世間で言われる「きつい仕事」のひとつであるタクシードライバーですが、見方を変えれば「良い仕事」とも言えるんです。特に未経験者の挑戦に対して、ものすごく寛容で優しい…!

タクシー運転手への転職に興味がある未経験の人が今知るべきなのは、この仕事の良いところと辛いところではないでしょうか。そこから「タクシードライバーの仕事に大切なこと」「タクシードライバーへの転職を判断するための材料」などが見えてきます。

タクシードライバーの世界を、一緒に見ていきましょう。

タクシードライバーに転職するメリットとデメリット、タクシー業界は実際どう?

タクシードライバーへの転職を本格的に決める前に、タクシードライバーの仕事の良いところと辛いところとを具体的に知る必要があります。それを知ることで自分にとって本当に良い決断ができる! これがタクシードライバーのメリット・デメリットです。

タクシードライバーに転職するメリット

  • 接客の仕事をゼロから学びやすい
  • 自由に仕事に関して模索することができる
  • 自由な時間を生み出しやすい
  • 平日に休める
  • 休みが多い
  • 人間関係が楽

タクシードライバーをしていると、接客の仕事を全くの未経験から学びやすいです。タクシーに乗っていると丁寧な対応の人とぶっきらぼうな人と、粗暴な人とさまざまな運転手がいますよね。

客としては「なんだかなあ」と阿藤快の口癖のようなことを思うんですが、逆に言えば「多少接客に不慣れでも許されがち」ということです。

接客の仕事に興味があるけど今までやったことないし…という人や、コミュ障な人が接客を学ぶには最適な仕事と言えるのではないでしょうか。

仕事のやり方というのも、自分次第なところがありますしね。どのようにして売り上げを伸ばすのか、どのようにして効率化を図るのかは個人の裁量に任せられています。

また、自由というのは勤務中の過ごし方についても言えることなんですよ。

休憩時間をどうとるか、どのように過ごすかはほぼ完全に自由です。営業所が把握しているのはGPS情報による車の流れだけですからね。

さらに自由は休日の過ごし方に関しても言えることなんです。

平日に休めるため「休日だと行きづらい場所」に行けるし、「一人ではやりづらかったこと」を思う存分楽しめます!

休日日数も多いんですよね。

というのも、タクシードライバーは勤務形態が特殊なケースがあるんです。タクシー会社の多くが採用するのは隔日勤務と、日勤夜勤によるシフト制との二パターン。特に隔日勤務は、休日日数が多くなるんですよ。

隔日勤務の場合は休日日数が単純計算で年の半分となります。そうでなくとも、勤務形態を隔日勤務、日勤・夜勤の中から選べるというのもメリットですよね。

最後、仕事を辞める理由としてよく登場する人間関係ですが…営業所にいるとき以外は基本的にひとりなのであまり発生しません。人間関係が非常に楽なので、接客はいいけど職場の人間関係は煩わしいという人にはありがたいでしょう。

タクシードライバーに転職するデメリット

  • 違反・事故のリスク
  • 友達と休みを合わせづらい
  • 接客業なのでクレーム処理は必ず付きまとう
  • 勤務地によっては変な客も多い
  • 1日当たりの勤務時間がやたらと長い

一般の人よりも車に乗る時間が長い仕事なので、違反・事故のリスクも他の人の何倍もあると言って良いでしょう。勤務時間が長くなると集中力も低下してくるため、どんどん事故リスクは高まります。

休日が隔日と変わった勤務形態が多いため、友達と休みを合わせづらいこともあるでしょう。

接客業特有のクレーム処理もありますし、何よりもタクシーは変な客も多いです。

ただ、客層は営業を行うエリアによってある程度コントロールできます。たとえば、歓楽街や飲み屋街の近くを夜間営業すると酔っ払い客が多くなるんですよ。

住宅街だと日中の買い物客や高齢者の客も多く、買い物先で待たされることも増える代わりに夜は比較的暇になります。

このように勤務地が変われば客層も忙しい時間帯も変わるというわけです。勤務地選びが非常に大事だと言えます。

最後に、隔日勤務について説明しましょう。

隔日勤務は1日あたりの勤務時間が休憩を含み19~21時間程度になります。勤務時間がやたらと長いんです。その分勤務日数は月々11日か12日程度…。

1日長い時間働き翌日休みを取るか、5日間それなりの時間働き週休2日かのどちらが自分に合うのかをしっかり考えることが大切です。

タクシードライバーの仕事の大変な部分については、タクシードライバーを辞めたい!転職するならどんな職種?でも触れていますが、やはり職場や勤務地をしっかり選ぶことでデメリットを最小限に抑える必要がありそうですね。

タクシードライバーに転職するうえで知っておきたいこと【資格、適性など】

タクシードライバーに興味がある人が知っておくべきことの多くは、メリットデメリットで語ってきました。勤務形態・営業エリアによる違いなどが特に大切なんですが、資格や適正もまた大切なこと! しっかりと把握しておきましょう。

1.タクシードライバーは無資格でも大丈夫?

タクシードライバーの仕事には、普通第二種免許が必要です。これは「客を乗せて運転する業務を行うなら持ってないといけないぞー」というもの。これが無いとタクシーに客を乗せて運転することはできません。

じゃあ免許を取らないと! ということになるんですが、実はタクシー会社が免許取得を支援してくれるケースが多いんです。

「人手足りないから、免許取得の金くらい出すよ! だから働いて!」ということ。2種免許取得を前提に面接を行い採用をし、入社後に会社がお金を出して試験に臨みます。

取得後は専門の講習センターにてタクシー業務の講習を受け、担当エリアの地理をひたすらに勉強することになるでしょう。

見出しの質問に対する正しい答えは、「面接時には免許を持っていなくてもOK」「働く上では免許が必要」「入社後しばらくは勉強の嵐」ということになりますね。

2.タクシードライバーに向いている人の特徴

  • 自分を管理することが得意
  • 観察力がある
  • 人間は好きだけど人間関係に組み込まれたくないタイプの人
  • 運転が好きな人
  • 街に出て遊ぶのが好きな人

いずれのうちどれかひとつでも当てはまるなら、タクシードライバーに向いているのではないでしょうか。

タクシードライバーに大事なのは自己管理。体調管理・アルコールの摂り方などだけでなく、自分自身の働き方や仕事のやり方を自分自身でマネジメントできることも必要になります。

観察力は車の流れや人の流れを読んで効率よく稼ぐために必要だし、運転が好きなことはタクシーの仕事そのものが好きなことと近いし…。街に出て遊ぶのが好きな人は地理情報をどんどん取り込んで客に喜ばれるドライバーになれます。

自分の性格や能力と照らし合わせて、自分が当てはまるかどうか考えてみましょう。

まずは、相談から始めてみよう!

タクシードライバーに未経験から転職することにまだまだ不安がある人や、決断の後押しが欲しい人などは、相談から始めてみましょう。

転職エージェントに登録することによって、キャリア支援のプロにそういう相談をすることができます。それだけではなく、未経験者を優遇する会社や免許取得支援を行う会社を探したり、自分に合う客層のいるエリアへの配属交渉をしてもらったり…。

未経験者がタクシードライバーへの転職を成功させるために必要な支援が、得られます。

さあスタートは今ゼロから! タクシー運転手生活をエンジョイするための一歩を踏み出すかどうか考えよう!