「市役所を辞めたい」と思っている地方公務員はとても多いようです。
実際に退職して「辞めてよかった!」と晴れ晴れした気持ちでブログを書く人もいて、ネットを見ていると市役所の仕事の過酷さが垣間見えます。
このページでは、市役所を辞めたい人が抱える悩みや不満を分析しながら、転職先候補を考えていきたいと思います。
市役所を辞めたい理由で多いのは?
- 市役所の将来性に疑問を感じる
- 凝り固まった組織に嫌気が差した
- 稼げない
- 残業時間が長い
公務員は安定性と将来性がある仕事として、昔は知られていました。今もそう思っている人は多いと思うし、僕もネットであれこれ調べる前まではそのイメージがガッチリ定着していました。
ただ、調べてみると「公務員だからと言ってみんな将来性があるわけじゃない」ということがわかります。
特に市役所の仕事は不安材料が多いです。
例えば、各地方自治体は少子高齢者に頭を悩ませています。自治体の福祉関係の出費が膨らみ、その皺寄せが市役所職員の労働環境にまで及んでいるようです。
そんな状況をどうにかしないといけないのに、組織は凝り固まってしまって向上心が無いというのも問題です。
柔軟な考えは無く、若者が自由に発言・企画できるような風通しの良さもありません。
そういった状況の一つの結果として、残業時間が多いのに、その割には稼げないという状況も生まれています。
「市役所を辞めてよかった!」と晴れ晴れ報告する人が多いのも頷けます。
市役所に向いてる人、向いてない人
市役所を辞めたい理由を調査する中で、市役所に向いてる人と向いてない人の違いがなんとなく見えてきました。
ずばり、向上心よりも安定性を大事にしたい人は向いているけど、向上心を大事にしたい人は向いていないと思います。
市役所の仕事には、「仕事ができなくても生きていける」「確実に少しずつ給料が増える安定感」などのメリットがあります。
でも、それを魅力に感じない人、「人より稼ぎたい」「自分を磨きたい」「人より面白い仕事がしたい」という向上心を持っている人には物足りない仕事です。
「自分の人生の天井が見える市役所」
「自分の人生が未知数な民間企業」
どちらで働きたいかをじっくり考えてみると、転職の方向性が定まってくると思いますよ。
市役所を辞めた人はどんな転職先を選んでいるのか?
市役所を辞めた後、ほとんどの人が民間企業に転職しています。
民間企業に転職する人の中では、市役所時代の自分の仕事経験に関わる仕事を選ぶ人と、業務経験関係ないけど「やってみたい」と思った仕事を選ぶ人とで分かれている傾向があるんです。
前者なら事務職が多いですね。
後者なら営業職やIT・WEB関係の技術職なんかが人気があります。
営業職を選ぶ人が多いのは、「稼ぎたい」「挑戦したい」という向上心の表れなんでしょうね。事務職を選ぶ人は、心の中でどこか安定感を捨てきれない人と言えるかもしれません。あとは、副業をしたいから残業が少ない事務職という人も多いです。
公務員は副業禁止ですからね。
その抑圧からか、市役所を辞めた後は副業に手を出す人が多いです。
中には、市役所を辞めた後にフリーランスとして開業する人もいます。安定性抜群の市役所・公務員から、安定性が無いけど自分次第で夢のあるフリーランスというのは面白い生き方の変換じゃないでしょうか。
生き方を思いきり変えるというのも、ある意味公務員としての抑圧の反動なのかもしれませんね。
市役所を辞めたい人におすすめの転職先
市役所を辞めたい人の転職先として多いのは「事務」と「営業」です。
事務は、「残業したくない」「ほどほどに仕事がしたい」という人にオススメしたいです。公務員を辞めてバリバリ仕事をするぞ、という向上心ある人じゃなくて市役所が激務だからとネガティブな理由で市役所を辞める人には、事務がぴったりです。副業したい人にも向いてます。
営業は、「公務員がつまらない」「人より稼ぎたい」「ビジネスのノウハウを積みたい」というような向上心のある人にオススメしたいです。営業はビジネスの基礎を学べるし、頑張れば人よりも稼げる魅力的な仕事だと僕は思います。
商品を売る営業・得意先を回るルート営業・サービスを提供するIT営業など…。
営業と一口に言っても、その種類と仕事の進め方は豊富です。
個人的におすすめしたいのは「IT営業」。
IT営業の仕事は、お客様の求めるシステムがどのようなものかをヒアリングすることです。自社の技術屋さんとクライアントとの間を繋ぐ渡し船のようなもので、調整役という役割が大きいんですよね。
ビジネス経験がたくさん積めるし、営業に大事なことも顧客の求めるものも知ることができます。
あとは、「将来性のある仕事」ということでWEB関係がオススメです。
面白いビジネスはWEBから生まれる時代になってきていて、これからますますインターネット社会は加速すると思います。今現在でも、「未経験OK」「知識・経験不問」の求人がたくさんあるので、求人選びで困ることはないと思います。
最後に。
民間にはたくさんの仕事があります。このページで紹介した仕事以外にも自分に合った転職先があるはずです。
市役所を辞めたい人は、視野を広く持って、いろいろな職種・業種を検討しながら自分に合った転職先を探していきましょう!
僕がこのブログに訪れたすべての皆さんに伝えたいこと…
それは、「仕事や会社を辞めたい気持ちが少しでもある人は、すぐに転職活動を始めるべき」ということです。
転職という選択に対して消極的な印象を持っていた僕がそう思うようになったのは、僕自身、転職したことで人生が好転したからです。
- 転職を決断する勇気が出ない
- この程度の悩みなら我慢したほうがいいんじゃないか
- 転職後の自分をイメージできない
- 辞めることを言い出しにくい
- 自分の年齢や能力で転職成功できるか不安
- 他の業種・職種に転職したいけど、どうすればいいかわからない
これは転職を考えている人なら誰しもが感じることだと思います。
でも、一昔前とは違って今は転職支援サービスがとても充実しているので、気軽に質の高い転職活動ができるようになっています。それに、転職活動を始めること自体には何のリスクもありません。むしろ早めに動き出しておくことは、いざというときの備えとしてメリットしかありません。
だから、悩みや不満の大小に関わらず、自分の人生が今より良くなることに希望を持って、自分なりの形で転職活動を始めてほしいです。
僕がおすすめしている転職支援サービスは無料の転職エージェントです。就業相談から求人紹介、採用対策まで、転職活動全般をサポートしてくれるサービスです。僕も実際に利用して転職を成功させました。
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