飲食店、上を目指すか即辞めるか。

新卒入社1年目、飲食店の社員を早くも辞めたいという人は、多いと思います。あまり内定が取れずに駆け込んだ先が飲食だった人、飲食を志望して入社した人とバックグラウンドもそれぞれにあることでしょう。

しかし! 飲食店に正社員として入ったならば、長く続けるか即辞めるかの二択しかないと思った方が賢明。

辞めたい理由を整理し、辞めるべきかどうかを見極めましょう。

飲食店を辞めたい…ネットに数ある声を集めた

「飲食店を辞めたい」と嘆く人は、ネットという広大すぎる海の中にたくさんいます。言わば、インターネット圏の飲食店海域を遭難し漂っている人というわけです。その遭難者たちの声を集め、新卒入社1年目で飲食店を辞めたい人のよくある退職理由をまとめてみました。

  • あまりにも激務だった
  • 休日が少ない! 給料もそんなに良くない! 世の中世知辛いのじゃー!
  • 残業が多い(サビ残がある会社も結構ある様子)
  • 入社前から普通に働かされ、なんだか不安になった

残業が多く激務な割に、給料がそんなに多くはないというところに不満を感じている人が多いようです。新卒なのだから給料はこれから上がると思うかもしれませんが、先輩たちの給料を知り、「数年勤めてもそれなのか」と絶望したという人も多いはず。

また、会社によっては入社前から普通に戦力として投入されることもありますよね。人によっては、早くから仕事に慣れることが出来て嬉しいということもあるかもしれませんが、その間はバイト同然の待遇になるため不満が募る人も多いです。

何よりも、「入社前から働かせる会社、大丈夫なの?」という不安がありますよね。

他にも「厨房と接客を両立させられ、忙しすぎる」「夜遅くまで働くことが多い」などの理由が、よく挙げられています。

夜にも営業しているところだと、シフトの都合で深夜まで働くこともありますからねえ。

終電を考えて近くに住む必要もあるだろうし、辛いところです。

飲食店に勤めるなら、二つに一つ?

飲食店に勤めるなら、上を目指すか即辞めるかの二つに一つだと僕は思います。

飲食業界というのは、正社員を独立させる前提で育てることが多いです。料理人としても、接客のプロとしても、経営者としても教育します。正社員が自分の店を独立して持つか、会社が別店舗を出すときの店長にするかという感じですね。

どちらにしろ、自分の店を持つことを前提としています。

それまでの期間は修業期間として考えられていて、給料は鳴かず飛ばずです。先輩の給料もそんなに多くないのは、そのためと考えていいでしょう。

だったら、選択肢は二つしかありませんよね?

長く勤めて勉強して、自分の店を持つ!
自分には無理だと悟り、即座に転職してしまう!

二つに一つ、のるかそるか!

自分はどっち? 辞めるべきかを考えよう

僕が思うに、辞めるべき人の特徴はただ一つだけです。

何が何でも独立してやるという、強い意志の無い人。

正社員を店長にする前提で教育すると言っても、全員が全員そうなれるわけではありません。全員がなれるなら新卒入社して勤続している人の分だけ、会社は店舗を出さなくてはならなくなります。もちろん、独自に店を出す人もいるでしょうが…。

ただ、完全独立は会社の店舗を任されるよりもハードルは高くなるわけで。

どちらにしても、「自分は何がなんでも自分の店を構えるんだ!」という志が無ければ、勤まらないわけですよ。

志が無い人に店舗を任せることは出来ず、志が無い人は自ら独立することはせず…。

一生飼い殺し決定! エンドレス下働き、終わらない修行期間…! 結局、数年経って中途半端な状態で辞めてしまうことになります。

自分の意志を、確かめてみてください。

新卒1年目で飲食店を辞めたい理由を整理して、自分には志があるかを問う。辞めたい理由が大きすぎたり、志が無いことを自覚したり「自分が店を持つ未来」が全く想像つかないのなら、今辞めてしまった方が賢明だと思いますよ。

飲食からの転職先、第二新卒はどこがオススメ?

  • 営業職
  • 事務職
  • 食品販売・企画開発など
  • 他のサービス業

営業職と事務職は、僕は基本的に誰にでもオススメしています。テンプレのようなものですね。第二新卒が選ぶ転職先として、一般的なのが営業と事務。適度に身体を動かして人に会う仕事がしたいとか、適度に忙しい仕事がしたいなら営業が良いでしょう。

デスクワークがしたいとか、マイペースに仕事がしたいなら事務が良さそうです。

ただ、飲食からの転職なら食品を扱う仕事に転職するという道もあると思います。食品を販売する立場になったり、今度は企画開発を行うメーカーに転職したり…。同じ食という分野を扱う仕事にしても、飲食店の仕事とはガラリと変わりますからね。

飲食店がダメだったとしても、企画開発ならしっかり続けられる可能性があります。

新卒1年目で転職をする理由も、同じ食というテーマを扱う仕事同士なら作りやすいですしね。立場を変えて仕事がしたいと思ったとか、自分はこういう立場の方が合うと感じたからとか、立場に重点を置くと転職理由を数パターン作ることが出来ます。

他には、飲食以外のサービス業に転職するというのもアリです。

というか、飲食からの転職先としては王道中の王道。

たとえば、宿泊業界に転職して接客マナーを身に着ける人もいるし、比較的給料が高い分野の仕事を探す人もいるわけですよ。

ただ、「飲食の転職先は、同じ飲食か他のサービス業しかない」というわけではありません。ネット掲示板だと、よくそういう話が上がりますけどね。

確かに、長年飲食をやってきた人が転職をするなら、その話も7割くらいは当たっていると思います。3割当たっていないのは、困難というだけで不可能というわけではないということです。

だけど、新卒入社1年目で転職する第二新卒の場合は、話が変わります。

第二新卒なら、どの業界からもキャリアのやり直しがきくと言っても過言じゃありません。まだ、その業界に足を踏み入れて日が浅いから。まだ、社会人人生が始まったばかりで、未経験から教育して新卒に追いつかせることも可能だから。

だから、飲食業界は転職が絶望的だとは思わないでください。

飲食からの転職をする最大のコツは、自分の限界を勝手に決めないことです。

飲食店を辞めると決めたら、自分のキャリアプランを思う存分練り直しましょう!