「転職は悪いこと」と捉えている人は多い。一方で転職に踏み切る人もまた多い。
そして、転職したいけど、転職することは悪なのかと不安になって踏み切れない人も多い。
結局、転職は悪なのか?
僕は、「悪じゃない」と思ってます。
でも、それなら「転職=悪」と考えている人たちの意見も聞かなきゃいけませんよね。彼らはどういう理論で「転職は悪だ」と語っているのか?それを紹介しながら僕なりの意見をお伝えしたいと思います。
ぜひ参考にしてみてください!
「転職は悪。会社への裏切りだ」
年配の人の中には、「転職なんて最悪な行為だ」「会社への裏切りだ」「恩は無いのか」という考え方を持っている人がいます。
このような言い分に対しては、「転職は会社に対する裏切り行為なのか?」「会社員は会社に対して恩はあるのか?」という疑問が僕の頭に浮かびあがります。
会社は利益を追求する組織だから、損害を与えられるのは嫌なものです。ただ、社員一人が転職しただけで損害と感じるような会社は、そもそも基盤が緩いんじゃないでしょうか。人が少ない会社だったり、組織としてまだ未熟だったりするんだと思います。
そうでなければ、人ひとり抜けたくらいで組織は揺らぎません。
また、「裏切り」というのは「自分の所属していた組織や、親しい人などを捨てて寝返る行為」のことを言います。転職がこの「裏切り」の定義に当てはまるかと考えたら、微妙なんですよね。
それよりも、僕は転職をすることは「親元を去る」ようなものだと思っています。「社会人として会社に育てられたひな鳥が、次のステージに進むために巣立つ行為」が転職です。
「裏切りだ」と感じる老害たちは、自分らが「終身雇用」を前提としてきたからでしょう。
今は終身雇用の時代じゃなく、転職によってステップアップする時代です。物事には、時代に合った価値観が必要。今の時代、転職は裏切りではなくて巣立ちと表現するほうが合っていますよね。
だから、恩をあだで返すという考えも否定できます。
親に恩があるから独り立ちしないというようなバカな人は、いませんよね。むしろ、恩があるからこそ独り立ちして安心させるわけです。それと同じです。
それに、雇ってもらって給料をいただいている分働いているのだから、その時点で恩は返しています。仮に働いた分の給料も貰えていないのなら、恩なんてありません。
「転職は逃げだ。根性がない。」
転職するような奴は根性なしだ、と言う人がいます。
年齢層関係なく、この意見を持っている人が一定数いるんですが、この意見を聞く度に僕は「はあ?」と顔をしかめたくなります。
転職することが根性なしか、逃げ?甘え? 転職することがどれだけの勇気を必要とすることなのかわかって言ってるのか? と。
そう、彼らは転職の苦労を知りません。
僕が思うに、「転職するようなやつは根性なし」と言うのは、転職する必要が無い恵まれた会社にいるリア充か、終身雇用前提だった老害かのどちらかです。自分たちが転職の苦労を知らず、同じ環境で仕事をし続けてきたから転職者は堪え性が無いように見えるだけ。
そんな人たちの意見に耳を貸す必要はありません。
転職というのは、ただの逃げではないんだから。
待遇アップやキャリアアップなどの目的意識を持っていれば、転職は逃げではなく「自分の人生をよりよくするための戦い」と言えます。根性がどうとかいう問題ではないんです。むしろ、「辞めたい」と思いながら今の環境で妥協することこそ根性も甲斐性も度胸も無いダメな人と言えます。
「早期転職は悪手だ。少なくとも3年は続けなさい」
3年は続けなさい?
何を根拠にそんなことを言っているんでしょうか。誰もが聞いたことのある「入社して3年は我慢して仕事を続けるべき」という言葉、僕は懐疑的です。
僕はこのブログで「1年くらいは続けたほうがいい」と言っています。理由は、仕事や職場のことを把握するには1年くらいかかるからです。
だけど、あまりにひどい職場の場合や自分の中でしっかりとした理由がある場合は、1年経たず転職しても良いとも語っています。
耐え難い職場にいて我慢して仕事を続けても、仕事は身に付かないからです。仕事のことを把握し、身に着けるべきものを身に着けるための1年なのだから、身に付かなければ無意味。
酷い職場環境だと、働くことで精一杯で何も学ぶ余裕がありませんからね。
そうやって1年過ごしても、3年過ごしたとしても良いことなんて何もない。
むしろ、「若さ」を失うことで転職に挑むための戦力が少なからず失われます。「3年以上続けよう」というのは、新入社員に辞められたら困る経営側の都合に過ぎません。彼らは「3年以上続けよう」と言い、3年続けた人には「3年続いたんだからこれからも続けられるでしょ」と言うわけです。
そう、3年続けようというのは洗脳工作と同じです。
酷い環境に長い間いさせることで、麻痺させようとしているわけです。
転職を「善」にするか「悪」にするかは本人次第
ここまで、転職を悪と見なす意見に反論してきましたが、それらの意見には大して合理性がないということがわかると思います。
結局、転職を「善」と捉えるか「悪」と捉えるかは本人の考え方次第だし、転職を成功させてしまえばすべて「善」になります。
だから、今の仕事や会社を辞めたいと思っているにも関わらず、転職にネガティブなイメージを持って躊躇している人は、とりあえず転職活動を始めるべきだと思います。
実際に転職するかどうかは一旦置いておいて、「転職してよかった」と思えそうな転職先が見つかったら、そのとき真剣に転職を検討すればいいんです。
とにかく行動を起こすことが大切だと思いますよ。
僕がこのブログに訪れたすべての皆さんに伝えたいこと…
それは、「仕事や会社を辞めたい気持ちが少しでもある人は、すぐに転職活動を始めるべき」ということです。
転職という選択に対して消極的な印象を持っていた僕がそう思うようになったのは、僕自身、転職したことで人生が好転したからです。
- 転職を決断する勇気が出ない
- この程度の悩みなら我慢したほうがいいんじゃないか
- 転職後の自分をイメージできない
- 辞めることを言い出しにくい
- 自分の年齢や能力で転職成功できるか不安
- 他の業種・職種に転職したいけど、どうすればいいかわからない
これは転職を考えている人なら誰しもが感じることだと思います。
でも、一昔前とは違って今は転職支援サービスがとても充実しているので、気軽に質の高い転職活動ができるようになっています。それに、転職活動を始めること自体には何のリスクもありません。むしろ早めに動き出しておくことは、いざというときの備えとしてメリットしかありません。
だから、悩みや不満の大小に関わらず、自分の人生が今より良くなることに希望を持って、自分なりの形で転職活動を始めてほしいです。
僕がおすすめしている転職支援サービスは無料の転職エージェントです。就業相談から求人紹介、採用対策まで、転職活動全般をサポートしてくれるサービスです。僕も実際に利用して転職を成功させました。
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