人手不足の会社を辞めたい人へ。激務の辛さから解放されるための転職戦略を解説

人手不足な会社で働くと、本当に辛いですよね…。

人が足りないから当然のように激務になり、残業が増えていきます。離職する人もいるけど、だからと言って代わりの人が大勢入るということもなく、状況はどんどん悪化するばかり。

「もうこんな人手不足の会社は辞めたい」と思っている人も多いと思います。

このページでは、人手不足の会社で働き続ける危険性と、そこから逃れるための「転職」について語りたいと思います。

ぜひ参考にしてみてください!

会社が人手不足になる原因は?

「自分の会社はどうしてこんなに人手不足なんだろう」と、考えたことがありますか?

少子高齢化・業界全体の人手不足…原因は色々あると思います。

ただ、同業の別会社を見てみると「大勢人がいるじゃないか」ということがよくあるんです。人手不足の業界にも、人手が多い業界にも、特別人手不足になっている会社というものがあるんですよね。

だから、どのような社会的状況があったとしても、人手不足の原因は会社にあります。

まず、「待遇を上げたくない」という考え方があるんです。

そこで会社は「やりがい!」「社会貢献!」などの的外れな訴求を行い、求人広告を出します。一方、近年の就活生や転職者は「やりがいより待遇が良い会社がいい」「残業したくない」という考えが強いです。

雇用者の思惑と労働者の思惑とがすれ違っているため、応募が少なくなります。

そして、既に働いている人たちも、「過酷な状況で頑張っているのに評価されない」「責任が重すぎる」などと感じて辞めていくわけです。

また、「会社が社員に甘えている」ということも人手不足の原因だと僕は感じています。

ガンガン成果を挙げてくれるエース社員の存在、残業してまでたくさんの仕事をこなしてくれる社員の存在…。人数に見合わないほど莫大な業務量があるとしても、「彼らがいるから大丈夫だろう」と甘えてしまっているわけです。

だから、人材を増やすための取り組みにイマイチ真剣になれません。

逆に、「離職率が高くても大量採用して残った人材を使い捨てて、また大量採用すればいい」と考えているケースもあります。

人材を使い捨てる前提なので「待遇を上げて定着率を…」とか「優秀な人材を…」とかは考えません。

以上が、会社が人手不足になる原因の表面です。

この表面的問題を知ることで、もっと根本的な問題が見えてきます。

それは…適切な戦略を定めるためのマネジメント力が足りないということ。

「給料日まであと2週間…2千円しかない!」という危機的状況に陥っていたとしましょう。そこで「2週間2千円生活」という目標を立てます。それを達成するためにはどのようにすればやりくりできるか考えて、実行するというのがマネジメントです。

あなたの会社は、それができていないんです。

激務に身を投じ続けるとどうなるか? 実話エピソードを紹介

僕には人手不足で激務な会社に身を投じ続けた友人がいます。

結果、彼はどうなったのか? 自分の身にも降りかかる可能性がある出来事として読んでみてください。

1章.地獄のはじまり

友人Mは新卒で専門商社に入社し、営業職に配属されました。

専門商社の仕事は、メーカーから仕入れた商品にマージンを乗せて販売するというもの。Mが入社したてのころに「超噛み砕いて言うと転売ヤー」と、笑いながら語ってくれたことを僕は未だに覚えています。

でも、笑っていられたのは最初のうちだけです。

客先訪問・見積書作成・見積依頼・展示会の準備などなど、少しずつ仕事を覚えていき、完全にひとりで営業回りをするようになった頃に、Mにとっての地獄が始まりました。

まず、客の要求がだんだんとシビアになっていき、対応するのが難しくなり、対応業務に多くの時間を割くようになったんです。しかも取引先を複数持つことになり、働いても働いても仕事が終わらず、8時出勤・終電退勤の日々が続きます。

残業時間が100時間を余裕で超えたある月、彼は気付きました。

「うちの会社、人手不足なんだな」

2章.こころの軋む音

月平均残業時間100時間という働き方を3ヶ月続けた頃、Mに異変が起きます。

「何をしても楽しくない」

飲み会をしているときにもどこか遠くを眺めるようになった。高校大学と映画研究会に入り自主制作映画を撮るほどの映画マニアだったのにも関わらず、映画を見ようとしなくなり、ついには語ろうとすらもしなくなったんです。

時間貧乏になり、心の余裕が消えました。

しかし、会社は中途採用を行う動きを見せず、人手不足は解消することがありませんでした。残業時間が100時間を超える状況が、当然のように継続していきます。しかも残業代はそのほとんどが未払い。霧の中を延々走らされているような感覚に、彼の心は徐々に錆びついていったわけです。

そこに、追い打ちをかける出来事がありました。

彼は新人ながらにひたすら努力をして結果を出していたにも関わらず、ボーナス無し。

上司からは「もっと成果を挙げろ」と言われるだけで、金銭的な評価どころか口頭で褒められるということもありませんでした。頑張っているのに、身を粉にして働いているのに、十分な代価が得られない。

3章.動かないカラダ

働く意味も生きる気力も無く、かと言って仕事を辞めることすらも「どうでもいい」と感じ始めた彼は、ただただ働き続ける機械と化しました。悲しいリズムが鳴りやまない心に聞こえないフリをし、辛いと泣き叫ぶ体を見て見ぬふりをする日々。

