「新卒1年目とか関係ねぇ!転職したいんだよ! 俺はもうこの会社とおさらばすると決めたんだ。」というあなたへ。

新卒入社1年目から、その決意をするには大きな勇気が必要だったと思います。まずは、勇気に乾杯。

だけど、勝負はこれから! 意思を固めるのにも気力を使うけど、一番気力と体力を使うのは転職活動本番です。

入社1年目の転職、暗雲たちこめるその行為に挑む時、暗雲を払う光の剣となるのは「第二新卒としての転職活動に関する知識量」!

転職したいという新卒のあなたに、今から何を考え、どんな行動を起こせばいいのか、転職経験者の筆者が知識という剣を授けましょう。

新卒転職、傾向と現状

新卒が転職するときに、第二新卒という肩書がつきます。字面通り、新卒だけど新卒じゃないみたいな曖昧な立ち位置を示す肩書です。新卒のようにフレッシュで自社の特徴に沿った教育をしやすいが、最低限の社会マナーは身に就いているという安定感が企業にとっては魅力的なんですよ。

だからか、第二新卒を採用したいという企業は案外多いです。

近年は特に新卒採用数が計画数に達しない会社も増えていると言われていて、その穴を埋めるために入社1年目で転職活動中の第二新卒を欲しています。経団連の2017年度新卒採用に関するアンケート調査結果を見たら、一目瞭然です。

採用計画の達成状況、2017年入社対象のときは「計画に届かない」企業の割合が24.5%でした。それが2018年入社対象になると、30.7%に増えています。2017年入社対象の24.5%というのも、既になかなか多いんですけどね。

また、「現在は前年よりも売り手市場だ」と答えた会社が、2018年入社対象の場合は85.4%となっています。

8割がた売り手市場の新卒採用市場において、計画数に届かない採用数の会社が多いということは、第二新卒の出番というわけです。

入社1年目で転職や退職をする人もSNSなどを見ると年々増えているように感じますし、今は昔よりも第二新卒が輝ける時代と言えるのではないでしょうか。

新卒の転職、失敗しがちなのは何故か

新卒の転職者が増えているんですが、どうもその転職理由が独りよがりなものになりがちな気がします。自分本位な理由だとしても、それを内に留めておく分にはいいんです。それを取り繕いさえすれば。

だけど、転職を失敗したという人は「取り繕うのが下手」な傾向があるように僕は感じています。

要は、バカ正直な新卒が多い! 中には独りよがりな人も多い! という話。

特に、会社を辞めたのを前の会社のせいにしたり、上司や同僚のせいにしたりするのは最悪。そういう考えから改めないと、口で取り繕っても「自分は悪くない」というのが言葉尻ににじみ出てしまいます。

基本的に、ブラック企業から脱出するときでも「転職するのは自分のせい」なんです。

僕は、前の会社がクソだったとは思うけど、転職したのは自分の意思だし自分が決めたことだから、その責任は自分にあると思っています。だから、転職したのは自分のせい(責任)と考えて転職しました。

責任は自分にあると思っているから、自然と転職理由で前の会社の悪口は言わなかったし、正直に「残業が多い」とも言わなかった。

新人が会社を辞めるとき、待遇・人間関係・ハラスメント・ブラック体質などが理由となります。1年目から「他の業界で自分の力を試したい」とか「他にやりたいことがある」とか「キャリアアップのため」とかを考える人はほとんどいません。

そのために会社に対する不満を転職理由としがちです。

大切なのは、転職自体の責任は自分にあり、会社側のアレコレはきっかけに過ぎないという意識。自分に責任があると考えれば、転職理由は自然と正直すぎない、前向きなものになります。

たとえば、残業が嫌だというのも、「僕は時間をかけて仕事をするよりも、効率化を考えて短い時間で結果を出すにはどうしたらいいかを考えて仕事がしたかった」という「自分に責任がある前向きな転職理由」になるんですよ。

