仕事を辞めたい言語聴覚士は、『資格を捨てて転職する』という選択肢も積極的に考えるべき。

資格を活かして転職する道もありますが、「仕事内容に対する不満」だけはどうしても引き継いでしまいます。

今の仕事が好きだけどほかに不満があるなら、言語聴覚士として働ける違う職場を考えたらいい。

そうじゃないなら、言語聴覚士から転職して違う仕事に挑戦だ!

資格を捨てるということと、転職先の選び方をこれからじっくりと語りましょう。

言語聴覚士として活躍する場所を変えてみる

言語聴覚士の活躍の場、幅広いですよね。

病院で働く人が多いですが、医療現場というだけでも病院とクリニックと二種類あるわけです。病院とクリニックとだと施設の特徴が違うから、働き方も待遇も変わってきます。

また、医療の現場にこだわらなければ、デイサービスなどの介護業界、補聴器を取り扱うお店にも言語聴覚士の資格を活かした職場があるわけです。あとは、ことばの教室や養護学校などにも活躍の場はあります。養護学校の場合は特別支援学校教員の資格も取らないといけませんけどねえ。

取得したら、道はかなり広くなりますよ。

僕としては、現在医療現場で働いている人には、一度医療現場から離れることをオススメします。

だから、興味があるなら本当に特別支援学校教員の資格を取得して、養護学校で働くこともアリだと思うんです。求人数は少ないけど、ことばの学校の仕事だって面白いと思います。

一番オススメなのは、介護業界ですけどね。介護業界の仕事は、病気や先天性のものよりも、加齢による言語・聴覚障害の方向けの仕事となります。病院で取り扱う分野よりは幅が狭く、専門的になるのが特徴的ですね。

また、言語聴覚士として働く以外にも、その経験とスキルを活かして普通に介護職として働く道もあります。

これまでリハビリにかかわってきた経験から、お年寄りなど「聴覚に難がある人たちに対する伝え方」などがうまいと思うんです。それは、介護職には必要となる素養なんですが、わかっていてもこれがなかなか難しいんですよねえ。

本当に、介護の仕事を長年していても「なんだって?」と聞き返されることが多いし、相手の言語を汲み取るのも難しいんです。

言語聴覚士のスキルは、介護の現場で必ず求められます。資格を活かすというのは、何も「資格がないと就けない仕事をする」だけじゃないんです。その資格を取得するとき、またはした後に学んだことや経験したことを活かすことでもあるんですよ。

言語聴覚士から転職するなら、仕事に何を求めるかを考えよう

言語聴覚士から転職するとき、最初に考えてほしいのは「仕事に何を求めるのか」です。

仕事に何を求めるかはそれぞれ違っていて、「誰かの役に立つこと」という人もいれば、「金」とわかりやすい人もいます。僕が求めるものは「プライベートの時間と、仕事の負担に見合った金」です。僕は旅行が好きだから、何よりもプライベート重視なんだ。

だから、誰かの役に立つとか、世間に必要だからとか、そういうのは二の次三の次。

それでいいと思うんです。

今一度、素直な気持ちを自分に問いただしてみてください。「おい自分、お前は仕事に何を求めるんだ? 仕事のやりがいだけじゃ、続かなかったぞ」と。

仕事を辞めたいと切実に思っている言語聴覚士の多くは、「仕事のやりがい」「役に立つことの喜び」だけじゃあ続けられないとわかっていると思います。待遇を改善したいとか、人間関係を改善したいとか、仕事量が多すぎるのをなんとかしたいとか、色々な不満があるでしょう。

その不満に近いところに、あなたが本当に仕事に求めているものがあるんです。

僕の場合、ブラック企業勤務時代の不満は「残業が多すぎて私生活がおろそかになるし、その割に給料低い」ということでした。その不満を裏返したら、僕が仕事に求める「私生活の時間と、仕事量に見合った給料」になりますよね。

だから、不満をひっくり返そう。

綺麗ごとだけじゃなく、本音を引き出してから、転職先を選ぼうじゃないか。そうしないと、転職は成功しないぞ。

転職先選び、一度資格を切り離そう

ここまで、言語聴覚士の資格を活かす道を紹介しながら、転職先に求める条件選びのコツを語ってきました。それだけだと、「言語聴覚士の資格を活かして、なおかつ今の不満を解消できる仕事を探そう」と言っているようなんだが、僕の言いたいのは少し違います。

それもひとつの道だけど、一度資格を切り離して考えてもいいんじゃないかと思うんですよ。

言語聴覚士の資格をそのまま使うことに頭を使いすぎると、視野が狭くなります。「医療か介護か、どっちにしようかなあ」みたいなね。

そもそも、同じ資格を使う限り「今の仕事内容が辛い」という不満は解消できないわけです。待遇的な不満は活躍の場を変えるだけでも解消できるかもしれないけど、同じ資格を使うということは仕事内容が共通しているということとほぼ同義だから、それは解消できない。

仕事内容自体が辛いと感じる心があるなら、一度資格を切り離しましょう。

言語聴覚士の資格以外に、自分にできることを考えるんだ!

たとえば、「相手の意図していることを察するのが得意」「相手に物事を説明したり伝えたりするのが得意」という人、言語聴覚士には多いと思うんです。仕事の中で身につくスキルだろうし、必要な素養だろうから。

今の仕事が関係なくても、「PCが扱える」「アイデアを出すのが昔から得意だった」「声が大きい」など、自分にできることはたくさんあります。

些細なものでもいいんです。

その「自分にできること」が、転職先の職種選びの道しるべになります。

たとえば、相手の意図していることを察するのが得意なら営業職、物事の説明が得意ならカウンター販売が向いているんじゃないでしょうか?

声が大きいなら広報とかイベント関係の仕事もありだろうし、アイデアを出すのが得意なら企画職、PCが扱えるなら事務…。仕事に繋げようと思えば、どんなスキルや経験も仕事に繋げられるんですよ。そして、それを自信たっぷりにアピールすることが大事なんです。

「こんなの役に立つの?」と思わずに、「役に立つんだ!」と。

どれだけ些細なことも、アピールしよう。

ポジティブな情報はたくさんあればあるほど、転職はしやすいから。「声が大きい」だけでも、伝えないよりは伝えるほうがいいと思うんです。「長所は声が大きいこと。広報としてイベントに立つことがあれば、役立ちますよ」と言えば、言わないでいるより好印象。

ばかばかしいと思わず、やってみましょう。

自分にできること探しと、それに繋がる仕事探しを…!

職種選びに迷ったら、転職エージェントに相談だ

言語聴覚士から転職するとき、転職先の職種選びに迷うということがあると思います。

たとえば、「自分にできることはわかったけど、どんな仕事があるかわからない」とかねえ。世の中にどんな仕事があって、その仕事で何が求められるのかを知らないと、自分にできることと仕事とを繋げることができません。

そういうときには、転職エージェントに相談!

転職エージェントに登録すると担当者として付くキャリアコンサルタントは、転職のプロです。さまざまな経歴を持つ人と仕事・会社をマッチングしてきた人だから、仕事に関しての知識は本当に幅が広くてしかも深い!

浅く広くじゃないんだ、広く深くなんだ。海かよ。

あなたが考えた「自分にできること」を本当に活かせる仕事を探してきてくれるし、それをアピールする方法も一緒に考えてくれます。

言語聴覚士が仕事を辞めたいと思ったら、まずは自分が仕事に求めているものを見つけ、資格以外の自分にできることを考えて、転職エージェントに登録!

キャリアコンサルタントの情報と、仕事に何を求めるかと、自分にできること。

この三つをすり合わせて、転職先を選べ!