一般事務からのキャリアアップとして経理を考える人も多いですが、「もう経理なんて嫌だ! 辞めてやる!」という人も同じく多いです。経理はお金を扱う責任の重い仕事で、繁忙期は本当に忙しい。

一日中座りっぱなしだし、人と向き合う機会もなかなか無いし…。

辞めたいと思うのも、無理のないことだと思います。

そこで、同じように「辞めてやるちくしょう!」と思っている人が、これからどうすべきかを考えてみました。僕は経理ではありませんが、辞めたい職場を脱出して今、楽しい人生を送っています。

転職成功者のひとりの意見として、胸にとどめておいてください。

経理の辛さは数字と人間関係

経理の辛いところは、数字を追う仕事ということですよねえ。1円のズレも許されず、集中力と精神力を使います。何か数字がズレていたときにはもう最悪! 数字の羅列の山を見直して修正しないといけません。

その作業、めちゃくちゃイライラしますよねえ。

しかも、数字をずっと眺めているとゲシュタルト崩壊しませんか? なんだか上の列の数字と下の列の数字が交わって見えたり、上下列の見分けが付かなくなったり、「あああああ!」と叫びたいような何かを破壊したいような衝動に駆られたり…。

また、人間関係に悩む人も多いです。

経理の仕事は社員名簿を見ながらすることがあるから、社員の名前と顔を覚えていく。電話番をすることも多いから、社内の人と接する機会がとても多い仕事だと思います。それだけ人と関わるということは、苦手な人と関わることも多いということ。

人間関係の悩みも他の部署に比べて多いでしょうねえ。

数字と人に悩まされ、精神的に疲れ果ててしまう人が大勢います。

経理を辞めたい人はそもそも向いてない可能性が高い

  • 正確性を要求されるプレッシャーから、ミスをする
  • プレッシャーからのストレスが大きい
  • 数字を追うのが苦手
  • 座りっぱなしが辛い
  • 何でも屋になってしまうのが嫌だ

経理の仕事は正確性を要求される仕事の代表例ですよねえ。会社の金を管理しているわけだから、数字を一つ間違えると大変なことになります。一度間違えると、一日中間違い探しと訂正作業に追われることもありますよねえ。

プレッシャーに弱い人はミスを連発してしまうこともあるし、プレッシャーが大きなストレスになってしまうこともあります。

こういう経理の悩みを整理すると、最後の「何でも屋になること」以外は、経理の適性に関するものばかりなんですよ。

経理に求められる適性は、「作業が正確で速いこと」「数字に強いこと」「デスクワークが嫌いではないこと」です。

そう考えると、経理を辞めたいという人の多くは、経理に向いていないのではないかということになります。経理に向いていない人は、転職をしたほうが絶対いいですよ! 失敗が許されない仕事だけど、向いてないとどうしても失敗するんだから。

繁忙期にミスなんか連発しようものなら、職場の人に後ろから刺されてしまいますよ。

向いてない仕事で消耗するよりも、自分に合う仕事を見つけましょう。

とりあえず、僕が思うのは「デスクワーク」と「コツコツ系」の仕事は前提として避けておいたほうがいいということです。正確性が要求され過ぎるのもアウト。じゃあどういう仕事がいいの?

例はあとから示すけど、主体的に動いて考えながら働く仕事がオススメです。

もしも、「別にデスクワークはキツくない」という人がいれば、事務系の仕事全般が転職先候補に加わります。

ただ、このページの後半で語る僕のオススメ転職先を見てから、判断してみてください。

辞めるタイミングが悩ましい?

経理の仕事をしていると、辞めるタイミングに悩みませんか? 決算前後に辞めたいと思ったら、なんとなく躊躇しますよね。

大変な時期に辞めるとなると、大きな負担をかけてしまって申し訳ない…。この仕事の大変さを知っているからこそ、気を遣ってしまいます。

ただ、そんな人に僕はこう言いたい。

タイミングなんて、気にするな!!

就業規則に「決算前に辞めてはならない」とありますか? 法律にはタイミングなんて書いてない、退職届を出してから退職まで最低2週間で辞められるとしているんです。就業規則に無ければ、それ以上拘束することはできません。

法律で定められてないんだから、好きに辞めちゃえよ。

去り行く場所の、過ぎ行く人たちのことなんて考えていても、自分の人生損をするだけです。退職届を2週間前に出すとか、引継ぎをしっかりするとか、最低限の礼節だけ守ればそれでいいんですよ。

引き止められるかもしれませんが、「そんなもん知るか、辞めるんじゃ!」と開き直ればいい。

タイミングを考えるのなんて、「求人が出やすい時期かな?」「出にくい時期かな?」くらいでいいんです。

経理から転職するならどんな職種がいい?

