕事は、auショップを辞めたい人の悩みを解消するのにぴったりですよ。
まず、オフィスワーク系の仕事にはノルマというものがありません。一般事務も営業事務も経理も総務も、社内内向きの仕事が多いです。何かを販売するようなこともなく、「今日中にこれを終わらせてね」という仕事はあるけれど、比較的マイペースに働けます。
営業事務は営業サポートというだけで、実際の営業活動はしません。
経理は繁忙期には残業が多くなりますし、知識が必要な仕事でもあります。ただ、その分給料は一般事務よりも高いです。
一般事務も決して給料が低いということはありません。言ってしまえば「普通」か「平均より少し低め」くらいですね。年次昇給でコツコツ給料が上がっていく感じなので、安定感はあります。
総務の仕事は他の部署で扱わない仕事全般ということで、業務の幅が広いのが特徴です。
ただ、バカみたいに忙しいということはありません。
auショップの悩みを解消するために転職するなら、「コツコツ」「マイペース」がキーワードです!
auショップからの転職先【スキルや経験を活かす 編】
携帯ショップ店員のスキルというと、働いている当人たちからしてみればあまりパッとしないかもしれません。
ただ、auショップの仕事を客観的に見ると確実に身についているスキルがあると思うんです。僕が考えて思いつくものを紹介します。
- ビジネスマナー
- コミュ力
- 営業力
auショップに行くと、「丁寧な接客をしてるわあ」と思うんですよねえ。所作や言葉遣いのどこをとっても丁寧だから、少し申し訳なくなります。年代に合わせて接客態度も変えてくれている感じが伝わってくるし、これはかなり高度なビジネスマナーと言えるのではないでしょうか。
また、ビジネスマナーと併せてコミュ力が高いとも言えますよね。
商品やプランなどをオススメする提案力も、auショップの店員さんは高いです。その人の状況に合わせて需要がありそうなプランをサッと提案することができるというのは、結構高度な営業力ですよ。
それが出来ない営業マンは多いんだ。
以上から、auショップ店員は営業職全般に向いていると言えます。
ただし!
新規開拓営業はノルマが厳しい会社が多いから注意が必要です。転職エージェントを使ってノルマが優しめの会社を選べば、しっかり結果を残して給料を上げながらも、比較的マイペースに働けると思います。
それよりもっとマイペースに働きたいという人は、法人ルート営業がオススメです。
既存顧客を回る仕事だから、ノルマが少ないんですよね。たくさんノルマを課したとしても、既存顧客に対して無茶な営業をかけると契約打ち切りになりかねないから、プレッシャーをかけるのはデメリットにしかならないんです。
そのため、販売職や営業職特有のプレッシャーからはかなり解き放たれます。
他には、ノルマが無く比較的客層が良い接客業・サービス業もオススメです。
たとえば、ホテルのフロントが当てはまると思います。auショップの仕事で必要とされる接客スキルはホテルのフロントの仕事にも、十分通用するでしょう。
あなたが今考えるべきなのは、「auショップの仕事を辞めたい理由」と「今の仕事のスキル」とのバランスをどのように取るかです。
それによって、選ぶべき仕事は変わる!
転職エージェントを使うと、そのバランスを図る手間はかなり省けますよ。
auショップの正社員はきつい! ノルマも厳しい!
だから…バランスを取って転職だ。