辞めたいけど、責任が…!

管理職は、責任が重いですよね。部下を束ねなければならない責任もありますし、職場全体の管理や部下の管理など考えなければならないことも多いです。

自分が管理している職場の成績が芳しくない場合には、自分に責任が問われます。

上と下との板ばさみで、疲れていませんか?

責任の重さや板ばさみから管理職自体を辞めたいと思っている人もいれば、そうではなくとも今の職場を辞めたいと考えていて、今より給料が下がったりしないだろうかと不安な人もいるでしょう。

管理職の転職には、平社員とは違う不安がありますよね。

僕は管理職ではありませんが、転職を成功させたことがある身として、仕事を辞めることや転職活動に不安を持つ管理職の人たちに対して、言いたいことがいくつかあります。

管理職自体を辞めることはできる?

確かに、管理職経験者が転職をする際には「管理職募集」の求人が多く目に留まるでしょう。

転職エージェントを利用したならば、担当キャリアコンサルタントにも「管理職」の求人を勧められると思います。

しかし、管理職が嫌なら、管理職自体を辞めることは可能ですよ。

管理職を辞めるのは、簡単です。「管理職募集」の求人を避ければいい。

転職サイトを使うなら自分自身で「管理職募集」の求人を無視してやればいいし、転職エージェントを使うのなら「管理職を辞めたい」と担当キャリアコンサルタントに相談すればいいんです。

それだけで、次の職場では平社員からスタートできます。

ただ、キャリアコンサルタントは必ずこう言うでしょう。

「そうしますと、今より給料が少し下がることになりますが、よろしいでしょうか」

転職エージェントは「年収アップ」を是としていて、「今より下がる」ことは避けます。

そのために管理職経験者は管理職へ転職することを前提としているのですが、それを辞退するということは給料が少し下がってしまうことを意味するんです。

だから、管理職を辞めるなら多少の年収ダウンには目をつぶりましょう

その上で、担当キャリアコンサルタントと「どれくらいの年収を最低ラインとするか」を相談して、出来るだけ給料が下がらないようにするのが管理職を辞める際の定石です。

先ほど「転職サイトを使うなら」と述べましたが、こういった相談ができるため転職エージェントを利用した方が有利に管理職を辞めることができると、僕は考えます。

自分一人では不用意に給料を下げることになりかねませんからね。

面接で必ず聞かれること

管理職から平社員に転職をすると、面接で必ず聞かれることがあります。簡単に想像がつきますよね。

「どうして、管理職を降りられるんですか?」

ここで「管理職の仕事がきつい」とか「向いていない」とか正直に語ると、アウトです。「向上心の無い奴だな!」と思われてしまって、不採用になるでしょう。

管理職を辞めることに、後付でもいいから聞こえの良い「意味」を持たせないといけません。

たとえば「まだまだ現場で学びたいことがある」というのが、王道の理由でしょうか。

管理職という立場では学べないことがあって、自分はそれを学ばないといけない・学びたいと思った。だからもう一度「リスタート」するという意味で、一度管理職を辞めて御社で再度現場と向き合っていきたい。

そう語れば、相手は「独自の考えと向上心を持った人だ」と良い印象を持ちます。

また、この理由で肝となるのは、「一度管理職を辞めて」の部分です。

管理職の立場では学べないことを学び、いずれは管理職になることも考慮しているということを、この言葉で匂わせています。これが非常に重要ですよ。

ここがあると、「この人なら長く続くかもしれない」という印象も与えることができます。

こうやって聞こえの良い意味を持たせて相手に良い印象を与えることで、「管理職を辞めるのはなぜか」という疑問や不安要素を、逆にアピール要素に変えることができるんですよ。

ここにさえ気をつければ、面接は問題ないでしょう。

給料を下げたくないなら

管理職自体を辞めたいわけではないが、今の職場を辞めて給料が下がることを危惧している人もいますよね。

管理職を辞めるなら給料が下がることが前提となりますが、今の職場を辞めるだけなら給料が下がる心配はあまりしなくても良いでしょう。

管理職を募集している求人に、応募すればいいんです。

転職エージェントを利用することを前提とするなら、年収が下がる心配は要りません。

転職エージェントは、年収アップを前提として求人を提示してきます。少なくとも現状維持できる程度の求人でないと、オススメできないんですよ。

彼らは年収アップを是として、年収ダウンを避けますからね。

だから、給料のことはあまり気にせず「年収は現状維持かそれ以上がいいです」という意思だけ示しておけば良いでしょう。

そして、自分が今の職場を辞めたいと思った理由を解消できるよう、希望条件を伝えます。

担当キャリアコンサルタントは、あなたの希望条件と年収を秤にかけて「どのくらい希望を叶えられるか」を考えてくれるんです。

むしろ、心配すべきなのは「希望条件と給料の維持・アップが両立できるかどうか」でしょう。

キャリアコンサルタントが考えるべきことですが、その結果としてどちらかを妥協しなくてはならない場合もあります。

その場合、希望条件を妥協するのか、年収を妥協するのかを転職者は考えないといけません。

年収を妥協するなら、どれくらい妥協できるかを考えます。希望条件を妥協するなら、他に優先させたい条件が無いかどうかと、希望条件の優先度をどれくらい低くできるかを考えるんです。

ただ、一人で考えても埒が明きません。

担当キャリアコンサルタントと、希望と給料のバランスを煮詰めていきましょう。

管理職の転職というのは、希望条件を叶えることが難しいです。管理職という立場上、どうしても妥協しないといけない部分がでてきます。

その際、何をどれくらい妥協していいのかを考えておくことが、転職を成功させるコツです。

妥協すべきでない部分を妥協してしまったら、また「辞めたい」と思うハメになります。

管理職自体を辞める人、そうでないけど今の職場を辞めたい人、どちらもが「妥協」について考えなければなりません。

じっくりと、時間をかけてでも、煮詰めて転職活動を成功させてやりましょう!