「仕事にやりがいがない。こんな仕事、辞めたい。」と思っている人は、結構多いと思います。

僕自身もブラック企業で働いていた時期は、営業の仕事が嫌いなわけではないのに、やりがいを見出すことができず、毎日のように「辞めたい」と思っていました。

人生の何割かは仕事をしているのに、その仕事にやりがいがないと人生自体にやりがいが無いように錯覚するんですよね。

そして、無意味にあくせくしてしまうんです。「このままでは僕の人生ダメなのでは?」という漠然な不安が、そうさせるんでしょう。

僕もかつてはそうでしたが、今は「やりがい」について色々考えるところがあり、自分なりに人生を面白くすることができています。

その考え方について、ちょっと語らせてください。

仕事が大事か、プライベートが大事か

あなたにとって大事なのは、仕事でのやりがいですか? それともプライベートの充実ですか?

僕は、仕事というのはプライベートを充実させるための糧としか考えていません。

もちろん新卒でブラック企業に入社した当時は違いましたよ。バリバリ仕事して成果を残すことを目標としていた時期もありました。

でも、ブラック企業で働くにつれて「果たして仕事のやりがいはそれほど大事なのだろうか」と思ったんですよ。

そして、転職する前に一人旅に行って、そこで僕の考えは完全に変わりました。

仕事は自分の人生を豊かにするためだけに存在しているものだと。会社に貢献とか、社会に貢献とかそういうのは僕からすると「くだらない」ものです。

仕事のやりがいって、きっと多くの人は「誰かのため」だと思います。

自分の仕事が社会のためになっていると考えたり、自分の仕事で会社の売り上げが上がったりするのをやりがいとする。それも間違いではないかもしれませんが、同じ「誰かのため」でももう少し小さい世界を見てみませんか?

会社とか社会とか、大きすぎますよ。

人一人が考えるには、あまりにもスケールがでかいでしょう?

もう少し自分の両腕で抱えきれるものに、やりがいを求めるべきです。

僕には恋人も配偶者もいないので、僕自身と僕とずっと仲良くしてくれている友人がギリギリ両腕で抱えきれる範囲かなと思っています。

だから、僕は自分と彼らが楽しく過ごせるようにするためだけに働くんです。それだけが僕の仕事のやりがいになっています。

仕事内容とか、仕事の結果とかそういうのではなく、仕事以外のところで仕事のやりがいを求めているんですよ。

生きがいは「プライベートに見出したやりがい」

仕事のやりがいと、生きていくのに必要な「生きがい」はどちらも同じものだと僕は考えています。

生きがいは「プライベートに見出したやりがい」です。人は何も理由なしに生きられるほど単純ではなく、どこかに「やりがい」を見つけなければ生きていられません。

仕事自体にやりがいを見出したなら、仕事が生きがいにもなるでしょう。

でも、必ずしも仕事にやりがいを見出せるとは限りません。

僕や「仕事のやりがいがない」と悩んでいる皆さんのような人は、この世にたくさんいます。

それなら、「やりがい」を仕事に求めないという考え方をすればいいのでは?

その代わりにプライベートに生きがいを見つけるんです。そうしたら、仕事というのはその生きがいを得るために必要な過程になります。

たとえば、やりたいことをリストアップしてみるんです。

興味のある分野の資格を取りたいとか、バイクを買いたいとか高級車が欲しいとか…。自分のやりたいことや欲しいものなどを書き綴り、それを達成することをプライベートのやりがいとする。

それが生きがいになり、仕事はそれを達成するための過程になります。

これなら、仕事をする意味を失わず仕事以外のところにやりがいを求められるようになるんです。この状態で仕事をしていると、仕事にやりがいがあるように錯覚できます。

だって、やりたいことをやるためにお金を稼いでいるんだから。

これも先ほど述べた「仕事以外のところに求める仕事のやりがい」ですね。

仕事のやりがいとプライベートを秤にかけてみる

仕事にやりがいを見出すことができずに悩む必要って、実はどこにもないんですよ。好きな仕事をしている人は仕事内容自体にやりがいを感じられるから、そもそもこのことで悩まない。

悩むということは、好きなことを仕事にしているということではないのでしょう。

それなら、無理に仕事にやりがいを見出さなくていいんです。

大事なのは「仕事とプライベートどっちが大事なの思考」ですよ。

小説やドラマなんかで、主人公の彼女がよく「私と仕事とどっちが大事なの!?」って言うじゃないですか。

それに主人公はイライラしたり、答えられなかったりしますよね。確かに、この質問ってなかなか答えられないんです。

だって、「彼女を大事にするために仕事が必要」なんだから。

何かを大切にするための手段である仕事は、何よりも大事なことのように思えてくるんだから。

そもそもは仕事以外に大事なものがあるから仕事が大事なんです。「生きること」もそうですし、「彼女と一緒にいること」や「結婚すること」もそうでしょう。

僕のようにプライベートを面白くしたいから仕事をするというのも、同じことです。

大事なのは仕事のやりがいとプライベートを秤にかけてみること。そうして、自分がどこにやりがいを求めるべきかを考えることではないでしょうか。

こうして悩んでいる時点で、きっと多くの人は「プライベート」が仕事よりも勝るかと思います。

それなら、プライベートの大事なことを「仕事のやりがい」に錯覚させちゃいましょう。