「お電話ありがとうございます!」「お忙しいところ失礼いたします!」

今日も明日も明後日も、元気よく「お電話ありがとうございます!」または「お忙しいところ失礼いたします!」の繰り返し。

テレアポが後者で、コールセンターが前者ですよね。自分から電話をかけるか、相手からの電話を待つか。

営業のテレアポ、サービス対応のコールセンター。

そう考えると別の仕事ですが、どちらも「電話」を使うという点では同じです。辞めたいと思う理由や、仕事の辛い部分には共通点がいくつもあります。

というわけで今回は、テレアポ・コールセンターの仕事を辞める人の退職理由としてありがちなものを分析しつつ、おすすめの転職先を紹介していきたいと思います。

電話対応の仕事は給料が安い

アルバイトや派遣として仕事をする分には比較的時給が高いですが、正社員の給料はそんなに良くないんですよね。

その割には残業が多くて休日が少なかったり、激務だったりします。バイトの給料が良い分、社員が割を食っている気がしないでもありませんよね。

初任給は他の仕事と比べれば高いかもしれませんが、問題なのは初任給じゃない。

給料が上がらないってことなんだよ!!

働いても働いても評価されず、どれだけ頑張っても給料は上がりません。社員はバイトよりこき使われるし、社員だから良いよねと残業代を出さなかったりします。

バイトには残業代出したりするのにね。社員だから良いよねって考えがいろんなところで蔓延してるけど…。

良いわけないだろ!! 社員ならもっとダメだろ!!

テレアポはノルマがキツイ

コールセンターは電話を受信する側なのでノルマなんてありませんが、テレアポにはノルマがあります。

電話による商品の売込みをする側、送信する側ですからね。極まれに受信する側なのにノルマがあるというところもあるようですが、待ちの姿勢でノルマってわけわからないですよね。

まあ、それは置いておいて…。

テレアポはノルマ達成のため、一日中電話をかけ続けます。「お忙しいところ失礼いたします」と言う回数は、一日に数百回は超えるでしょうね。

ただ、セールスの電話なんて普通は「今忙しいんだよ!」「要らないよ!」と冷たくあしらわれてしまいます。

嫌われ役ですよね。

僕は営業職ですが、それでもセールス電話はあまり好きではありませんし…。

そうやって厳しいノルマがほとんど達成できないまま、自信喪失してしまう人が多いです。客から罵られることもあって、自己嫌悪に陥る人も少なくはないでしょう。

精神的にタフじゃないと、やってられませんよね。怒られてもヘラヘラ笑ってられるくらい無神経じゃないと、続けられないよなあ。

コールセンターは一日中クレーム処理

コールセンターの仕事は、一日中クレームや質問の処理をすることです。

質問ならまだ良いですが、クレームが何件もくるのが問題なんですよね。自分が悪いわけじゃないのに、グチグチと文句を言われ続ける。

日がな一日罵られ怒鳴られ、平謝り。

「気にしない気にしない」と思っていても、気にしていないつもりでも、心は疲れていきます。真面目な人だとクレームを真摯に受け止めすぎて、になってしまうでしょうね。

電話対応の仕事に向いていない人が長く続けるのは危険

テレアポ・コールセンター共通で、向いている人と向いていない人というのがあります。

この仕事を辞めたいと思っているそこのあなた! 自分が向いていない人の特徴に当てはまるのなら、もう辞めてしまったほうが身のためです。

心と体を、壊してしまいます。

向いている人って、どんな人?

  • 無神経な人
  • 何を言われても自尊心が傷つかない人
  • 自分自身にブレない芯がある人

向いていない人って、どんな人?

  • 人からの評価を気にする人
  • 神経質な人
  • 自信が無い人

テレアポやコールセンターの仕事から転職するならどんな職種がいい?