経理がダメなら何が向いているのか、経理の経験をまったく無駄にはしたくない。

悩みも解消できる仕事じゃないと、転職する意味が無い…。転職をするにあたって、いろいろな考えが頭の中をグルグルと巡りますよね。

考えていくうちに、よくわからなくなってくる。

僕は色々考えた挙句、職場を変えるだけで良いと判断して引き続き営業の仕事をしています。

ただ、ここに来ているのは経理の仕事自体を辞めたい人だったり、事務系の仕事を辞めたい人でしょうから、この選択肢はナシですよね。

一人で考えていてもラチがあかないと思うので、僕からいくつか「こんな仕事がいいんじゃないか?」という職種を紹介しましょう。

BtoBの営業職は、経理の経験を活かせる!

BtoB…企業間取引を行う営業職は、経理の経験を意外と活かせます!

経理というのは、具体的な数字を意識し続ける仕事ですよね。

企業というのは、とにかく数字に弱いです。

特に権力を握る上層部の人たちや、意思決定にかかわる人間は具体的な数字が示された提案には、乗ってくれやすいんですよ。その商品を導入することのメリットや、そのサービスを受けることによる経営方法などがイメージしやすいですから。

営業マンの僕が見るに、常に数字を意識してきた仕事だからこそ、経理経験者は数字からアプローチする営業手法が得意になる傾向が高いように感じます。

営業に必要なのは、多分二つの要素なんですよ。そのうちのどちらかを満たす営業は、契約を取りやすいです。

巧みな話術と、数字の意識。

だから、オススメ。

ただし、数字に弱いのが原因で辞めたいと思っている経理には、あまりオススメできません。注意しておきましょう!

経理の「現実的な視野」を活かした仕事

経理は、その職業柄、知らず知らずのうちに現実的な視野・視点を持っている人が多いのではないでしょうか。

現実的な視点を活かせる仕事と言えば、企画・マーケティングです。

通りやすい企画は、どういう企画だと思いますか? 例として三つほど〇〇な企画というものを挙げるので、次の三つから「これじゃないか」というものを選んでみてください。

  • コンセプトがクール! 予算はかかるけど、中身見なくてもわかる面白い企画
  • 時代を作る! バズること間違いなしの挑戦的な企画
  • ユーザーが求めるものを堅実的に! リスクが少ない企画

会社の性質にもよりますが、大抵は三つ目の企画が通りやすい企画と言われています。結局、お偉いさんが選ぶのは現実的な企画であることが多いです。重要な商品であればあるほど、堅実的なものとなります。

上層部とか気にしなくてもいいような、好き勝手に作れる企画のときは挑戦的なものが選ばれることもありますけどね。

ただ、コスト・損益分岐点などの現実的視点からシミュレーションできる人は、企画には絶対必要な人材です。

マーケティングにも同じことが言えます。というか、マーケティングに関してはその現実的視点から物事を考えること自体が仕事ですからねえ。

バリバリと活躍が期待できますよ!

経営に食い込む、幹部候補に転職するという選択肢も

これは、サービス業や小売業関係の仕事で、やりたいことが決まっている人向けの提案です。

自分が「これやりたい!」と思っているサービス・小売関係の会社の、幹部候補求人に応募するという選択肢は、どうでしょう?

どうして幹部候補なのかというと、経理という仕事は経営にかかわる視野と経験を積む仕事と言えるからです。経理は経営の一部! それを学んだあなたは、たとえ経理に向いてなかったとしても幹部として経営に口を出すことには向いている可能性があります。

経営に必要なのは、経理が実際に行う作業の向き不向きより、大事なのは経理の知識と経験の有無ですから。

経理経験者は、転職に有利になります。

サービス・小売に限定したのは、幹部候補求人が多数出回るためです。サービスや小売以外にやりたいことがあるという人も、求人数は少ないかもしれませんが、幹部候補求人を転職先候補に入れても良いと思います。

どのみち全体の求人数と比べると少ないので、転職エージェントを使うのは必須条件ですね。

経理という仕事はめちゃくちゃ重要なものなのに、経理をする人は何故か優遇されない!

辞めたい気持ちや、向いてない辛さなどに耐えてまで続けても、そんなに恩恵は受けられません。それよりも、自分の知識と経験を活かして自分に合う仕事を探して転職するほうが、大きな恩恵を受けられると僕は思います。

経理から転職するときの転職先候補は、たくさんある!

転職で有利な知識と経験だから、自信を持って、こだわった適職探しをしましょう。