脱サラして農家になろうという人も多いけど、逆に農家を辞めたいという人も多いです。

農業は「好き嫌い」に激しく左右される仕事のように、僕からしてみれば思います。だけど、現実に農業をしている方の多くは好き嫌いに関わらず、「やらなければならない」ために農業に従事しているのではないでしょうか。

だから、仕事を辞めたいと思っても、転職することすら難しい。

ただし! 農業から転職することは可能です。「決意」があって、転職活動を上手く立ち回ることができれば。

脱農した人の理由とは?

「もうやってられん! 脱農してやる!」と、実際に農業を辞めた人の「退職理由」をネットを使って集めてみました。すると、二つの特徴が見えてきたんです。

冒頭で述べた通り「好き嫌い」に左右されている人もいれば、「辞めざるを得なくなった」という人も多い。

参考までに、辞めた人と続けている人の意見両方を紹介しましょう。

辞めた人の意見

  • 台風によってハウスが潰され、気力が無くなった
  • 自分には農業をする素質が無いのではと思った
  • 実家が農家だから続けていたが、精神的に限界がきた
  • 信頼していた先輩農家に裏切られ、「もう無理だ」と思った
  • 生活できない
  • 不確定要素が多すぎて辛い

続けている人の意見

  • 好きだから、大変なことがあっても辞めたいと思うことはない
  • 思ったより稼げて嬉しくなり、辞める気はない

辞める人の理由は、「農業が特別好きではないこと」「農業の特徴に嫌気が差した」「限界がきた」という三つの理由に大別されそうです。特に、農業の特徴に嫌気が差している人が多いように思います。

ただ、それも元をただせば「農業が特別好きではない」のかもしれませんね。

続けている人に「好きだから辞めたいと思うことはない」という人がいますが、好きな人は台風襲来や不作などに悩まされながらも「なにくそ根性」で続けることができるようです。向いている人も、「稼げるから」「大変だけどやりがいがあるから」と続けられています。

今、農業を辞めたいと必死に悩んでいるあなたは、そもそも農家に向いていないか、農業がそれほど好きではないかのどちらかではないでしょうか。

限界がきたという方は、悩む前に辞めてしまう人が多いです。特に農業は体に対する影響が大きいですからね。体を悪くしてしまうと、悩む余地すらありません。

農業よりサラリーマンの方が稼げる可能性が高い

よほど農業に向いている人じゃない限り、農家を続けるよりもサラリーマンに転職したほうが稼げます。

正社員になっても今は昔ほどの安定や高収入は無いけれど、ブラック企業にさえ掴まれなければ、大抵の農家よりも安定して稼げますよ。

ホワイト企業なら月収は年々上がるし、ボーナスもある。

しかも!

農業は「成果」を出そうと思っても出せませんが、サラリーマンの「成果」は出るべくして出るものという特徴があります。

農業の場合、人間がいくら頑張っても自然の気まぐれによって努力がふいにされがちです。僕たちサラリーマンの場合、「努力したら必ず成果が出る」とは言いませんが、「正しい努力をしたらそれなりの成果は出る」と言えます。

不確定要素が少ないですからね。

策を練れば、それだけ成果も出やすくなるんです。

だから、努力が比較的報われやすく、モチベーションも保ちやすいという利点があります。

農家を続けるより稼げるようになるだけでなく、不確定要素に悩まされることも無くなる。

努力が報われるようになるには向いている仕事に転職する必要があるけれど、転職さえも策によってなんとかなります。農家を辞めたいなら、辞めてしまいましょう。

実家や地域のしがらみなんて関係ない

農業を続けるよりも転職したほうがメリットが大きいかもしれないという話をしましたが、中には実家や地域の関係で辞めづらいという人も多いと思います。

ただ、僕に言わせてみれば「実家や地域のしがらみなんて関係ない」んですよ。そんなしがらみは、人ひとりの人生の前にはくだらないものになり下がります。

実家や地域というのは、偶然出会った人たちが寄り集まった個人の集合体に過ぎません。

もちろん、人間はその個人の集合体に過ぎないものに帰属することによって、生きることができるわけです。

しかし、家族や地域という自分が帰属する集合体が、個人の人生の妨げになることがあってはなりません。人のために社会があるが、社会のための人ではないじゃないですか。

家族に相談することは必要だけど、家族を理由で転職を躊躇うことはやめましょう。嫌な仕事、辛い仕事を続ける自分を正当化する理由を見つけようとしないで欲しいなと思います。

農業を辞めた後の仕事は、どんなものがあるの?

仕事は無数に近いほどの数あるけれど、全ての仕事に就けるわけではない。

転職をするとしたら、自分に向いている仕事を探す前に、自分が転職できる仕事を探さないといけませんよね。農家の場合、人によって違います。

一度サラリーマンを経験した人は、前職なら比較的楽に転職できるでしょう。前職は嫌だというのなら、同業種の別職種は受け入れられやすいからオススメです。

前職の経験に加えて、農業を経営することや流通現場に関する知識など、様々な知見が加わるため転職を有利に進められます。

サラリーマン未経験の場合、転職に関して全く見当がつかないのではないでしょうか。

ただ、「食料品メーカー」「食品加工会社」「小売業」「流通関係」の業界に農家の需要がありますよ。

農家という食に関わる仕事をしているからこそ、食の安全性に関わる仕事に知識を活かせるんです。食料品の品質管理や衛生管理、商品開発などが面白いのではないでしょうか。

僕が転職先にオススメするのは、以上の業種・職種です。

この中から自分に向いている仕事を探すのが、一番の近道ではないでしょうか。

向いている仕事を探して、転職を成功させよう

向いている仕事を探すと良いと語ってきましたが、「それが一番難しいんだよ!」という話ですよね。

自分に何が向いていて、何が向いていないかなんて自分自身だとよくわかりません。自信がある人は向いている仕事の範囲を実際より広く捉えて失敗しがちだし、自信が無い人は逆に狭く捉えて失敗しがち。

だったら、自分じゃない誰かに判断してもらえばいいじゃないか!

「誰か、誰?」

転職エージェント。

転職エージェントに登録すると、担当アドバイザーによるサポートを受けることができます。質の高い求人の紹介が受けられるだけでなく、転職活動の方向性やスケジュールを考える手伝いもしてくれるのでオススメです。

アドバイザーに、自分の経歴やスキル・性格などを伝えて、どんな仕事が向いているかを相談してみましょう。

先ほど紹介した業種や職種の中で、と限定してもいいですよ。逆に、限定せずアドバイザーに身を委ねるのもアリです。そこはご自由に。

ただ、相談することによって向いている仕事が見つけやすくなります

農家からの転職を成功させるには、向いている仕事を見つけるのが何より大切。先ほど紹介した転職しやすい業種・職種を参考にしながら、転職エージェントを頼るのが転職成功の近道!

農業は大切な仕事だけど、あなたがやる必要はありません。

自分の人生を大切にして、脱農を現実のものとして考えてみましょう!