新卒で入社して1年目だけど、もう生命保険の営業を辞めたい…。

大学を卒業して新卒として晴れて生命保険に入社したものの、1年目で辞めたくなるという人は毎年少なからずいるはずです。

生命保険の営業職は年々減少傾向ですから、辞めたいと思わない人のほうが少数派とも言えるかもしれません。

だけど、1年目で生命保険の営業職を辞めてもいいものかと悩む人が多いと思います。

その悩み、ここで解消しちゃいましょう。

研修で「辞めたい」と思う人も案外いる

どの生命保険会社に就職したかにもよりますが、生命保険会社の研修には似た特徴があります。僕がインターネットで調査した範囲で感じた、生命保険業界全体の研修に関する共通項について、ちょっとだけ紹介しましょう。

「おまえたち営業は、契約が取れないと存在する価値がない」

一言一句同じでなくとも、似たようなニュアンスの言葉を言われたという人がいるのではないでしょうか。営業職の仕事は契約を取ることだから、言っていること自体は間違いじゃないんだけど、この言葉からは売れない人間の人格否定をしているように感じます。真実ではあるけど、人間味の無い言葉ですよね。

こういう言葉を言われた時点で、「就職失敗したわ」と辞めたくなる人も多いです。

研修が、人材を振り落とす第一関門。

研修時点で辞めた人や、ばっくれた人も周りにはいるのではないでしょうか。

生命保険営業は最初の1年が一番難しい

研修時点で人材が振り落とされる生命保険営業ですが、僕が思うに「最初の1年が一番大変」な仕事なんですよ。生命保険の営業職は、正社員でありながら半ば個人事業主です。それは給与や税金面の話だけではなく、仕事のやり方などに関してもそうなんですよね。

普通、どの会社にも営業マニュアルがあるものです。

1年目はマニュアルに沿った営業活動をして、2年目か3年目にマニュアルと矛盾しない範囲で自分のやり方を見つけます。それで、個々人の営業スタイルが確立されていくのが、営業マンというものです。

ただ、生命保険会社には明確なマニュアルが用意されていない傾向があります。

そのため、最初から自分自身の裁量に委ねられる部分が大きいんですよね。先輩の教えなどはあるものの、それも数ヶ月で終わります。一人で営業活動を任されるタイミングが早く、慣れて感覚が掴めるようになるまでは本当に大変なんです。

マニュアルという指針が無いまま、先輩から話を聞くなどして自分で営業方法を見つけていかなければならない。

新卒で入社した1年目の社員にとって、それは辛すぎますよね。

だから、1年目を乗り越えるのが一番難しいんです。

「1年目で辞めたくなっていいのか?」と思う人が多いでしょうが、1年目で辞めたくなるのが当然と言えます。一番辞めたくなるタイミングであり、一番辞めて当然と言えるタイミングですから。

1年続けるべきかどうか?

誰かに「辞めたい」と相談したら、必ず「1年は続けろ」「3年は続けろ」と言われるでしょう。

僕は、営業職全般に関して「とりあえず1年理論」を展開しています。僕が提唱する「とりあえず1年理論」とは、営業は1年続ければ自分が向いているかどうかがわかるし、営業の仕事の本質が大方見えてくるという理論です。

だから、1年間は続けたほうがいいと僕は常々言っています。

それは生命保険営業にも当てはまるか?

微妙に当てはまりません。というのも、生命保険営業の場合、もう少し早く判断できるのではないかと思うんですよねえ。

生命保険の営業職は、最初の1年が一番難しいです。それは一人で戦わなければならなくなるタイミングが早く、マニュアルも無く「どうしていいのかわからない」ためだと思います。そういった本人の裁量に委ねられた状態に置かれると、本来のセンスが問われるんです。

営業センスがある人は1年目でもある程度の成果を残すけど、センスが無い人は成果を残せない。

生命保険営業は自分に営業センスがあるかどうかを見極められる仕事、と言えます。

そして、それを見極められる状態に置かれるタイミングが早いです。だから、半年もあればその判断ができるのではないかと僕は思います。半年も続ければ、もう既にガンガンに営業をかけているでしょうからね。

だから、生命保険の営業に関しては、僕は「とりあえず半年理論」を提唱します。

それで成果が出なければ、転職しましょう。

転職先は営業職以外がいいの?

営業センスの有無を見極めるため、半年間は続けようと語りました。

「半年経って全くダメ、自分センス無い…それなら、営業以外に転職しろってこと?」

とても難しい問題ですが、特に営業以外に転職する必要は無いと思います。あなたが他にやりたい仕事があるなら、その仕事をすべく転職活動を頑張れば良いでしょう。

ただ、そうじゃないなら無理をして未経験の職種を選ばなくても、いいですよ。

営業の仕事は「センス」だけでなく、小手先の技術や演出によっても一定の成果を出すことができます。もともとセンスのある人には適いませんが、人並み程度には成果を挙げることができるんです。

ただ、この小手先の技術や演出は、人によって「最適なもの」が異なります。

敢えて僕から例を出すとしたら、誰にでも共通して身に付けられるものとして「自信ありげな雰囲気を演出する」ことを挙げたいですね。

売れる営業マンに共通しているのは「自信ありげなオーラ」です。逆に言えばわかりやすいと思いますが、自信の無い人から商品を買いたいと消費者は思わないですからね。だから、自信のある人から買うわけです。

自信がある=この人から買えば安心、信頼できるということ。

その自信を演出するための方法として、僕は「万札を10枚以上懐に忍ばせておく」「良い時計や靴・スーツを買う」ことをオススメしています。自分が身につけるものにお金をかけていると、それが何故だか自信になる。精神論なのでうまく説明できませんが、とにかく「お金」です。

自信は、お金で作れる!

お金のことを信用と言うことがあるでしょう? そういうことです。他にも、小手先の演出や技術を身に付けるために色々な努力をすれば、営業職として生きていくことができます。

ただ、生命保険のように競争が激しい業界は、避けましょう。そういう業界では小手先の技術だけでは、生きていけませんからね。特に競争が激しいと言われているのは、生命保険・不動産・金融業界です。

そこを避ければ、営業職として転職をしても良いでしょう。

「とりあえず半年」頑張ってみて、ダメなら転職しちゃえ。そういう気楽な気持ちで仕事に望めば、いいと思いますよ。