保育士辞めたいの、私だ。

新卒入社1年目で保育士を辞めたい! 保育士として働き始めて間もないけれど辞めたくなるほど、保育士の仕事は大変。その割に給料は良くならないという、部外者の僕からしてみるとコスパが悪いと感じる仕事です。社会的に意義がある仕事だし、憧れるのもわかりますけどね。

だけど、辞めたいのなら現実を直視して転職を前向きに考えるべきだ!

「そうは言うけど、どう考えたらいいの?」という人のために、転職経験者の僕が転職アドバイスをしたいと思います。

最初の1年目は一番疲れる

保育士は、新卒1年目が一番疲れますよね。心身ともに疲れ果て、病気にかかる人が多いです。インフルエンザ・流行性胃腸炎・流行性結膜炎・麻疹・風疹・おたふくかぜ・水疱瘡・百日咳などなど…流行性疾患や子供の病気を子供たちからもらうということがよくあります。

特に、子どもの病気と呼ばれるものは大人になると重症化しますから大変ですよね。

病気だけじゃあ、ありません。

子どもの面倒自体が想像以上に大変だったとか、お昼寝タイムに寝付いてくれない子どもにイライラするとか、子どもを純粋に愛せなくなったとか…。子どもも大変だけど、親もまた大変ですよね。

特に保育士が面倒をみるような年齢の子どもに対して、親はどこまでも甘くなるし過保護になる。

この世の全ての正義よりも自分の子供のことを優先するのは親の偉大な愛であり、人間の生物としての優秀な機能とも言えるわけですが、保育士からしてみれば「何を偉そうにクソ親が! 保育士がどんな思いで働いとるか知らんくせに何を言いやがるんだ」という気持ちになってしまいます。

親と保育士は相容れず、平行線になりがち。

しかも新卒保育士にネチネチと嫌味ったらしいことを言う親もおり、精神的に病んでしまう1年目の保育士はとても多い

保育士の辛さと悲哀は、親子の面倒をみることから生まれるわけです。これだけ辛い状況にあるにも関わらず給料は少なく、長く勤続しても給料が良くなる保証はどこにもない。生活苦にも悩まされるという、非情な現状。

辞めたいと思うなら、辞めたっていいじゃないか。人間だもの。

辞める前に、考えたいこと

保育士という仕事を辞める前に、考えて欲しいことがあります。

辞める前に考えなかったとしても、転職活動の最中で必然的に考えることになることです。後から考えて転職活動に水を差してしまうより、最初から考えを固めておきましょう。その考えとは――。

本当に辞めていいの? 辞めるに値する理由なの? 後悔、しない?

思う存分に自問自答してください。僕から「辛いなら辞めていい」と言ったとしても、最後にはあなた自身の心の問題。特に保育士という仕事を選んだからには、そこに憧れや夢などもあったでしょうから、その憧れと夢に決着をつけないことには転職は始められません。

個人的に、辞めるに値する理由とは「心身がヤバイ」と思えるもの。たとえば、親との付き合いで病んでしまっているとか、仕事が忙しすぎて最近自律神経がヤバイとか、病気しがちになったとか。

「逃げ」と人は言うかもしれない。

だけど、言わせておけばいいんです。保育士という仕事から逃げて、その先に自分の人生の幸福を掴めるのなら自分の中でその逃げという行為は「勝つための戦い」に昇華されます。

逃げ道は、勝利への活路なんです。ほら、逃げるが勝ちって言葉があるじゃない?

保育士からのキャリアチェンジ、転職先は?

  • 一般事務
  • 医療事務
  • 介護職
  • 一般企業受付
  • サービス業
  • 旅行代理店
  • アミューズメント施設の職員
  • 子供向け習い事教室
  • 子供向けの雑貨・アパレル販売

実際に保育士からの転職先選ばれることが多い仕事と、個人的にオススメの仕事を混ぜました。一番多いのは、事務系の仕事に転職するパターンです。事務職は第二新卒・中途採用関係なく未経験者を募集していることが多く、比較的入職しやすい仕事ですからねえ。

ほかには、資格を取得して介護や看護に転身する人も多いです。

保育士資格を取得した経験から、資格の勉強と取得に対するハードルが低くなっているんだと思います。手に職を付けたい、誰かの役に立ちたいという想いもあるんでしょうねえ。

個人的にオススメなのは、旅行代理店以下四つの仕事です。保育士はサービス系の仕事が向いているだろうという考えと、旅行代理店は比較的給料が良いということから選びました。

子供向けの習い事教室や雑貨・アパレル業界などに関しては、保育士以外の立場から子どもに関わるという方法もあるよということを伝えたくて、オススメに入れたんです。

保育士は辛くても、子どもから少し離れて関わることで夢や憧れを叶えるというのも良いものですよ?

新卒保育士なら第二新卒だから転職しやすいし、そういう立場からアプローチしたいということで転職理由も作れます。職場によるとは思いますが、保育士より給料も良いでしょうし、直接親と関わることも少なく精神的にはかなり楽になるでしょう。

考えて欲しいのは、新卒だからとか第二新卒だからとかではありません。

僕としては、「どうして保育士になったのか」「保育士を辞めるとして、子どもと関わる仕事がしたいか」「自分にはどんな仕事が向いているか」の三つを考えて転職して欲しいと思っています。

転職成功のためには、是非考えたいことですからね。

保育士を辞める前に出来ること

転職先の仕事を選び、実際に転職活動を始める前に、新卒1年目で保育士を辞める前に、出来ることだけでもやっておきましょう。事前に園長先生に相談しておくことはもちろん、周囲の理解がある人間に相談するくらいはしておいてもいいかもしれません。

アドバイスをくれたり、何か対応してくれたりする可能性もありますからね。

転職すると覚悟を決めたのなら、仕事をしながら転職することを僕は勧めます。保育士1年目なら、貯金も大した余裕が無いでしょう。退職後に焦って転職をして失敗するよりも、仕事を続けながら自分のペースで転職活動をする方が良いですよ。

転職エージェントに登録だけでもしておいて、相談後に転職活動をすぐ始められるようにしておきましょう。

最後に、敢えて今まで一度も語らなかったんですが、マシな保育の現場に転職するという手もあるんです。保育士の待遇問題とか悩みとかは、施設形態などにより大きく異なることがありますから。

転職エージェントも、保育士専門のものがあるため保育士に諦めが付かないという人は考えてみても良いでしょう。

保育士を辞めるか、職場だけを辞めるか、覚悟を決めるときが今です。