離職率が低いことで知られている化学メーカー。新卒者の定着率も高く、3年以内に辞める人はとても少ないです。

しかし、4年目以降になると話は別。辞める決断をする人が増え始めるそうです。

そこで今回は、化学メーカーを辞めたい人の悩みの傾向を分析しつつ、転職先候補を考えていきたいと思います。

転職活動を始めるきっかけにしてもらえたら嬉しいです!

化学メーカーを辞めたい理由で多いのは?

化学メーカーを辞めたい理由としてネット上によく挙げられていたのは、「仕事がつまらない」「女性が働きにくい」「年功序列が嫌だ」の3つでした。

仕事がつまらない

「仕事がつまらない」「仕事にやりがいを感じない」と語る人が、ネットには大勢いました。

職種や立場によって、つまらないと感じる理由はさまざまです。

事務系の仕事だと、「仕事があまりにシステマチックで、ルーティン化され過ぎていてつまらない」と語る人がいます。

特に大手の化学メーカーには、仕事がシステマチックに行われている傾向があります。

技術系の仕事にも「業務が細分化され過ぎていてつまらない」という声があります。

細分化されているため、担当する業務が限定的になってしまうんですよね。そうすると「研究の全体像が見えにくい」「研究開発に携わってる実感が得にくい」など、不満の種になります。幅広い業務や工程に携わりたい人には、辛いかもしれませんねえ。

営業も、「市場が見えにくくてワクワクしない」「何のために働いているのかわからない」と感じている人が多いようです。

化学メーカーの製品の大部分は中間財(最終製品を手掛ける企業もありますが、化学メーカー全体だと少数派)。

化学メーカーの顧客は最終製品を作る企業ですが、その製品の市場の需要や動向に中間財を作る化学メーカーも左右されてしまいますよね。最終製品の市場が重要なんだけど、他の企業が間に入るため見えにくい。

そこが面白くないんですよねえ。

また、化学メーカーはBtoBです。固定客の存在が強く、営業は客を繋ぎとめる役割を期待されます。新しい販売ルートを確保するとか、新規顧客獲得に奔走するとか、攻めの姿勢の仕事の割合は少ないですよね。

守りの姿勢の仕事が面白くない、と思う人もいるでしょう。

仕事がつまらないというのは、モチベーションにも関わってきます。仕事を辞めたいと思うのは、当然ではないでしょうか。

女性ならではの悩み

技術職にも総合職にも転勤があります。

そのためライフステージを考えにくいと悩む女性もいるでしょう。結婚出産をしたとしても、出張や残業のある総合職には戻りにくいです。異動届を出しても聞き入れてもらえず、結局退職か無理して仕事を続けるかの二択を迫られてしまうこともあるようです。

女性が働きやすい環境作りを、メーカー各社には徹底してほしいものです。

年功序列の習慣に嫌気がさした

化学メーカーの中には、年功序列の習慣を引きずっている古い価値観の会社が若干多いようです。

たとえば、「出世」について。

自分の技術を高めて上を目指そうとしても、順番が回ってこないと上に行けないんですよね。若いうちはどれだけ能力が高くてもキャリアアップできず、給料もあまり上がらないまま…。

能力給もない会社が多いです。

能力を考慮せず年功序列だけで判断する古い慣習には、本当に嫌気がさしますよねえ…。

こんなんじゃ若手が技術を高めようという気持ちになりません。そういう気持ちがある人がいても、辞めてしまうのではないでしょうか。

【化学メーカーから転職】技術職の人にオススメの転職先候補

システムエンジニア(SE)

システムエンジニアは開発職でありながら、打ち合わせなどで顧客と密に関わるため市場や顧客の顔などが見えやすい仕事です。業務内容もあまり細分化されておらず、自分が受け持った案件に関する業務は全て自分だけで行います。

仕事内容は主にシステムの設計、顧客との打ち合わせ。

また、業界自体が比較的新しためか、古い慣習を持つ会社も少ない傾向があるんです。

ただ、プログラミング技術やIT関係の知識を学ぶ必要があります。新しいことを学ぶのが苦にならない人でないと、SEに転職するのは厳しいかもしれません。

最終製品を作る会社や部門

化学メーカーの社員には、最終製品を作る化学メーカーや部門に転職するという選択肢もありますよ。

中間財を作るより市場が見えやすくなりますし、自分が研究開発した商品が世に出回るスピードも中間財より早いです。中間財を作るよりもやりがいを見出しやすいのではないでしょうか。

異なる業界のメーカーの研究開発職

現在研究開発をしている人は、「異業種メーカーの研究開発職」に就くのも良いと思います。業界が異なれば慣習も異なるでしょう。今の悩みを解消できる可能性がありますよ。

ただ、業界が異なれば新しい知識の修得が必要になります。

転職先に選ぶ業界で必要になる知識について、転職前にある程度は勉強しておきましょう。

異業種工場の設備保全

異業種の工場で設備保全をするのもオススメですよ。

工場の設備保全は、調子が悪くなった機械を直したり、調子が悪くならないように定期的にメンテナンスしたりする仕事です。

設備保全は理系の人が有利になる仕事。生産技術系の仕事をしていた人は、「何かを管理する」という面で設備保全の仕事と通ずる部分も多いので、特に有利ですよ。

【化学メーカーから転職】事務職・営業職の人にオススメの転職先候補

個人向けの新規獲得営業

新しい販売ルートの確保や、新規顧客獲得など積極的に活動したい人には個人向けの新規獲得営業が向いています。

化学メーカーは既存顧客を繋ぎ止めておくことに重点を置いて営業活動を行うことが多いですが、新規獲得営業ならそういった守りの姿勢の営業を行うことがあまりありません。

化学メーカーの営業は面白くないと思っている人におすすめです。

人材コーディネーター

仕事のルーティン化が嫌なら、人材コーディネーターがオススメです。人と人との仕事ですし、相談に来る人の経歴もそれぞれ異なるためルーティン化することがありません。毎日違うように仕事をすることができます。

仕事内容は仕事を求めている人から、その人の状況や希望などを聞き出して、その人に合った仕事を紹介することです。

人と商品を繋ぐよりも、人と人とを繋ぐことにやりがいを感じる人には特にオススメですよ。

営業事務

事務系の人には、営業事務もオススメ

営業事務の仕事内容は、主に「営業職のサポート」です。営業書類を管理したり、営業職のスケジュールを管理したり、秘書に近い仕事を行います。

営業事務は営業職のサポートをするという業務内容上、ルーティン化しづらい傾向があるんです。

化学メーカーの仕事はルーティン化していて面白くないと思っている人に、オススメですよ。

保険会社

また、女性が働きやすい会社を探しているなら保険会社が良いかもしれません。

保険会社は社員にも個人事業主扱いの外交員にも女性が多く、女性向けの福利厚生に力を入れる傾向があります。

営業系の仕事なら男女関係なくガッツリ働いてガッツリ稼げますし、事務系の仕事なら働き方に融通がききやすいですよ。