数ある事務職の中でも「エキスパート感」がありますよねえ、貿易事務。英語力を駆使して海外とも仕事をするというのが「かっくいいなあ」と感じます。

そんな貿易事務の仕事に、未経験から転職してみたいと興味を持っている人は多いはず。僕も少し興味ありますもん。

だから調べました!

貿易事務とは? 転職に必要なものとは? 調べた結果をまとめて紹介しましょう。

※他の事務職にも興味がある人は、『事務職への転職に興味がある未経験者が知っておきたいすべてのこと』も参考にしてみて下さい。

貿易事務の仕事内容・残業・やりがいについて

まずは「貿易事務とは何ぞや」ということからお話ししたいと思います。イメージだけじゃなく、貿易事務の仕事の「本当」を知ろう。仕事の「本当」を知ることで、自分の「本当」の気持ちが見えてきます。

1.仕事内容

  • 貿易書類を作り、処理、管理する。
  • 貨物を運ぶための輸送の手配をする。
  • 税関に対する通関の手配をする。
  • 品物の出荷・納品管理をする。
  • お客様の問い合わせ電話・メールに対応する。
  • 取引先などの来客に対応する。
  • 郵便物の発想処理や仕分け・備品管理などの事務作業をする。

貿易事務の仕事を簡単にリストアップすると、以上のようになりました。

貿易事務の仕事内容の中で最も基本となるのは、貿易書類に関する仕事でしょう。輸出や輸入に必要な書類は複数あるため、この作成と処理・管理は結構大変です。フォーマット化されているため慣れれば楽かもしれませんけどね。

あとは、運送業者や海運業者などと連携して品物が客先に届くように手配する仕事もあります。

輸送手配と税関に対する申請などの作業は、メーカーや商社だとそれらの作業を代行してくれる会社に委託するケースが多いです。

どんな会社でも貿易事務が行う仕事には、貿易書類仕事以外に「品物の出荷依頼や在庫確認・納品スケジュール調整」や「お客様への対応」「一般的な事務作業」があります。

輸送手配と税関に対する仕事を外部に委託する会社に転職したなら、貿易事務の仕事の専門性はかなり低くなると言えるのではないでしょうか。

2.残業時間と給料

貿易事務の残業は一般的に見れば多くはありませんが、一般事務などと比べると多いです。

毎月15~30時間くらいは、残業することになります。もちろん1日にこなす作業量によって残業時間は大きく変わるため、残業が少ない会社を探すことも可能ですけどね。

ただ、上記の残業時間の間で妥協点を設定しておくと、他の希望条件との兼ね合い的にも良いとは思います。

そんな貿易事務の給料は、派遣の時給にして1600円、正社員の月収にして25万円程度、年収にして350~400万円程度が平均値です。初任給は大抵18~20万円くらいが一般的なんですが、経験により給料は少なからずアップしていきます。

事務職全般の中だと、比較的高めの平均年収です。

勤続年数が10年・15年と長くなれば年収500万円・600万円も十分狙えます。

3.貿易事務の仕事のやりがいとメリット

  • 貿易関係の知識が得られる
  • 大きな仕事に関わることができる面白さ
  • 自分の能力を幅広く活かせる

貿易に関わる仕事だから貿易の知識は大なり小なり得られますし、その知識を使えばキャリアの幅は広がります。貿易事務を経験してからまた違う貿易の仕事にキャリアチェンジすることも、十分考えられるわけです。

貿易の仕事の中には金額が普通に1000万円を超える案件があります。そういう大きな仕事に自分が事務という形で関わることができるというだけでも、面白いのではないでしょうか。

また、英語力・コミュ力・事務処理能力などなど自分の能力を幅広く活かして働けるのも、面白いところです。しかもそれで会社に大きく貢献することができるし、感謝や信頼を得ることもできますからね。

自分が認められているという実感が、得られるのではないでしょうか。

貿易事務への未経験転職のヒント集

貿易事務の仕事の基本をお伝えしてきましたが、貿易事務に転職するときにはまだまだ知らないといけないことがあります。貿易事務に未経験転職する際のヒントになるような話を、紹介しましょう。

1.貿易事務の将来性に関する話

貿易事務の仕事は、将来性があります。

経済のグローバル化はもう何年も前から進められていることで、今や完全なグローバル社会です。「輸入」という行為も一般化してきており、個人単位でも「海外から買いたい」という人が大勢います。

それは日本国内にも国外にも言えることでしょう。

企業を相手にする大きな仕事以外にも、個人を相手に輸入代行などに関する需要も増えていきます。貿易業界の未来は明るいと言えるのではないでしょうか。

貿易事務が求められている仕事ということもそうですが、貿易事務の経験を活かしてキャリアの選択肢が広がるという意味でも将来性があると言えます。

僕の知り合いには貿易事務を経験しながら勉強をして、個人事業主として輸出入の仕事をするようになった人がいるんですよ。

独立という選択肢も見えてくるし、独立しないにしても輸出入に関するアドバイザー・コンサルなどへの道も見えてきます。

将来性・大です!

2.貿易事務に英語不要の求人はあるのか

正社員の場合は英語力が求められます。

貿易関係の書類は英語で書かれたものが多いですし、顧客対応をするにもメールが英語で送られてくることが多いです。企業を相手にとって貿易を行うような会社に勤める貿易事務(正社員)が、英語ができないというのは笑い話にもなりませんよね。

ただ、派遣社員の求人には「英語不要」という貿易事務の求人が結構たくさんあります。

むしろ派遣社員の貿易事務で英語できます! 貿易に関する理解もあります! という人は少ないです。

しかし、貿易事務に英語不要とは言えないので、正社員を考えているのなら英語力は必要だと考えた方が現実的でしょう。

3.貿易事務に必要な勉強の話【TOEIC】

貿易事務に関する仕事には、「貿易実務検定」という検定試験があります。

誰でも受けることができる検定試験で、貿易実務を行う菜に必要な知識や専門用語などの英語知識などを学ぶものなんです。貿易事務に転職したいと考えている未経験に必要な勉強を、丸ッと補うことができます。

この検定に合格していれば転職にも有利ですしね。

C級なら合格率はほとんどの回で50%以上は安定してあるため、そんなに難易度が高い検定ではありません。B級という中級レベルの知識と能力を問う試験でも、40%を下回ることはあまりないので「しっかり勉強すれば通る」試験です。

あとは…TOEIC850点以上があると転職に有利ですね。

まずは相談だけでもしてみよう!

貿易事務に未経験から転職するには、貿易実務検定の勉強やTOEICなどの英語の勉強など「学ぶこと」が大事です。

会社によって行う業務の範囲が微妙に異なることから、会社選びも重要だと言えます。自分の望む仕事ができる会社を選ぶときにも、残業が少ない会社を選ぶときにも、ただ求人を眺めるだけだと実現は難しい…。

そもそも一般公開されているのは派遣の求人ばかりです。

転職エージェントに相談して、正社員求人を得ながら会社選びを楽にしましょう! 自分の希望を述べるだけでそれに沿う会社を紹介してもらえますよ。

とりあえず…転職するかどうかの相談だけでも、してみよう。

貿易事務になるかどうか、そこから始めるんだ。