「転職時、何社くらいまで同時に応募していいのか」
「採用されるまでにみんなは平均して何社くらいに応募しているのか」
なんだかそういうことが妙に気になるんですよねえ。転職活動が難航していると不安になるし、転職活動する前は「スケジュール管理」の面から何社まで同時進行できるだろうかと皮算用したくなるし…。
そんな「気になる!」に対し、ある答えを紹介しましょう。
転職するときは何社くらい同時に応募するべきかを考えてみた
「転職時、何社まで同時に応募していいの?」
そう聞かれたら、「何社までという決まりはないよ」と答えます。ただ転職活動を早めたいからと応募しまくると…スケジュール管理がうまくいかず、面接をすっぽかしてしまうことも考えられるわけですよ。
同時に応募すると、選考もほぼ同時に進むと考えておいた方が良いでしょう。もちろん面接の日程をずらすなどして対応できますが、それにも限度があります。
その「同時に応募できる求人数の限度」というのは、状況によって異なると思うんですよ。
「既に退職して時間はたっぷりあるぜ!」という人と、「仕事しながら転職活動します」という人とではスケジュールが変わってきます。
前者の場合は同時に10社以上に応募したとしても、余裕で面接スケジュールを組めますよ。連日連夜面接をするようにしたら、転職活動のペースを速めることもできますしね。
面接を一日に何社か同時進行することもできるので、もしかしたら「上限はない」のかもしれません。
まあ、管理できると判断できる範囲での話ですが。
ただ、後者の場合に10社以上同時応募すると…かなりきついです。働きながら転職活動するとなると毎日面接というわけにはいきませんよね。仕事のスケジュールの合間を縫って転職活動しなくてはならないため、10社応募しても1か月に10社も面接受けられないんです。
転職活動をするとき、何社くらい同時進行できるのかは…。
あなたの状況次第!
目安として僕の意見を語るなら、「退職したなら自分が管理できる範囲内で上限なし」「働きながらなら3社くらいが同時応募の限界」となります。
転職成功までに何社応募するの? 平均応募数を見てみよう
リクナビNEXTがアンケート調査を行った結果、転職成功者が転職先を決めるまでに何社応募したのかが見えてきました。
- 1~4社応募した人:59%
- 5~9社応募した人:16%
- 10~19社応募した人:15%
- 20~29社応募した人:5%
- 30社以上応募した人:5%
このアンケート結果を見るに、「20社くらいなら普通に応募する」と言えるのではないでしょうか。どの程度苦戦するのか気になるという人には、結構安心できる結果になっていると思います。1~4社が最も多いですからね。
ただ、もうすでに結構落ちていて不安になっている人もそう不安になることはありません。
20社までは普通! それ以上という人も結構います。
それでも「転職成功」したのだから、まだまだこれからではないでしょうか。
僕が思うのは、転職成功までに何社応募することになるのかというのは、「その人の目指すゴール」「その人の転職戦略」によって大きく変わるということです。
たとえば「現状維持を望む」という人は自分の実力相応のところを受けるため、5社も受ければ普通に内定が得られるでしょう。
自分の能力から考えると低めのラインで転職活動している人は、1社だけで転職活動が終わることもそりゃああります。
逆に、高みを目指している人や複数の条件を同時に叶えようとしている人は、転職活動が長引くこともあるわけです。
予想以上に落ちてるなあという人は、転職の戦略から練り直してみると良いのではないでしょうか。
転職活動が難航している方へ…
転職活動をするとき、何社応募するのかということに「適切な数字」は無いと思います。管理できる範囲で何社でも同時進行していいし、転職先が決まるまでに何社応募するのかなんてその人の状況次第です。
ただ、転職が難航していて辛いと感じているのなら、対策を立てる必要があると思います。
転職が長引く人の特徴や原因はコレ。長引かせない方法も解説します。
先ほど語った転職戦略の練り直しもその対策のひとつです。
まず、「仕事に自分をジャストフィットさせる」ことを考えてみましょう。
自分が「これやりたい!」ということだけを重視していれば、転職活動はうまくいきません。じゃあ自分に合う仕事を探すという考え方をすると思うんですが、自分自身のことを客観視するときに過小評価または過大評価してしまう人が多いです。
僕ら日本人だと過小評価がメジャーだと思います。
今度は「あれ?」と思うくらい簡単に内定が得られるでしょうが、それは自分の能力的に転職先のレベルが低いということでしょう。
僕が思うのは、仕事に自分を合わせることが最も適切な転職先選びをする方法であり、転職活動で何社も応募しまくらなくて良くなる対策だということです。
たとえば「未経験だけどこの仕事がしたい!」と思ったら、その仕事に関する資格を取得したリスキルを習得したりします。
そうすると「やりたい仕事に自分自身がマッチする」んですよ。
マッチすることにより「残業を減らす」「年収をなるべく高くする」など転職先に求める条件を実現することも、可能になります。高望みだったものが自分のレベルを高くすることで高望みではなく、妥当になるわけです。
転職活動が思ったよりも難航しているのなら、転職するときみんなが何社応募しているかを目安にしたうえで対策をしよう!
結局、転職活動において何社応募してもいいけど、対策をたてれば数を減らすことは可能だよということ。
とりあえず「仕事に自分をマッチさせる」ことを考えた上で、自分なりに「何社応募するか」の計画を立ててみましょう。