仕事を辞めたい! 転職がしたい!

そう思うものの自分が次にどんな仕事をすればいいのか、どんな待遇で働けば満足できるのかがわからないという人は少なくありません。

転職より先に「今の仕事を辞めたい」という気持ちがありますからね。

明確な目的意識を持って転職をする人はそれらを理解しているでしょうけど、そういう人の方が少数派だと僕は思います。

だから、今わからないのは当たり前なんです。これからわかっていけばいいんですよ。

元社畜からささやかなアドバイスをお送りしたいと思います。

どんな仕事をするべきかを考えよう

転職活動を始める前に、最初に考えるべきことは「どんな仕事をしよう」ということです。

そのためにまず、自分が大きな不満を持つことなく働くことのできる仕事を探しましょう。

自分が大きな不満を持たず働ける仕事を探すには、今の仕事の何に大きな不満を持っているのかを知ることが何より大事。たとえば「たくさんの人と会うのが辛い」のであれば、社外の人間とあまり繋がらない内勤の仕事をすれば大きな不満を持たずに働けるでしょう。

次に「自分が楽しみを見出せる仕事は何か」を考えてください。

自分が何に楽しみを見出すのかは、過去の経験を振り返ることでわかります。

運動部に入っていて「チーム戦で勝ったときは個人戦の何倍もわくわくした」のであれば、チームでプロジェクトを進めることに楽しみを見出せるはずです。「人に感謝されると心があたたかくなった」経験が強く心に残っていれば、人に直接感謝される仕事に楽しみを見出せるはず。

そうやって「強く心に残っている過去の経験」を仕事と当てはめると、自分が楽しみを見出すことのできる仕事がどういうものかがわかります。

最初に探した「自分が大きな不満を持たず働ける仕事」と、「楽しみを見出せる仕事」とを掛け合わせたものが「次にやるべき仕事」です。

どんな待遇で働けば満足するかを整理する

どんな仕事をすればいいのかというところでも語りましたが、まずやるべきなのは「自分が大きな不満を持つのはどういうところか」を考えることです。ネガティブ要素を考えれば、ポジティブ要素も自然と見つかります。仕事を辞めたいという気持ちはキャリアアップなど高い目的意識が無い場合、ほとんどがネガティブな気持ちです。

ネガティブになっているときに、「次の希望は?」とかポジティブなことを聞かれてもピンときませんよね。気持ちとは逆のことを考えるのは難しいから、後ろ向きなときは後ろ向きなことを考えればいいんだ。

今の職場の待遇に関して大きな不満を持っているのは、何?

それを考えた後は、どれくらい不満なのかを考えます。たとえば「残業が多いのが不満」なら、どれくらい残業が少なければ満足するのかではなくて、どれくらい残業があるのが不満なのかを考えるんです。

給料に関しても「これだけあれば」という理想ではなく、「これしかもらえない! クソだ!」という現状を見つめましょう。

それが、待遇の線引きになります。

次の職場は今の不満を持っている待遇を上回ることが最低ラインとなるわけです。その最低ラインがわかっていれば、何も問題ありません。

「希望がわからなくてもいいの?」と疑問に思うかもしれませんが、待遇に関しては「自分が今どれだけの待遇を得られるのか」という上限があります。希望を高く持っていたとしても、それが満たされないことは多いです。

だから、希望を持つより「今の自分がどれほどの待遇で働くことができるのか」という相場を知ることの方が大事です。

自分の転職市場価値の相場を知るには?

自分の転職市場価値の相場を知る方法として僕がオススメするのが、転職エージェント。

担当キャリアコンサルタントに希望職種と待遇の最低ラインを伝えて、「今自分がどれだけの待遇を得られるか」を相談しましょう。担当者があなたの経歴やスキルなどから、転職市場価値の相場を算出してくれます。

ただ、残業時間の最低ラインと給料の最低ラインなどは両立不可能な場合もあるので注意が必要です。

残業時間が短く休みが多い仕事は、給料が他に比べると低めである場合が多いですからね。最初に「自分が大きな不満を持っている待遇は何か」を考えたと思いますが、キャリアコンサルタントにそれを伝える際、優先順位も一緒に伝えることが大事ですよ。

その優先順位とあなたの転職市場価値を照らし合わせて、ピッタリな求人を紹介してもらうことになりますから。

満足は、不満を無くした先にある

最後にひとつ、言っておきたいことがあります。

僕はここで「希望」や「満足」よりも、「不満」に焦点を当てて語ってきましたよね。それは、「満足」というのは不満を無くした先にあるものだからです。不満を無くすことが、満足することに繋がります。

本当は「自分がどうしたいか」を考えるのが一番いいですが、仕事を辞めたい気持ちが強いときはそれがわからなくなってしまうものです。だから、不満を解消することに焦点を当てて考えて、不満を消した先に待っている満足を期待しましょう。

自分はどういう仕事・待遇で働けば不満を持たないのか?

転職の第一歩は、そこから踏み出すものですよ。