転職のコツは、人生、責任は自分が持つという意識! これに尽きます。

第二新卒に企業が求めるもの

第二新卒は、新卒と似たものが求められます。

新卒採用で足りなかった枠を埋めるために第二新卒を欲している企業が多いわけだから、当然「新卒のように長く所属してくれる人」を求めるんですよ。

一番求められているのは、長く所属するという保証のようなもの。先ほど「独りよがりな転職はダメ、自分に責任があると自覚し、前向きな転職理由を自然に取り繕うじゃないか」と語りましたね。前向きに自然に取り繕うというのは、「長く働く保証」のためなんです。

「前の会社が悪い!」と言っている人と、「自分の考えに基づく理由で転職した」と言っている人とどちらが長く働きそうか…。後者だと僕は思います。だって、応募している時点で「自分の考えに合うと思ったから応募しているのだ」という判断になるからねえ。

また、長く働くこと以外にも求めるものがあります。

第二新卒、需要はここにある!

  • 社会人としての基礎
  • ポジティブな人
  • 自律的な考えを持ち、責任感のある人
  • 自分の力による実績
  • 実績が無い人には、伸びしろのあることを求める
  • キャリアプラン、人生設計はしっかりしているか
  • 転職先企業に馴染む柔軟性と、対応力

以上を、面接などでアピールしないといけないわけです。

社会人としての基礎は、面接時の受け答えの丁寧さやマナーなどで図れます。ポジティブというのも転職理由で判断できるし、自律的な考えというのも転職は自分の責任という考えを読み取ってもらうことでクリアできる!

問題なのは、キャリアプラン・人生設計と、柔軟性及び対応力などです。

実際、キャリアプランや人生設計は今の段階で立てた方がいいと思います。

転職するということは、否応なくこれからの人生を考えさせられるということですから。本心的には「今の会社を辞めるために転職した」のだとしても、その後ろ向きな行為を人生に反映させて前に進み、より良い将来を迎えられるように計画しないとダメ!

キャリアプラン・人生設計を立てるヒント

実際のキャリアプランとか人生設計なんて人によるから、あまり直接的なアドバイスは僕にはできません。だけど、ゼロから「人生設計しろ!」と言っても無茶ぶりなので、ヒントだけでもお伝えしましょう。

僕が人生設計を立てるとき、一度仕事とプライベートとを分けて考えています。

最初から「30歳には役職就いて結婚もしたいなー」と考えていても、ややこしくて途中でわかりづらくなるんや!

だから、最初は分けます。分けた後は、自分が重視するものから先に考え始めましょう。仕事かプライベートか、どちらかを先に考えた後、それを実現するために「こうなっていて欲しい」と感じる仕事・プライベートの状況を反映させます。

そうすると、あら不思議、キャリアプランも人生設計も自動的に組みあがるんですよ。

たとえば、「30歳までに結婚したい」という人生設計を先に思い描いた場合、「結婚するには金が必要」ということで「30歳までには何かしらの役職には就いていたい」と、仕事に関する目標が立ちますよね。

キャリアプランとプライベートの人生設計は、互いに干渉し合います。

以上のように設計していけば、つじつまが合った「現実味のあるキャリアプランと人生設計」が生まれ、あなたは必然的に「自分の将来をしっかり見据えた人材」になれるわけです。

新卒からの転職のために、今すぐできること

新卒から転職したいという人全員が、今すぐできることは――。

キャリアプランと人生設計の組み立てと、転職エージェントへの登録。

転職活動自体は、今すぐ始める余裕があれば今すぐ始めればいいと思います。だけど、退職してから転職したいという人も転職エージェントにだけは登録したほうが良いのではないでしょうか。

登録しておくと、少し気が向いたときに求人をチェックできるし、余裕が出たらすぐ転職活動を始められますからね。

しかも、キャリアプランの組み立てを手伝ってもらうこともできます。

第二新卒の自分を転職市場に売り込むため、効果的な売り方を僕のアドバイスや転職エージェントのアドバイスを踏まえて考えましょう!

大丈夫、需要に自分を当てはめることさえできれば、転職は成功する。

人生はどう転んでも責任は自分にある。責任ある転職活動をして、転職と自分の人生を成功させましょうね。