システムエンジニアとして仕事を始めて2年目を迎えた頃には、仕事にも慣れ始めてきているでしょう。後輩も入ってきて社会人として少しの余裕が芽生え始めるのが、2年目という時期です。

1年目は慣れるまで仕事に必死でSEの仕事が辛くてもガムシャラに頑張るしかなかったと思いますが、2年目は違いますよね。

「辞めてやる…! こんな仕事!」

会社や仕事に対する不満や疑問は、2年目から湧き上がることが多いです。1年目に感じていて押し殺してきた気持ちが、2年目で少し気持ちが落ち着いたときに再び燃え上がってきたということもあります。

2年目で辞めたくなるというのは、ありがちなことなんです。

だからこそ「辞めていいよ」とも言えるし、「辞めるの少し待って」とも言える。

2年目でSEの仕事を辞めていいものか? 悩んでいる人に早期転職をした僕なりに、その答えを示してみましょう。

SEの仕事のどこが辞めたい理由になっているのか

SEの仕事を2年目で辞めたいと思った理由は色々とあると思いますが、その中でも特に大きな理由は何ですか? SEを辞めたいと思って検索するに至った決定打となった理由…それがわからない人には転職を勧めることはできません。

明確な理由も答えられないようなら、一時の気の迷いの可能性が大きいからです。2年目で仕事を辞めたくなるのは結構当たり前のことだから、辞めるのには慎重にならなきゃいけません。

SEの仕事を辞めたい最大の理由を自覚してもらうため、僕から「SEのこんなとこが嫌だあるある」を紹介したいと思います。

「仕事がキツイ!」

SEはネット界隈でIT土方と呼ばれるほど、ハードワークです。体力と精神力を最大限使う仕事で、残業も多い。納期ギリギリにはデスマーチになって、過酷な労働環境の中栄養ドリンクを飲みまくって仕事をするということがザラにあります。連日泊り込みも珍しくないですよね。

「給料安くない?」

SEは技術職の割に給料が非常に安い! 技術職として認識されてないんじゃないかというくらい、安いです。学んでいる人が多いとはいえ専門的なスキルが求められる仕事なのに、そのスキルに見合う給料は得られていません。死にそうになりながら働いて少ない給料を得る…何のために働いているんでしょう。

「キャリアプランがわからない」

SE35歳定年説という仮説があるんですが、そういう言葉が生まれるほどSEはキャリアプランが描きにくい職種なんです。役職にでもつかない限り、中年以降会社に残れる人というのは少ないでしょう。この先のキャリアプランに不安を感じて辞めるという人は、多いと思います。「俺昇進できるのか? 生き残れるか? 不安だから先に辞めてしまえ!」という、リスクヘッジですね。

SEを辞める決定打となる理由として一番ありがちなのは、上記三つです。

その中でも特に「激務の割りに薄給すぎる! やってられるかー!」と言って辞める人は多いと思います。

以上の辞める理由を見て「自分が辞めたいと思った一番の理由はこれだ」と自覚できた場合、辞めてもいいと思いますよ。それでもまだわからないなら、とりあえず今は辞めるべきではありません。仕事を辞める理由を自覚できないまま辞めても、転職活動の方針が定まらず失敗するだけですから。

転職の際、仕事を辞める理由が次の仕事を決める指標になりますからね。

辞めたい理由がわかっても、辞めてはいけない場合もある

SEの仕事を辞めたい理由を自覚していても、辞めるのを待ったほうがいい場合もあります。

ただ、これは僕の持論なので「そんなもん知るか!」と思うのなら辞めてもいいという程度のものです。

僕は、「成長できる環境を作ってくれる会社」でなら、SEの仕事を続けてもいいのではないかと思います。教育や人材育成の制度がしっかり整っていてブラック企業ではない会社、というのが成長できる環境を作ってくれる会社の条件です。

SEのハードワークな現状というのは、会社によりけりなんですよ。

そもそも! デスマーチになるような企業体制や職場環境がおかしいんだ

外部のシステムを作成する受注生産の部署なら、納期と受注数はバランスを見て考えるべきですよね。社内SEなら外部と違って調整しやすいんだから、デスマーチにならないように調整すればいいだけの話なんです。そんなこともできないようなブラックな会社では、SEの仕事が嫌になって当然でしょう。

社員を会社の利益のための駒としか考えていないから、調整もしないのかもしれませんが。

そういう会社では、成長はあり得ませんからね。食い潰されてハイお終いなので、早々に辞めたほうがいいでしょう。

ただ、外部や社内との調整をしてデスマーチにならないよう管理してくれている会社なら、エンジニアとしての成長が見込めます。その先のキャリアも考えられるだろうし、場合によっては独立もできるかもしれない。成長さえできれば、SEにだって選択肢は出てくるんです。

だから、成長できる会社では辞めるのを少し待ったほうがいい

それ以外の会社なら? 辞めてしまえ!!

2年目ならキャリアチェンジもしやすい

僕はダルビッシュ理論を、提唱します。

二十歳のダルビッシュ選手が言ったんですよ。「40歳でクビになって仕事がない状況、そこに神様が現れて1度だけチャンスをあげるから二十歳に戻ってもいいよと言われた。そして戻ってきたのが今だと思い込み、やらなきゃヤバイと自分を焦らせた」と。

若干言い回しなんかを変えてますが、そんなことを言ったんですよ。

未来の自分を想像して明るい未来が見えなかった、今自分を変えないとヤバイということですね。その未来を想像したというのをタイムリープになぞらえて語ったわけですが、そういう思い込みこそ大事なのかもしれません。

そう、仕事を辞めたいと思ったのは、SEの仕事を続けた未来の自分からの警告なのだ!

今すぐキャリアチェンジしないと後悔するという、暗示なんです。

「2年目にキャリアチェンジなんて出来るの?」と思うかもしれませんが、2年目だからこそですよ。まだまだ新卒の勢いも若さも抜けきらず、現職の風習などに染まりきっていない今だからこそ、未経験採用でも受け入れてくれる会社が多いんです。

若くて現職の風習に染まってないから、吸収力がある。

そんな今だからこそ、SEの仕事を辞めてキャリアチェンジをしてみてください。選ぶべき仕事は、自分の興味のある仕事や自分に向いている仕事です。一度キャリアプランをしっかり見つめなおし、自分が努力すべき道を見つけ、今度は未来の自分が警告しないような仕事に就きましょう。