職場の人間関係で悩ましいのは、上司ですよね。

同僚なら立場が対等だからこそ対処が簡単ですが、上司は立場が相手のほうが上ということでとても悩ましい。

新卒入社~3年未満ならなおさら、上司とのうまい付き合い方もわからなくて色々な悩みを抱えがちです。

僕自身も上司との人間関係に悩むことがありましたし、充実していると感じる今でもたまに悩みます。

そこで、自分の体験談も踏まえつつ上司との人間関係でよくある悩みについて、新卒から3年目に絞って紹介しましょう。

指導内容の違い

新卒入社した新人の多くが、先輩社員や上司によって指導内容や方法が異なるということに悩んでいるでしょう。

どちらの方法をとっても結果が同じであれば業務的には問題ありませんが、先輩の方法をとれば上司を蔑ろにしていると思われてしまい、逆もまた然り…。

こちらを立てれば、あちらが立たず困惑する人が多いです。

同じ仕事でも人が違えばやり方が違うのは当たり前ですよね。

同じ先輩や上司にずっと指導してもらう職場ならいいですが、教育係りの上司や先輩が他の仕事をしなければならないとき、他の先輩・上司に指導を請うことになってしまう。

そのため、こういった指導内容の不一致が起こるんですよね。

ただ、僕は色々な仕事の方法・プロセスを知ることはチャンスだと思っています。新人のうちから「自分のやり方」を見つけるチャンスなんです!

上司のやり方が自分に合わなければ、思うように仕事ができません。そこに他の方法を提示してくれる先輩や別の上司が現れると、自分に合ったやり方を複数のモデルから選ぶことができます。そして、色々な人のやり方を知ることで、自分に合った仕事のやりかたは何かを考えることができるんです。

自分で考えた、自分で選んだ、自分に合ったやり方であれば、上司も先輩も悪くは思いません。

人に教えてもらったことをそのまま受け取るのでなく、取捨選択をして自分で考えることが大事ですよ。

放ったらかし教育による弊害

新人に対して何も教えない上司、どこの会社にもいますよね。ここ数年、年配の人のこういう声を耳にします。

「最近の新人はかわいげがない」「礼儀をしらない」「覇気がなくてつまらん」「教える気しないね」という声が、どこからか木霊している…。

近年は若者が現実を悟りすぎて達観している人が多く、「かわいげがない」「覇気がない」というのはわからなくはありません。僕も可愛げがありませんし、人生において仕事を重視していないので覇気もないでしょう。

ただ、だからと言って教育しないとか、放ったらかしにするとか…。

そんなんじゃ、人間関係が円滑に進むわけがありませんよね。放ったらかしにされると上司への印象が悪くなり、上司は新人に興味がなくコミュニケーションをする気すら無い。

だから上司との人間関係がどんどん悪くなってしまい、辞めていく新人が多いんです。

これは、今上司の座についている世代の人の多くは「放ったらかし教育」を受けてきたというところに理由があると僕は思っています。

昔は「即戦力」が合言葉で、時間をかけて教育するということをしませんでした。

だから、上司に放ったらかしにされたとしても、冷たくあしらわれたとしてもそれが当然だったんです。当然だから、へこたれることはない。

退かぬ! 媚びぬ! 省みぬ! の精神です。

そうやって育てられてきた社会人が上司になり、「自分のときはそうだったから」と、かつて自分が受けた教育を新人にもします。

その教育が今の若者にうまく当てはまらないために、「最近の新人は…」とやる気を無くすというわけです。

こういう上司に対して、僕たちが何をどう語りかけたところで無駄でしょう。

彼らは自分が受けた教育が正しく、今の若者が悪いのだと僕たち若者のせいにしているんですから。だから、そういう教育方針なんだなと諦めるしかありません。

諦めて迎合するか、辞めるかの二択ですね。

嫌なところが目立ち始める

上司や先輩というのは、入社一年目くらいだと憧れの対象として美化されて良い部分が強調されて見えています。

目上の人に対する敬意がフィルターとなっているわけですが、二年目・三年目の付き合いになってくるとフィルター解除されるんです。

そして、彼らの嫌なところが目立ち始めます。

同じ人間関係を閉鎖的な空間で三年くらい続けると、こじれてくるもんですよ。

僕も入社してすぐはフィルターのせいで美化されていましたが、少し経つと嫌な部分ばかりが目に付くようになりました。思えば、高校生のころや学生のころもそうだったような気がします。

高校二年、大学二年になったあたりで、先輩のことが嫌いになり始めたんですよね。

特にフィルターがかかって美化されていた分、フィルターが外れたときの失望感は凄まじくなります。

自分が仕事がある程度できるようになれば、上司は案外凄くなかったんだなと、特に失望は大きくなるでしょう。

そうやって、どうにも上司のことが尊敬できなくなっていく。

尊敬の無い人間関係は、いずれ破綻します。恋人関係だって、お互いに尊敬できる部分が無いと別れるのが早いんですよ。これは僕の数少ない実体験です。そう、数少ない…ね。

そうやって、上司との人間関係のこじれに悩む人は多いです。

距離感が掴めない

社会人歴が長くなってくるとわかるようになるんでしょうが、新卒~三年目あたりまでは上司との距離感が掴めずに悩んでいる人を多く見かけます。

上司が突き放してくるタイプであっても、逆に飲み会を多くして距離感が近めの人でも、どう接して良いものか悩みますよね。

ビジネスライクに接しすぎて良いものか、もう少し砕けたほうが良いのか…。

接し方は、人によってある程度変える必要があります。

突き放してくるタイプなら、それに迎合してビジネスライクに接しましょう。とことんまで事務的な対応しかせず、遠い距離感で接するんです。

その上で報告・連絡・相談をしっかりして、上司の話をしっかり聞いていれば、放ったらかし教育の上司の場合を除き、人間関係がこじれることはないでしょう。

距離感が近い人の場合、これが逆に難しいんですよねえ。

事務的すぎると「つまらない」と言われ、こじれてしまいます。馴れ馴れしく接すると、接し方を少しでも間違えると「生意気だ」と思われかねません。こういう人との距離感が、一番掴みづらいんですよ…。

僕は、距離感が近い人には馴れ馴れしくならない程度にラフに接することを心がけています。

馴れ馴れしい接し方と、ラフな接し方は違うんですよ。

極端な例を出すと、「楽にしていいぞ」と言われてタメ口で話すのは馴れ馴れしいですよね。

言葉遣いは丁寧語くらいに留めておいて、その上で発言内容が砕けているのはラフな感じがしませんか? 感覚的ですけど、この馴れ馴れしいとラフの境界線を見分けることが大事なんです。

その境界線を見つければ、どんな上司ともある程度円滑な人間関係が築けるでしょう。

ただ、あまりに上司の人格に問題がある場合は除いて、ね。