ソフトバンクは、携帯キャリアの「ストーリーCM」の先駆けとなるなど、一般消費者の僕からすると業界の引っ張り役という印象があります。
ただ、実際に働いている人からすると印象はかなり異なってくるようで…。ソフトバンクを辞めたいと語る人も、実際に辞めたという人も大勢います。そんな退職者の意見を集めながら、ソフトバンクから転職するときの戦略を考えてみたいと思います。
※本ページは2019年3月6日時点の口コミ情報をもとに書かれています。最新の口コミは以下のサイトでご確認ください。
ソフトバンクを辞めたい理由から転職戦略を考えてみる
企業口コミサイトからソフトバンクのよくある「退職理由」を集めてみました。それを分析しながら、該当者にとって良い転職先に巡り合えるような転職戦略を考えてみたいと思います。
1.評価制度の矛盾
評価制度に関する不満は、とてもとても多く挙げられています。
ソフトバンクはMBOという評価制度を使い、半期ごとに社員の業務評価を行っていますよね。この評価制度自体は別にいいんですが、この制度が「業務内容や成果」を客観的に図って評価をするという目的であるにもかかわらず、実際にはそこからずれた評価を行うケースが多いということが問題となっています。
上司が気に入っている社員は成果が少なくても甘めに評価し、上司に対するごますりを積極的に行っていない人には厳しくしたり…。
仕事で評価されない人へ。転職の考え方、選ぶべき職場の特徴や見つけ方を解説
その不満を解消するために考えられる戦略は、自分の能力や経験を活かした転職先を見つけることです。
転職者に対する評価というのは、最初は必ず「実力と期待値」のみからスタートします。正当に評価されないことを嘆くくらいだから、成果をあげている人が多いでしょう。それなら、その成果をアピールすれば、それが正当に評価され待遇は上がると考えられます。
もちろん、入社後にどうなるかはわかりませんが、少なくとも今よりは良いでしょう。
また、ベンチャー企業や外資系企業など実力主義の風習が強く根付いている会社を選ぶのも、効果的な戦略のひとつです。
2.仕事のマンネリ化
ソフトバンクは組織があまりに大きくなりすぎたため、同じ業務の繰り返しが多くなったと嘆く人が多いです。大手の安定性を重視して同じ業務のルーティンの中でぬくぬくと浸っていたいと考える社員も多く、そういう風習に疑問を感じる人はソフトバンクが合わないのだと思います。
これは、どの部門にも言えること。
また、そう感じる人は口をそろえて「かつてのベンチャー気質が失われた」と語るんです。
それなら、ベンチャー企業やスタートアップ企業に転職して自分で会社を育てる道を選ぶと良いのではないでしょうか。
また、一度今の仕事から離れたり、上流工程に進んだりすることでもマンネリからの脱却ができると思います。
3.営業活動にやりがいが感じられなかった
営業活動は「同じようなパターンが多くなる」「お客様よりも自社にとって都合がいい提案をしがち」という口コミが多いです。
そこにやりがいを感じづらく、さらに他のことにやりがいを見出すこともできないとなると、長く働き続けることは難しいと思います。
そこで、転職をするときには「自分が思う営業活動の社会的貢献とは何か」を考えたり、「仕事のどこにやりがいを求めたいのか」を考えたりすることが大事です。
個人的には、社会的貢献度が高い営業というと…IT営業や人材派遣会社の営業かなと考えますね。
または、営業からコンサルタントにキャリアチェンジするのもアリだと思います。コンサルタントにもさまざまな種類がありますが、お客様の抱える問題を解決に導き、企業活動や個人の人生をより良くするということには社会的貢献もやりがいもたくさんあるでしょう。
仕事のどこにやりがいを求めたいのかは、人によって大きく異なるところだと思います。
一度、自己分析をしてみましょう。
仕事にやりがいを感じない… 辞めたい気持ちが強いけど転職すべきか悩んでいる人に伝えたいこと
4.ときは満ちた…より良い場所を目指して羽ばたきたい
これは、企画や開発の仕事をしている人が多く語っていることです。
ソフトバンクは若いうちからさまざまな仕事を任せてもらうことがあるため、経験を積みやすいという魅力があります。経験豊富だからこそ、「ソフトバンクで働くよりも、自分を活かせる場所や高い待遇が得られる場所があるのではないか」と感じるのではないでしょうか。
また、「月々の給与や福利厚生が少ない」と感じ、「経験を活かせばより良い待遇が得られる」と考える人も多いです。
そういうことなら、自分の経験とスキルを棚卸して、自分がやりたいと考えている仕事に求められるスキルや経験と照らし合わせ、自分の市場価値を探ることが大事。そこから目標年収を定め、年収交渉をしながらより良い条件で働けるように転職をし、「より良い場所」に羽ばたきましょう。
5.意見が通りにくい風習
これも前項と同じく開発・企画の仕事をしている人が多く語っていることなんですが、「偉い人や発言力のある人の意見をすごく重視する風習」があるんですよね。部署間の風通しもなんだか悪く、人間関係もギスギスしているという口コミがたくさんあります。
開発や企画の仕事をする面白さは、「チームでさまざまな意見を出し合いながら、より良いものを作ること」でしょう。
それが感じられないとなると、働き続ける意味が薄いと考えるのも当然だと思います。
風通しが良い会社を探すとなると、大企業よりも中小企業に転職するのがオススメです。
組織というのは大きくなると、個人の発言が全体に渡りにくくなります。そのため、強い人の発言ばかりが採用されるようになるわけです。
だから、大企業よりも中小企業のほうが「ひとりひとり」に焦点を当てやすくなるため、風通りがよくなりやすいんだと思います。
僕がこのブログに訪れたすべての皆さんに伝えたいこと…
それは、「仕事や会社を辞めたい気持ちが少しでもある人は、すぐに転職活動を始めるべき」ということです。
転職という選択に対して消極的な印象を持っていた僕がそう思うようになったのは、僕自身、転職したことで人生が好転したからです。
- 転職を決断する勇気が出ない
- この程度の悩みなら我慢したほうがいいんじゃないか
- 転職後の自分をイメージできない
- 辞めることを言い出しにくい
- 自分の年齢や能力で転職成功できるか不安
- 他の業種・職種に転職したいけど、どうすればいいかわからない
これは転職を考えている人なら誰しもが感じることだと思います。
でも、一昔前とは違って今は転職支援サービスがとても充実しているので、気軽に質の高い転職活動ができるようになっています。それに、転職活動を始めること自体には何のリスクもありません。むしろ早めに動き出しておくことは、いざというときの備えとしてメリットしかありません。
だから、悩みや不満の大小に関わらず、自分の人生が今より良くなることに希望を持って、自分なりの形で転職活動を始めてほしいです。
僕がおすすめしている転職支援サービスは無料の転職エージェントです。就業相談から求人紹介、採用対策まで、転職活動全般をサポートしてくれるサービスです。僕も実際に利用して転職を成功させました。
そして、数多くある転職エージェントの中で1番おすすめなのはマイナビエージェント。当ブログで150人を対象に行ったアンケート調査で評価が最も高かった転職エージェントです。
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