【凸版印刷を辞めたい】退職者の口コミをもとに転職戦略を考察

調べてみると、印刷業界がどんどん傾いていくにつれ、古くからの大企業である凸版印刷の社員の間にも不安の波が広がっているようです。

凸版印刷を辞めたい人も一定数いると思います。

そこで、実際に凸版印刷を退職した人の意見や現社員の不満点などを企業口コミサイトから抜粋し、転職で解決する道を探ってみたいと思います。

※本ページは2019年5月15日時点の口コミ情報をもとに書かれています。最新の口コミは以下のサイトでご確認ください。

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凸版印刷の給料は安い

凸版印刷の給料は、安い。

一定の等級になれば「みなし残業制度」となり、38時間分の給料が付きます。それだと給料が高くなりそうなものですが、38時間を超えた分の残業代は支給されません。等級が上がる前は残業代で稼ぐ意識が高いものの、それすらできなくなります。

等級が上がったはずなのに、かえって給料に限界が見えるわけです。

そして、基本給が低い!

キャリコネには詳細な給与を投稿する項目がありますが、そこを見ると450万円から550万円までが一般的となっています。基本給にすると24万円から25万円、あとは残業代と諸手当・定期賞与です。

確かに、売上1兆円を超える大企業にしては低水準の給料と言わざるを得ませんね。

有価証券報告書(2018年3月期)では、平均年齢42.0歳の平均年収約691万円となっています。上の世代になると600万円は超えるということですが、逆に言うと「上の世代でもそれだけ」ということです。

どちらにしろ、水準が低いことに変わりありません。

給料の不満があるのなら、凸版印刷のネームバリューを利用して、転職により年収を上げた方が良いのではないでしょうか。

その際に気を付けるべきなのは、「みなし残業制度」です。

良く勘違いされがちなんですが、みなし残業制度だからと言って規定の残業時間を超えた分の残業代を支払う必要がないわけではありません。その分は別途支給しなければ、違法になるんです。

本来は働く側が損をしない制度。

しかし、実際には支払われないことが多いので、みなし残業制度を採用している企業は避ける方が無難です。

その上で、残業代で稼ぐのではなく基本給で稼げる企業を探すというのが、年収を上げるために必要な戦略になるのではないでしょうか。

開発環境に不満がある

開発職に支給されるPCが、事務職などと同スペックのモバイルPCとなっている。

開発を行うのに必要なPCスペックは、事務作業で使うものとは比べ物になりませんよね。それでも一応は作業ができるレベルのスペックではあるんでしょうが、サクサク快適とはいきませんし、使えるソフトウェアも軽いものに限られてきます。

PCを自分たちで調達しようと思えばできるものの、「チームの所有」となり、ひとり一台得られるわけではありません。

デュアルディスプレイなんて、夢のまた夢ですよね。

しかも、ソフトウェアのインストールが制限されているので、新しいソフトウェアをインストールするときには、上司・セキュリティ部門などさまざまな人のもとを回る、部署間スタンプラリーが始まります。

開発環境が良くないということもそうですが、上の「開発」という業務に対する意識の低さが伺えますよね。

そんな環境で、会社で、働き続けたとしても、先はないと思います。あなたの成長も止まるし、何よりも仕事をしていてストレスが溜まるばかりじゃないですか。

もっと開発の仕事を重視してくれる会社に、もっと開発環境が良い会社に、転職しましょう。

斜陽産業なのに変わらない体質に不安を抱いた

印刷業界は、斜陽産業です。

凸版印刷は昔からの大企業とは言え、安心できる状況ではありません。その状況は上も理解しているはずなのに、新規事業を起ち上げて新しい成長分野を得る動きも、企業体質を変革する動きも見られないんですよね。

腰が重い、見通しが悪い、明日はどっちだ?

そんな不満や不安が社員たちに渦巻くのも、無理からぬことです。

まず、もう一度、会社の先行きがどうなるのかを自問自答してみて、やはりダメだと感じたのであれば、そのときには転職活動を始めることをオススメします。働きながら求人を探し、良い縁があれば転職を実行しましょう。

また、印刷業界の中に体質を変革し、印刷技術に頼らない企業経営を考えている企業が無かったとしたら、そのときには違う業界で自分の経験を活かすことを考える必要があります。

自分自身の仕事内容や実績から経験を洗い出し、それが通用する業界を探し、その中から自分の興味が惹かれる業界を絞り込みましょう。

製造部門の労働環境が悪い

印刷工場では毎日、13時間労働が行われています。

夜勤のときも同じです。

そして、夜勤だろうと仮眠時間はありません。夜勤明けは疲れ果てて眠り、ご飯を食べてまた眠るくらいしかできないんですよね。それでも休日がしっかりと用意されていれば問題はないのかもしれませんが…。

休日は夜勤明けを含む、2日間しかありません。

ということは、実質1日だけです。

夜勤がある仕事は夜勤明けとあと2日休みがあるから「休日が多くなる」ケースがよくあるのですが、凸版印刷だとかえって少なくなっているように感じますよね。

これでは体力がなかなか回復しませんし、好きなことをして精神的な疲労を回復させることに関してはまったくできません。

このまま働き続ければ体か心か、または両方を壊してしまう可能性が高いです。これで年収が高ければ救いがありますが、最初の項目で述べた通り年収は低い。これでは全く救いがなく、働き甲斐がありませんよね。

製造部門の仕事を続けるとしても、夜勤明けとは別に週休2日を用意している会社や、労働時間が8時間程度の会社を選ぶ必要があると思います。そのためには、印刷以外の業界に転職することも視野に入れておきましょう。

仕事や会社を辞めたい気持ちが少しでもある人へ
ヒサダ

はじめまして。当ブログの管理人ヒサダです。

僕がこのブログに訪れたすべての皆さんに伝えたいこと…

それは、「仕事や会社を辞めたい気持ちが少しでもある人は、すぐに転職活動を始めるべき」ということです。

転職という選択に対して消極的な印象を持っていた僕がそう思うようになったのは、僕自身、転職したことで人生が好転したからです。

  • 転職を決断する勇気が出ない
  • この程度の悩みなら我慢したほうがいいんじゃないか
  • 転職後の自分をイメージできない
  • 辞めることを言い出しにくい
  • 自分の年齢や能力で転職成功できるか不安
  • 他の業種・職種に転職したいけど、どうすればいいかわからない

これは転職を考えている人なら誰しもが感じることだと思います。

でも、一昔前とは違って今は転職支援サービスがとても充実しているので、気軽に質の高い転職活動ができるようになっています。それに、転職活動を始めること自体には何のリスクもありません。むしろ早めに動き出しておくことは、いざというときの備えとしてメリットしかありません。

だから、悩みや不満の大小に関わらず、自分の人生が今より良くなることに希望を持って、自分なりの形で転職活動を始めてほしいです。

僕がおすすめしている転職支援サービスは無料の転職エージェントです。就業相談から求人紹介、採用対策まで、転職活動全般をサポートしてくれるサービスです。僕も実際に利用して転職を成功させました。

そして、数多くある転職エージェントの中で1番おすすめなのはマイナビエージェント。当ブログで150人を対象に行ったアンケート調査で評価が最も高かった転職エージェントです。

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上記のページでは、転職エージェント利用者の口コミや、転職活動を早めに始めるメリットなども紹介しています。

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