自分はテレアポ・コールセンターに向いてないと思った人は、転職したほうが良いと語りました。

ただ、転職したほうが良いよと言うだけでは無責任なので、転職成功者として色々アドバイスをしたいと思います。

ここからが本題、ですね。

最初に語りたいのが、転職先としてオススメの仕事は何かということです。

僕なりに考えてみたものを紹介しますが、これを真に受けるのではなく職探しのひとつの指標として役立ててください。

一番良いのは、僕が紹介する仕事を見て「どんな仕事が転職しやすい傾向にあるのか」を探ることです。

テレアポから転職におすすめなのは…

  • 法人営業
  • 家電量販店などの販売員
  • 人事の仕事

テレアポの仕事は、営業の仕事の縮図です。電話営業の経験なんて、実際の営業には役に立たないと卑下するテレアポ出身者は多いですが、僕はそうは思いません。テレアポは他の営業より早く結果が出ますよね。

電話を切られてしまえばそれまでだし、実際にカタログを見せることもできないから難しい。

その中で、どのようにして契約をこぎつけるのかを必死に模索する。トライ&エラーを一日に何回も繰り返すことで、営業の経験とスキルはしっかり身についているはずです。もちろん何も考えず仕事をしていた人はダメですけどね。

何かを考えて仕事をしていたなら、営業がやるべきトライ&エラーの作業を誰よりも多くしているはずですよ。

だから、営業関係の仕事に有利になります。

販売員にしてみてもそうですよね。家電量販店の販売員と書きましたが、これは自分の興味ある分野の販売員を選んで良いと思います。販売員全般、テレアポ経験者は有利です。

コールセンターから転職におすすめなのは…

  • 事務職
  • 受付職
  • 営業

コールセンターに関しては、事務と受付が一番オススメ。営業も挑戦できるでしょうが、テレアポに比べると不利です。

営業経験があるわけでは、ありませんからね。コールセンターで身に着けたスキルを一番活かせるのは、事務と受付でしょう。

一見して無縁な職種でも経験を活かせるかもしれない

テレアポからの転職でオススメの仕事に、「人事」を入れておいたのに気づきましたか?

一見「人事なんて関係ないだろう」と思いますよね。テレアポの仕事を「電話をかけて営業をする」と額面通りに捉えると、確かに関係ありません。

ただ、実際テレアポの仕事をしていて培うスキルは額面通りの言葉だけでは語れません。

テレアポの仕事も営業の仕事にも、それぞれ必要とされるスキルがありますよね。それをひとつの塊にして「営業スキル」と呼ぶわけです。

じゃあ、営業スキルとは何か?

提案力と、ヒアリングです。

これらのスキルは、人事の仕事でも活きてきます。採用のためには自分の会社の良いところを就活生にアピールする提案をしなきゃいけないし、どんな面接内容にするかの提案もしなきゃいけません。

面接の際や退職する人がいる際、その人に「面接を受けた理由」や「退職する理由」を上手に聞き出すにはヒアリング力が必要です。

このように「テレアポで培った営業スキル」を分解して考えてみれば、一見何の繋がりも無い仕事でも、案外繋がっていることがわかります。

テレアポを例にして紹介しましたが、コールセンターの仕事だって同じです。

コールセンターで自分が学んだことは何か、培ったスキルは何か。

それをしっかり考えて、分解して繋げていけば、選べる転職先は広がります。

テレアポやコールセンターの仕事内容は、バイトでも派遣社員でも契約社員でも正社員でも同じです。誰でもできる仕事だとも、言われています。

だから、みんな自分のことを卑下しがちなんですよ。

そもそも向いていない人の特徴が「自信が無くて人の評価を気にする人」ですから、テレアポ・コールセンターを辞める人の多くは自分自身のことを卑下しています。けれども、それでは良い転職先なんて見つかりませんよ。

可能性を潰しているのは、自分自身だ。

自信が無くてうまくスキルの分解ができないなら、転職エージェントでも友人でもいいから、第三者に頼ればいい。可能性を潰さず、広げることが一番大事だから。