調べてみると、印刷業界がどんどん傾いていくにつれ、古くからの大企業である凸版印刷の社員の間にも不安の波が広がっているようです。

凸版印刷を辞めたい人も一定数いると思います。

そこで、実際に凸版印刷を退職した人の意見や現社員の不満点などをopenworkキャリコネカイシャの評判という企業口コミサイトから抜粋し、転職で解決する道を探ってみたいと思います。

凸版印刷の給料は安い

凸版印刷の給料は、安い。

一定の等級になれば「みなし残業制度」となり、38時間分の給料が付きます。それだと給料が高くなりそうなものですが、38時間を超えた分の残業代は支給されません。等級が上がる前は残業代で稼ぐ意識が高いものの、それすらできなくなります。

等級が上がったはずなのに、かえって給料に限界が見えるわけです。

そして、基本給が低い!

キャリコネには詳細な給与を投稿する項目がありますが、そこを見ると450万円から550万円までが一般的となっています。基本給にすると24万円から25万円、あとは残業代と諸手当・定期賞与です。

確かに、売上1兆円を超える大企業にしては低水準の給料と言わざるを得ませんね。

有価証券報告書(2018年3月期)では、平均年齢42.0歳の平均年収約691万円となっています。上の世代になると600万円は超えるということですが、逆に言うと「上の世代でもそれだけ」ということです。

どちらにしろ、水準が低いことに変わりありません。

給料の不満があるのなら、凸版印刷のネームバリューを利用して、転職により年収を上げた方が良いのではないでしょうか。

その際に気を付けるべきなのは、「みなし残業制度」です。

良く勘違いされがちなんですが、みなし残業制度だからと言って規定の残業時間を超えた分の残業代を支払う必要がないわけではありません。その分は別途支給しなければ、違法になるんです。

本来は働く側が損をしない制度。

しかし、実際には支払われないことが多いので、みなし残業制度を採用している企業は避ける方が無難です。

その上で、残業代で稼ぐのではなく基本給で稼げる企業を探すというのが、年収を上げるために必要な戦略になるのではないでしょうか。

開発環境に不満がある

開発職に支給されるPCが、事務職などと同スペックのモバイルPCとなっている。

開発を行うのに必要なPCスペックは、事務作業で使うものとは比べ物になりませんよね。それでも一応は作業ができるレベルのスペックではあるんでしょうが、サクサク快適とはいきませんし、使えるソフトウェアも軽いものに限られてきます。

PCを自分たちで調達しようと思えばできるものの、「チームの所有」となり、ひとり一台得られるわけではありません。

デュアルディスプレイなんて、夢のまた夢ですよね。

しかも、ソフトウェアのインストールが制限されているので、新しいソフトウェアをインストールするときには、上司・セキュリティ部門などさまざまな人のもとを回る、部署間スタンプラリーが始まります。

開発環境が良くないということもそうですが、上の「開発」という業務に対する意識の低さが伺えますよね。

そんな環境で、会社で、働き続けたとしても、先はないと思います。あなたの成長も止まるし、何よりも仕事をしていてストレスが溜まるばかりじゃないですか。

もっと開発の仕事を重視してくれる会社に、もっと開発環境が良い会社に、転職しましょう。

斜陽産業なのに変わらない体質に不安を抱いた

印刷業界は、斜陽産業です。

凸版印刷は昔からの大企業とは言え、安心できる状況ではありません。その状況は上も理解しているはずなのに、新規事業を起ち上げて新しい成長分野を得る動きも、企業体質を変革する動きも見られないんですよね。

腰が重い、見通しが悪い、明日はどっちだ?

そんな不満や不安が社員たちに渦巻くのも、無理からぬことです。

まず、もう一度、会社の先行きがどうなるのかを自問自答してみて、やはりダメだと感じたのであれば、そのときには転職活動を始めることをオススメします。働きながら求人を探し、良い縁があれば転職を実行しましょう。

また、印刷業界の中に体質を変革し、印刷技術に頼らない企業経営を考えている企業が無かったとしたら、そのときには違う業界で自分の経験を活かすことを考える必要があります。

自分自身の仕事内容や実績から経験を洗い出し、それが通用する業界を探し、その中から自分の興味が惹かれる業界を絞り込みましょう。

製造部門の労働環境が悪い

印刷工場では毎日、13時間労働が行われています。

夜勤のときも同じです。

そして、夜勤だろうと仮眠時間はありません。夜勤明けは疲れ果てて眠り、ご飯を食べてまた眠るくらいしかできないんですよね。それでも休日がしっかりと用意されていれば問題はないのかもしれませんが…。

休日は夜勤明けを含む、2日間しかありません。

ということは、実質1日だけです。

夜勤がある仕事は夜勤明けとあと2日休みがあるから「休日が多くなる」ケースがよくあるのですが、凸版印刷だとかえって少なくなっているように感じますよね。

これでは体力がなかなか回復しませんし、好きなことをして精神的な疲労を回復させることに関してはまったくできません。

このまま働き続ければ体か心か、または両方を壊してしまう可能性が高いです。これで年収が高ければ救いがありますが、最初の項目で述べた通り年収は低い。これでは全く救いがなく、働き甲斐がありませんよね。

製造部門の仕事を続けるとしても、夜勤明けとは別に週休2日を用意している会社や、労働時間が8時間程度の会社を選ぶ必要があると思います。そのためには、印刷以外の業界に転職することも視野に入れておきましょう。

転職先を効果的に、楽に探す方法

年収で給料を上げたり、開発環境を改善させたり、自分の経験を活かせる業界を選んだり、労働環境を改善させたりすれば今の不満は解消されます。ただし、それは決して楽な道ではないんですよね。

働きながら転職活動をしたり、自己分析や業界分析に時間を割くためには、転職活動を楽にする必要があります。

そのために、転職エージェントを使いましょう。

転職エージェントのキャリアアドバイザーは、利用者の年収を上げたうえで、利用者が望む労働条件などを可能な限り叶えることを目的として動いています。それが自分自身の評価に繋がりますからね。

そのうえ、内定後に条件交渉を代行してもらうことも可能です。

だから、年収を上げるには、ぴったりな存在なんですよ。

また、転職エージェントは求人先企業の実態を把握しています。「開発環境」「労働環境」などの求人を見るだけではわからないことも、転職エージェントを使えばわかるんです。

さらに、さまざまな人と業界とを結んできた経験とデータから、あなたの経験を活かせる業界や職種も紹介してもらえます。

凸版印刷を辞めたい人の不満解消のためには、転職エージェントがほぼ必須と言えるのではないでしょうか。

その先にこそ、あなたの将来があるのかもしれません。