アスペルガー症候群の人が向いてる仕事に出会うための転職戦略

最近は「自分アスペルガー症候群だ」と感じている人が増えている気がします。

昔は「変わった人」とかで済まされてきたことが、今は「アスペルガーかも」と認知されるようになったんですよね。ネットの発達から、アスペルガーという言葉が一般化して判断基準も溢れかえっています。

実際に診断を受けた人も、受けてないけどアスペルガー症候群と自覚している人もいると思います。

そして、それが原因で「仕事が辛い」「辞めたい」という思いを抱えてる人も多いのではないでしょうか。

今回は、アスペルガー症候群の人が向いてる仕事を見つけるための転職活動のポイントを僕なりに考えてみたので、参考にしてみてください。

アスペルガーという特性を受け入れた先に、良い転職先に巡り会える可能性がある

誰もがみんな何かしらの障害や苦手や身体的特徴を抱えています。

「アスペルガー」という特性もその一つに過ぎません。

大切なのは、その特性を受け入れたうえで転職活動をすることです。

転職に成功している人は、自分自身の特性を自覚し、それを逆手に取った転職活動をしています。

たとえば、体が弱い人は事務職などのオフィスワークを選ぶし、コミュ力が無い人は営業は絶対に選ばない。

なので、アスペルガーの人も同じように、自分自身の障害のことを考慮した転職活動をする必要があります。診断を受けている・受けていないにかかわらず、です。

良い仕事に巡り合える可能性というのは、その先にしかありません。

アスペルガーの人に向いてる仕事は?

僕は、仕事は「興味があること」と「自分にできること」とのバランスをとるとうまくいくと思っています。ただ、そのバランスというのは人それぞれ状況によって変わるんです。

人によって「興味があること」に比重を置いたり、「自分にできること」に比重を置いたりしています。僕は後者に比重を置いて、興味があることというのは二の次にして仕事を選びました。結局、なんだかんだとうまくいっています。

アスペルガーというのはたくさんある発達障害の一種なんですが、このアスペルガー症候群という括りの中にもさまざまなタイプがあるんですよね。

孤立型・受動型・尊大型・混合型・積極奇異型・大仰型の6タイプです。そのタイプによって仕事の選び方や向いている仕事は違ってきます。

感情を出しにくく「白か黒か」という思考になりがちな孤立型の人は、「データを扱う仕事」に向いているでしょう。「興味があること」と「自分にできること」の比重は、後者に傾けるとうまくいく傾向があります。

受動型も同じような傾向があるため、「自分の能力・性格・障害の特徴」に合う仕事を見つけることを最優先しましょう。興味があるかどうかは二の次のほうが良いです。

積極奇異型は適切な距離感を掴むのが苦手ななイプ。アスペルガー唯一の外向型の人で、感情型と言えます。仕事を選ぶときには、「自分の興味」を優先させ、その次に自分の適性を考えるという順番にするとうまくいくのではないでしょうか。

距離感が近いということを活かして、子ども相手の仕事なんか向いているかもしれませんね。子どもにとっては親しみやすい人になれると思います。

大仰方は孤立型に社会適応力が身についたタイプだと言われており、異様に丁寧です。だから「大仰」ということなんですが、その異様な丁寧さが求められる接客業が向いているかもしれません。

ただ、孤立型の進化系だから「人と接するのは苦手」という人も多いでしょう。そういう人は、コールセンターなどの対面しないタイプの仕事を選ぶと良いと思います。

尊大型の人は孤立型が超進化した感じで、他責の傾向が強いです。ミスが許されないような仕事には向いていません。データを扱う仕事・お金を扱う仕事・技術職全般に不向きで、逆にそのプライドの高さと頭の良さを活かした仕事をすることを考えたほうがいいと思います。

たとえば、新規顧客開拓営業・広報などが良いでしょう。

混合型はごちゃまぜの人です。診断もされていなければ、自覚も出来ていない人が多いためこれを読んでいる人の中にはいないと思います。

以上、僕なりに分析してオススメの仕事や向いている仕事の選び方を紹介してきましたが、個人一人ひとりには当てはまらないかもしれません。

自分に向いている仕事を探すために、転職エージェントを使うことをオススメします。あなたの状況を分析して、僕がオススメした以外の仕事もオススメしてくれるはずですから。

最後に:一般雇用と障害者雇用を考えてみた

アスペルガーの人はタイプによって出来ることと出来ないことの差が激しいです。「興味があること」を探すよりも「自分にできること」を探すほうが良いというタイプのほうが、圧倒的に多いように感じます。

そんな人たちにとって、雇用のされ方というのも重要になるんじゃないかと僕はこの記事を書きながら思いました。

一般雇用と障害者雇用があるわけですが、どっちのほうが良いのでしょうか。

個人的に、一般雇用は「出来ることを活かす」雇用だと感じています。一般雇用だと叱られることも多いですが、雇用側は労働者に期待をかけているんです。「君にはこれができるだろうから採用したんだ」という感じで、得意を業務に活かしてもらおうとしています。

障害者採用は「障害があるからできないかもしれない」という、苦手なことに対する配慮を前提とした雇用です。

僕としては、出来ることを活かせる「一般雇用」のほうが良いのではないかと思います。向いてる仕事があるはずですから。

でも、人によっては障害者採用のほうがうまくいくこともあるかもしれません。

アスペルガーである自分を受け入れた結果、「得意を活かしたい」「もっとちゃんと働けるようになりたい」と思ったなら一般雇用。

アスペルガーである自分を受け入れた結果、「安心して働ける職場がいい」「失敗したくない」「配慮が欲しい」と思ったなら障害雇用。

…という考え方で良いと思います。

僕は「アスペルガーだから仕事ができない」ということは、無いと思っています。タイプごとに得意なことも苦手なことも違うから、それをしっかり自覚していれば、向いている仕事に出会えるはずです。

アスペルガーで仕事を辞めたいなら、まずは自分がどういう人間かを知り、得意不得意を考えた仕事選びを始めましょう!

仕事や会社を辞めたい気持ちが少しでもある人へ
ヒサダ

はじめまして。当ブログの管理人ヒサダです。

僕がこのブログに訪れたすべての皆さんに伝えたいこと…

それは、「仕事や会社を辞めたい気持ちが少しでもある人は、すぐに転職活動を始めるべき」ということです。

転職という選択に対して消極的な印象を持っていた僕がそう思うようになったのは、僕自身、転職したことで人生が好転したからです。

  • 転職を決断する勇気が出ない
  • この程度の悩みなら我慢したほうがいいんじゃないか
  • 転職後の自分をイメージできない
  • 辞めることを言い出しにくい
  • 自分の年齢や能力で転職成功できるか不安
  • 他の業種・職種に転職したいけど、どうすればいいかわからない

これは転職を考えている人なら誰しもが感じることだと思います。

でも、一昔前とは違って今は転職支援サービスがとても充実しているので、気軽に質の高い転職活動ができるようになっています。それに、転職活動を始めること自体には何のリスクもありません。むしろ早めに動き出しておくことは、いざというときの備えとしてメリットしかありません。

だから、悩みや不満の大小に関わらず、自分の人生が今より良くなることに希望を持って、自分なりの形で転職活動を始めてほしいです。

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