あるときの新聞に、2017年度の北海道庁内定辞退率が6割に達する見通しがあるという記事が出ました。

半数以上も、道庁という公務員として本来目指すべきところと言えそうな職場を辞退するんですよね。それほどまでに未来が見えないのかと、それほどまでに地方公務員人気は衰えたのかと考えさせられます。

そんな北海道庁に入ったけど辞めたいという人も、さぞ多いことでしょう。

そんな人がこれからどうしたらいいのか? 一緒に考えてみましょうか。

北海道庁職員、転職者だけじゃなく内定辞退も多い

北海道庁職員は、2017年の内定辞退者がとても多かったらしいですね。それも2017年だけだと良いんですが、恐らくはこの先も内定辞退者は同じくらいになると思います。退職者も、これからまた増えるのではないでしょうか。

道庁を辞退する人の理由としては、北海道各地への転勤を防ぐためです。

「最近の若者は異動・転勤を嫌がる」ということは、民間企業でも言われています。それだけ「どこで何をするか」を重視しているということですよねえ。東京で働くのと、大阪で働くのとはどちらも主要都市だけど全然生活が違ってきます。

まあ、地方公務員だから違う都道府県や違うエリアに転勤になることはありません。

しかし、北海道の広さというのは尋常じゃない!

関東から関西までほとんどすっぽり入ってしまうほど、北海道はでっかいどうなんですよねえ。だから、北海道内の転勤というのは「他の都道府県への転勤」と何も変わらないどころか、勤務エリアすら変わるような感覚なんです。

転勤を嫌がっても当たり前だと思います。

特に地方ともなると北海道は途方もないくらい何もないところも、多いですから。

地方公務員と転勤は切っても切り離せない関係に、あります。地方を経験したほうが給料ベースが高くなると言われることもあるし、避けようとしても避けられないんですよねえ。転勤が嫌なら、民間に行くしかありません。

あとの退職理由は、公務員全般どこも似たようなものだと思います。

道庁はどんどん士気が下がっている

若者たちの間で道庁を辞めたい気持ちが高まってきていたり、道庁を辞退する人が多くなってきていたりすることからも道庁職員の士気低下がうかがえます。実際ネットの大型掲示板でも「士気低下する北海道庁」みたいなスレッドが立ったことがあるくらいです。

僕が見つけたのは5年前のスレッドでしたが、5年前から低下していた士気が今上がっているとは考えられません。

それは、実際に働いているあなたが一番よくわかっていると思います。

公務員の仕事はつまらないと言うけど、士気が下がるといよいよ退屈さも末期という感じがしますよねえ。仕事というのは「当人たちのやる気次第」で面白くもなるし、退屈にもなるという側面があるのではないでしょうか。

退屈な仕事も存在するけど、それを面白がる人もいる。

周りが面白がれば、自分もそれにつられて面白くなる。

道庁みたいなたくさんの人が働いている職場ならなおさら、そうなると思うんです。それが士気低下・やる気が無いとなると、仕事はますますつまらなくなります。余計に、何のために仕事しているのかわからなくなるんです。

そんな状態の道庁で働く意味は、あるんでしょうか。

辞めたい気持ちを引きずってまで仕事をする必要は、どこにもないと思います。

転職をしたほうが、今後の自分のためになるのでは?

北海道の求人の傾向を調べてみた

道庁から民間企業に転職するとき、求人の傾向を知ることが大切です。北海道は本当に広いけど、仕事がある地域は限られます。その割に仕事の幅は結構広く、少し特殊な求人の傾向があるんですよ。

ネットに掲載されている公開求人を調査したところ、北海道の求人で特に多かったのは倉庫・物流・ドライバー関係でした。

莫大な土地があるから物流倉庫を作るのにはちょうどいいんだと思います。

その次にオフィスワーク・飲食・建築・土木・電気関係・工場の仕事・営業・サービス業と続く感じです。IT企業と教育関係・理美容・販売関係・アミューズメント関係の仕事は少ない傾向があります。

  • 求人数が特に多いのが倉庫・物流・ドライバー
  • IT関係は求人が少ないので注意が必要
  • 理美容・アミューズメント関係はサービス業の中でかなり求人が少ない
  • 飲食に転職しやすく、営業も事務もサイト選びを間違えなければ転職しやすい

転職にオススメなのは?

中立的になるように、北海道の求人傾向から転職しやすい業種・職種を語りました。

敢えて最後に「僕個人のオススメ」を語るとしたら、営業・事務・幹部候補・飲食の店長候補・管理系業務ですねえ。

営業は「仕事がつまらない」「士気が低い職場に嫌気が差した」という悩みを解消できるし、ブラック企業を避ければ自分の頑張り次第で稼ぎが大きくなる公務員とは真逆とも言える仕事です。

だからこそ、道庁を辞めたい! 公務員を辞めたい! という人には向いている可能性があります。

事務は公務員としての業務経験を活かせる人が多いことから、元公務員に人気の仕事です。というか、転職市場だと事務は本当に誰からも人気ですねえ。

転職市場のマドンナか! お菓子業界のじゃがりこか!

幹部候補や管理系業務というのは、これまた公務員には向いている可能性が高いのではないかと僕が感じたからオススメに入れました。公務員に向いているし、公務員に期待されるとも言えるでしょう。

企業は「元道庁職員」という肩書に、優秀な管理者であることを期待します。

それは公務員というのが何かを管理する仕事というイメージがあるからです。

幹部候補や管理系業務の求人に元道庁職員が応募すると、企業は大きい期待を寄せます。その期待からあなたを採用してくれるということは、多いはずです。転職で大事なのは「即戦力」だけど、幹部候補に求めるのは「将来性」ですからね。

昔は公務員と言えば将来性の塊みたいな言われ方をしていたくらいだし、今会社の実権を握るのはそう言われていた時代の人だから。

飲食店の店長候補というのは、幹部候補をオススメする理由に「飲食店が比較的転職しやすい」という北海道の求人傾向を加えたものです。

僕は、道庁職員から転職するならそれらの仕事を断然推します。

もちろん、やりたい仕事があればそれを探してもいいでしょう。

とりあえずは、転職エージェントを使って求人探しから始めてみよう! 民間への第一歩を踏み出すのは、今すぐのほうがいいですよ。遅くなればなるほど、安定した今から離れがたくなりますからね。