近年なかなか見なくなった「OA事務」という言葉…それだけ一般化した仕事というわけで、「未経験だけどOA事務に転職しようかなー」という人はとても多いと思います。

ただ実際OA事務が何をどこまでやるのかを詳しく理解している人は、少ないのではないでしょうか。未経験から転職しやすい仕事と言えども気を付けておくべきポイントはたくさんあります!

未経験者がOA事務への転職を成功させるための全知識を、紹介しましょう。

※OAオペレーターとの違いは、OAオペレーターへの転職に興味がある未経験者が知っておきたいすべてのことで解説しています。

OA事務とは? 仕事内容・やりがいなどを改めて見てみよう

OA事務というのは、OAソフトを扱うPC作業をメインとした事務職です。OAは「オフィス・オートメイション(事務の電子化)」という意味。

仕事内容はWord・Excel・PowerPointなどを使った書類作成・データ入力から、コピー・書類整理・電話対応・来客対応などなど幅が広いのが特徴です。

PC作業が当たり前になった現代において「OA事務の立ち位置は?」と疑問に感じるかもしれません。僕の感覚としては「一般事務」という仕事のくくりの中で、PC作業により重点を置き電話対応などアナログな仕事が少ない場合にOA事務と呼ぶイメージです。

子どもの頃の音楽会や中高文化祭のクラス演劇などで表立って目立つよりも、陰から支える役回りを好んでいた人には、大きなやりがいが感じられると思います。

ザ・裏方の仕事ですからね。

OA事務の給料は一般事務とほとんど変わらず、平均年収300万円前後となっています。

OA事務に転職するにあたり、知っておいたほうがいいポイント

OA事務の仕事は今では一般化したPCのソフト操作ということもあり、そう難しいものではありません。これまで学校の授業などでWordやExcelを習っていた人なら、すぐに馴染めると思います。ただ、転職をするのは厳しい仕事なんです。

1.仕事は易しく転職は厳しい

仕事は易しく転職は厳しい…先ほどから何度か語っていることですね。

「どうして転職が難しいんだ? 未経験でできる仕事なのだろう?」

さもありなん。

しかし、求人が少ないんです! 事務職というくくりにまで広げても、求人はそんなにたくさんありません。一般事務というくくりにまで狭めるともっと少なくなるし、OA事務に限定した探し方をするともっともっと少なくなってしまいます。

下手をしたら自分が住んでいる近郊に求人が無いということも考えられるわけです。

給料がなるべく高い方が良いとか、福利厚生の充実度とか、平均年齢とか…そういう条件を突き詰めていくとなると転職の難易度はキリンの首にようにグィーンッと伸びます。

もちろん対策はありますし後程紹介しますが、転職活動の期間は思ったより長くなるということは覚悟しておきましょう。

2.OAソフトの習得度を明確化したほうがいい

「OAソフトを扱えますか?」という質問、実は結構難しい質問なんですよ。

たとえば「Excelを扱える」と言えるレベルはどこにあるのか、かなり不明瞭です。

「表が作れます!」と言えば表作成ソフトで普通に票が作れるのは、当たり前じゃんという話になる。「図面が作成できます!」と言っても、イマイチ伝わりづらい。じゃあ「関数が使えます」と言ったとしたらと考えたところで、関数と言っても初心者レベルから上級者レベルまで幅が広いです。

自分がどこまでソフトの操作を習得しているのか、明確に示さなければ企業にはうまく伝わりません。

Excelが扱えると伝えるときには、たとえば「TECT関数など中級くらいは使えます」と具体的に示すとわかりやすいです。

「そもそもどのくらいのレベルが求められるのか」は、会社によって異なります。未経験OKという場合は、「SUM関数使えます」という初心者レベルでも「おっ! ええやん」と思ってもらえることもあるんです。

だから自分の能力が低いと感じたとしても、リアルに具体的に伝えるほうが内定を得やすくなると僕は思います。

不安があるならMOS資格を取りましょう。

これは「マイクロオフィス・スペシャリスト」という名前にある通り、取得していると「仕事に支障がないどころか、他人の作業すらも効率化できるほど習得済み」という保証になります。

OA事務に未経験から転職するとき、競争率が高かったとしても、MOS資格があれば転職もそう難しくはなくなるぞ!

3.OA事務含む事務職の現状を知っておこう

事務職全般の求人の倍率が高いということは先ほど語りましたが、それ以外にも厳しい現状があることを改めて知っておきましょう。

まず、OA事務の仕事は派遣やアウトソーシング化がかなり進んでいる仕事です。「正社員じゃなくてもいいんじゃね?」と考えられているため、正社員がそれほど大切にされない会社もあります。

また、今後は事務作業が自動化するとも考えられており、仕事内容が変化するまたは仕事が無くなることもあるでしょう。

事務職は安定しているというイメージは、捨てないといけません。

とにかく…比較的安定していて社員を大切にするような会社選びが、何よりも大事ということです。

求人が少ない中で自分が好む求人を「確実に」ゲットする方法

求人がかなり少ない割に事務職は転職者から人気があり、倍率が高い。そんな状況にある中で会社選びが大事と言っても…「分母が小さいならあまり比較していられないのでは?」と考えるのが当然ですよねえ。

全体的な求人数が少ない中、自分が好む求人を少数でも確実にゲットしないといけません。

その方法として、転職エージェントの利用を僕はオススメします!

転職エージェントを使うことにより、「OA事務を募集している会社で、業績が安定していて福利厚生が充実しているところがいい」などの希望条件に沿った求人だけを、集められるんです。

もちろん完璧に沿っているかどうかは、そのときの状況によって変わります。

ただ、少なくとも「好まない求人」ばかりオススメされることにはなりません。希望になるべく沿いながら質が高いということを両立させられるギリギリの範囲の求人を紹介されるから、小さい分母の中でもしっかり会社選びができるというわけです。

転職エージェントを使うことが、未経験からOA事務への転職を成功させるための絶対条件と言っても過言ではない!

そうして対策をしていくことで、OA事務の仕事は「仕事内容は易しく、転職も厳しくはない仕事」に変わるのではないでしょうか。