生活支援員の仕事が辛い!辞めたい!

障害を持つ人の生活をサポートするというのは、一筋縄ではいきませんよね。食事や入浴・排泄のサポートまで、介護の仕事は幅が広いです。機械的にできるなら少しは楽になるというものでしょうが、相手は感情を持つ人間。

人同士の付き合いだからこそ大変なこともあるし、そもそも介護の仕事自体大変なことです。

介護支援員から転職すること自体は、僕はいいことだと思います。人の生活をサポートするより、自分の人生・生活をよりよくすることを考えよう!

今回は、転職先の考え方やおすすめの転職先などを、転職経験者の僕からアドバイスしたいと思います。

生活支援員は、究極の接客業?

障害者の目線に立ち、相手の感情や行動をしっかりと把握・分析し、相手が協力してくれるように介護をしないといけません。生活支援というのは、こちらが支援する立場だとしても、支援される側が非協力的だと成り立たないものですからねえ。

肉体労働的な側面も強いですが、本質的には接客業と同じです。

ただ、他のどんな接客業よりも、福祉の仕事というのは難しいんですよ。自分自身の常識だけでははかれないことの連続ですから。障害者も僕らと何も変わらないと美しい言葉を並べることは簡単だけど、実際「自分は持っていない障害を抱えている人」は、自分の常識にない言動や行動をすることがあります。

それは、状況や環境が異なるため、当たり前なんです。

人は「それぞれの状況と環境に応じた当たり前を用い、言動や行動を無意識のうちに選択している。」と、僕は思うんですよ。

「この人奇天烈なことするなあ」と思うことが、僕ら健常者の間でもありますが、それはお互いにとっての当たり前が異なるため起こる認識のギャップに過ぎません。健常者同士でも、そういうことがあるわけです。

障害者相手だと、その認識のギャップがある状態が当たり前になります。

そこを埋めようとしなければならず、接客業としての難易度が本当に高いんです。ある意味では、究極の接客業と言えるのかもしれませんねえ。

生活支援員は、接客業全般に適正あり

生活支援員の仕事を難易度が高い接客度とするなら、生活支援員は接客業全般に適性があると言えるのではないでしょうか。接客業に転職すると、人同士の付き合いのモヤモヤやストレスなどは引き継ぐことになります。

ただ、生活支援員と違って自分の常識と大きくずれたことをする人は、稀です。それに、同じ客ばかりが来るということはありません。少し嫌な人がいたとしても、それはその一瞬だけだからまだ辛抱もできるでしょう。

生活支援員から転職すると、「生活支援員のときはこうだったしな」と思えますからね。

接客業の中でも特に難しいジャンルの仕事を経験しているから、ほとんどの接客業に対するハードルが低く、ストレス耐性は高い。だからこそ、経験を活かして働くにはとてもいい選択肢なんじゃないでしょうか?

分析する仕事でもあるから、そこを活かす道もある

生活支援員の仕事は、接客業でもありますが、分析をする仕事でもありますよね。

施設利用者のことを分析するからこそ、適切な介護も見えてくるというもの。生活支援員の仕事をする限り、利用者の分析は欠かせないことだと思います。だったら、接客業としての適性以外に、この分析する仕事の経験を活かす道もあるんです!

たとえば、営業や企画という道がね!

営業職の仕事は「ものを売ること」と思われがちですが、「どんな人が何を求めているか」を分析して「これから需要が出そうな人や会社」に「需要を生み出し、提案すること」が仕事なんです。

エアコン会社なら、「今のエアコン古いけどまだ使えるよ」と語る会社に、「最近水漏れや異音がありませんでした?」と言います。「ああ、あったなあ」と答えた会社には、「新しくしたほうがいいかもしれない」という危機感が芽生え、そこにすかさず「こういう商品が」と提案するんです。

分析したうえで適切な質問・話題を選び、適切な提案をする。

生活支援員にも、通ずるところがありませんか? いや、あるはずだ!

また、企画というのは分析する仕事の一番わかりやすい例ですよねえ。企画は人々の需要や傾向を調べて分析し、今後どういう商品を売り出すべきかを考え、形にする仕事。分析とそれを形にする仕事経験を、そのまま活かせます。

生活支援員から転職、潰しがきかない仕事じゃない

よく、福祉の道に進んだ人は「永遠に福祉業界で働くことになるのだ!」と言われるでしょう。ネットにも、そういう意見がたくさんあります。

だけど、違うんです。

福祉という難しい業界で働いたからこそ、自分の業務経験というのは次元が高いものと言えます。「福祉の仕事」「介護関係の仕事」「障害者支援の仕事」と言っても、その本質は接客だったり分析の仕事だったりするわけですよ。

次元が高い経験と共通している仕事を探し、しっかりアピールしたら、福祉以外の道にも勧めるんだ!

生活支援員を辞めたい人は、まず自分自身の認識を改めましょう。

卑屈になることは、一番の愚策です。

生活支援員の仕事は、給料や福利厚生など雇用条件に問題のある職場が多くて、休みも少なく大変だと思います。辞めたいとなっても、おかしくはありませんし、そう考えたあなたは悪くありません。

まずは、自信を持つことです。

そして、生活支援員から転職するとき、自分のどんなところを活かすのかを考えましょう。

転職先は、案外たくさんあるんだぜ!