成果も挙がらないようになってきました。

そうして訪れた2年目の夏、事件が起こります。

彼が語るには、その日は小うるさいセミの声が耳をつんざき、ムシムシとした熱気に脳を焼かれるような暑い暑い1日だったとのこと。そして、久しぶりに掴んだそれなりに大きな取引先と、見積もりに関して話し合う日でした。

取引先の最寄り駅につき、自販機でコーラでも買おうとしたところ…。

視界が斜めになり、そのまま転倒。

目を覚ますと病院で、隣には誰もおらず、体を起こそうとしても体が動かない。

医者が言うには、「過労で心身ともに疲弊している状態」。

しばらくは病院のベッドから立ち上がることもままならず、そのまま退職を余儀なくされました。

人手不足な会社で働き、激務に身を投じ続けることは、心身ともに深刻なダメージを与えるということを知っておいてください。

人手不足の会社から脱出するための転職戦略

人手不足な会社を辞めたい人にとって必要なのは、イチ早く今の会社を辞めることです。

人手不足が慢性化するような体質の会社に未来はなく、人手不足が原因で激務になるような会社で働き続けていては自分自身の未来すら失われてしまいますから。

今すぐ、転職活動を始めましょう。

人手不足の会社を避けるのが最優先課題

人手不足からの激務を解消したい場合、転職活動のポイントはとにもかくにも「人手不足の求人を避ける」ところにあります。

じゃあ人手不足の職場の求人って、どんな傾向があるのかというところが知りたいですよね。

一番わかりやすいのが、大量募集している会社です。

求人を出しているからには人手が少し足りていないのですが、普通は中途採用は退職者の穴埋め程度のものですよね。だから、応募は一人か多くても数人というのが常識。

それなのに「大量」ということは、明らかに人が足りていない証拠に他なりません。

あと、個人的に怪しいと思っているのが、「研修について明記してないのに未経験大歓迎としている求人」です。

二ヶ月の研修あり! 個別の研修制度あり! と研修制度について詳しく書いていて「未経験歓迎です!」は大して怪しくない。「あ、未経験でもいけるんだな、やったぜ」くらいしか思いません。

ただ、そういったことを書いてないのに「未経験大歓迎!」とだけ書かれていると「むむっ!? 人手足りてないのかな?」と疑いたくなります。

未経験者歓迎と書けば、書かないより多くの応募があるでしょうし、早急に多くの人手を得ることができますよね。

…とまあこんな感じで「人手不足の職場を避ける」ということを最優先しつつ、その他の希望条件に照らし合わせつつ転職先を選んでいきましょう。

転職エージェントを使えば求人の厳選も簡単

まずは、相談を兼ねて転職エージェントに登録することをオススメします。

転職エージェントにはキャリアアドバイザーという頼れる味方がいます。

人手不足な会社に勤めていることの不安・不満・ストレスなどを相談すれば、それを解消することのできる会社の求人を紹介してくれます。

もちろん、慢性的な人手不足の会社を避けられるだけでなく、待遇も上がり、残業も減り、自分の望みを叶えられる可能性もあります。

上手に活用して、理想の転職先を見つけましょう!

仕事や会社を辞めたい気持ちが少しでもある人へ
ヒサダ

はじめまして。当ブログの管理人ヒサダです。

僕がこのブログに訪れたすべての皆さんに伝えたいこと…

それは、「仕事や会社を辞めたい気持ちが少しでもある人は、すぐに転職活動を始めるべき」ということです。

転職という選択に対して消極的な印象を持っていた僕がそう思うようになったのは、僕自身、転職したことで人生が好転したからです。

  • 転職を決断する勇気が出ない
  • この程度の悩みなら我慢したほうがいいんじゃないか
  • 転職後の自分をイメージできない
  • 辞めることを言い出しにくい
  • 自分の年齢や能力で転職成功できるか不安
  • 他の業種・職種に転職したいけど、どうすればいいかわからない

これは転職を考えている人なら誰しもが感じることだと思います。

でも、一昔前とは違って今は転職支援サービスがとても充実しているので、気軽に質の高い転職活動ができるようになっています。それに、転職活動を始めること自体には何のリスクもありません。むしろ早めに動き出しておくことは、いざというときの備えとしてメリットしかありません。

だから、悩みや不満の大小に関わらず、自分の人生が今より良くなることに希望を持って、自分なりの形で転職活動を始めてほしいです。

僕がおすすめしている転職支援サービスは無料の転職エージェントです。就業相談から求人紹介、採用対策まで、転職活動全般をサポートしてくれるサービスです。僕も実際に利用して転職を成功させました。

そして、数多くある転職エージェントの中で1番おすすめなのはマイナビエージェント。当ブログで150人を対象に行ったアンケート調査で評価が最も高かった転職エージェントです。

アンケート調査の詳細やその他のおすすめ転職エージェントはコチラの記事をご覧ください↓

上記のページでは、転職エージェント利用者の口コミや、転職活動を早めに始めるメリットなども紹介しています。

仕事に対して漠然とした悩みを抱えている人も動き出すきっかけが見つかるかもしれません。ぜひチェックしてみてください!

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