ソニーは良い会社かもしれないけど、どんな良い会社でも「合わない人」というのはいるものです。

僕が企業口コミサイトopenworkキャリコネカイシャの評判を使ってソニーの退職理由などを調べたところ、「ソニーに合わない人」の特徴は3パターンあることがわかりました。

そこで、ソニーを辞めたいと悩んでいる人への転職アドバイスを、その3パターンを基準にして語っていきたいと思います。

自分自身をもっと発展させたい人へ

「ソニーという会社に特に不満はないが、自分自身のさらなる発展のため退職した」という人がかなり多いです。退職理由の口コミを調べているはずなのに、ソニーという会社は愛されているなあと感じさせられます。

ただ、自分自身の専門性をさらに高めるためだったり、まったく異なる部門の仕事をするためだったり、そういう想いから辞めたいと思っているのなら、迷うことはないのではないでしょうか。

同じ部門で働き続けると、その部門に関する専門性は高くなりますが、それは本当に「その仕事としての専門性が高い」と言えるかは微妙なところです。本当の「専門性」というものは、幅広い分野の業務を経験して身につくもの。

何か一点だけに特化し続けることでは、成長に停滞が来てしまいます。

また、「ほかにやりたいことがあるけど転職を迷っている」という人も多いでしょう。

やりたいと願うことがあるのに迷う理由は、「ソニーの待遇」「大企業のネームバリュー」「周囲の反対」「これまで培ってきたもの」などに後ろ髪をひかれる思いがあるからじゃないかと思います。

僕もきっと、同じ立場になると似たことを感じるでしょう。

しかし、僕ならこうも考えるはずです。

「ただ一度きりの人生だから、高い待遇や安定を捨ててでも行きたい道に進みたい」

僕の好きな漫画『宇宙兄弟』に、「(宇宙で)死ぬのは怖いが、一生宇宙に行けないまま死ぬのはもっと怖い」というようなセリフがあります。そして、アメリカの心理学者であり著作家であったウェイン・W・ダイアーは言いました。

「理由はひとつ、やりたいからやる。他に理由はない」のだと。

また、何かをした後悔よりも、何かをしなかった後悔のほうが大きく重く心に残ると、多くの人が言います。

恐れず、自分の「こうなりたい」「これをやりたい」に向かって突き進みましょう。

もっと自分の意見やアイデアを活かしたい人へ

「ソニーはかつて、チャレンジングな風土に満ち溢れていたが、今はどんどんそれが薄れている。新事業の際に社員からの提案を受け入れる体制が乏しくなった。」

40代・50代の元ソニー社員が、上記のようなことをよく語ります。彼らにとっての「かつて」というのは、ソニーがここまで大きくなるまでの時代のことでしょう。今や手広く事業の幅を広げ、知らない人がいないほどの大企業です。

ここまで大きな会社ともなれば、上と下の隔たりが大きくなり、社員の提案や意見が通りにくくなるのは当然のこと。

ただ、「もっと自分の意見やアイデアを活かしたい」と考える人にとっては、その「当然」が受け入れがたいのかもしれません。

それは決して悪いことではなく、むしろ良いことです。

自分の意見やアイデアを活かすという道を考えると、「中小企業」「ベンチャー企業」が最もその願いに適していると言えるでしょう。

特に経験豊富な年代の方たちは、中小やベンチャーがものすごく欲しがっている人材です。マネジメントを行う優秀な人材が、まだまだ足りない会社が多いですから。

ソニーでの経験を活かし、管理職候補として転職をすることで、あなたの意見が新事業に反映されることも、プロジェクトを大きく動かすことも多くなるのではないでしょうか。

また、20代・30代の若手は「影響力の高い職種」を目指すことで、その願いを叶えられると思います。

たとえば、システム開発の現場において下流工程にいるのなら、上流工程のSEやPMなどになると自分の意見を通しやすくなるのではないでしょうか。営業ならコンサルタントや企画・マーケティングなどが、一般的なキャリアパスの中での転職先として考えられます。

激務で心身ともに疲れている人へ

部門や職種によりますが、ソニーは結構労働時間が長いんですよね。特に開発の仕事の中には100時間が月平均残業時間ということもあるようです。ソニーが求める労働観というのは、おそらく「仕事が趣味」のような感じではないでしょうか。

ほかにたくさん時間を使う趣味がある人…特に、その趣味のために生きていると断言できるようなタイプの人は労働観が合わないと思います。

僕がそうです。

激務だとそれだけで心身ともに疲れてきますが、労働観が合わないとその疲れはもっと大きくなるんですよね。趣味をし続けている100時間と、仕事をし続けている100時間とは疲労感も時間感覚も異なり、後者の方が圧倒的に疲れますから。

労働観がソニーに合う人は、激務だとしても「あなたが数時間ぶっ続けで趣味を行ったときのような疲労感」になるのかもしれませんけど。

心身ともに疲弊しきっているのなら、合わないと判断して転職を考えたほうが良いと思います。

無理をして働き続ければプライベートの時間が減るだけでなく、体や心を壊したりして、今後の人生で楽しいと思える時間がごっそりと減ることになるかもしれませんから。

転職活動は転職エージェントを頼っておけば問題なし

「やりたいこと」に向かって突き進み、「自分の発展」を第一に考えて行動し、影響力の高い人材になるべく転職をし、心身の健康を手に入れるために環境を変える。それが、これまで語ってきたことです。

ただ、実は結構難しいことを述べています。

「やりたいこと」を実現するために必要な「適性」が自分にあるのか不安になるだろうし、転職を自分が勝ち抜けるかもわからないでしょう。

影響力の高い人材になると言っても、そういう人材を募集する求人は数が多くないし、選考も厳しく行われます。ライフワークバランスを考えるにも、求人に書かれた残業時間なんて嘘だらけです。

迷い、悩み、不安…たくさんあると思います。

そういうものを感じたら、とりあえず転職エージェントに相談してみましょう。

転職エージェントに登録すると、キャリアアドバイザーがひとり担当者として付きます。彼らは僕たちの相談に親身になって応えてくれるし、僕らが望む求人をデータベースから引っ張り出してくれる。

あなたがこれから進むべき道を照らす、ガイドのような人たちです。

さあ、ガイドさんと一緒に、転職という旅に出る計画を立てましょう。