将来のことを考えれば考えるほど、ニトリを辞めたい気持ちが大きくなる人が多いのではないでしょうか。
と言うのも、企業口コミサイトを見てみると、ニトリの退職者は今後の人生のために辞めたという人が多いんですよね。
今回は、それらの口コミを分析しながら、転職戦略を掘り下げていきたいと思います。
※本ページは2019年7月14日時点の口コミ情報をもとに書かれています。最新の口コミは以下のサイトでご確認ください。
https://www.vorkers.com/company.php?m_id=a0910000000Fs2l
https://careerconnection.jp/review/540025/
https://en-hyouban.com/company/10104605925/
プライベートを重視しづらい
これは、販売職・店舗運営・マネージャーなどにありがちなことです。
ニトリの店舗はシフト制を採用していて、しかも平日休みになることが多いから友人や家族とも会いたいときに会うことができないんですよね。しかも繁忙期は常に店舗が忙しい状態で、残業をすることも多くなるし、バイトが抜けたら社員が代わりに休日出勤することになるし…。
また、2~3年に一度異動があり、そのたびに新しい人間関係構築が必要になるだけじゃなく、異動を言い渡されるのはいつも突然なので生活がかき乱されてしまいます。
まず、シフト制だとしても休日の希望くらいはしっかり出せる会社に転職する必要があるでしょう。
それは、職場の雰囲気の問題でありながら役職者の問題でもあることです。ニトリでは「個人で休日の希望が出せる雰囲気ではなく、役職者が勝手にシフトと休日を決めてしまう」ということが多いとの口コミがあります。
しかも、シフトが発表されるのは次の月が始まるギリギリだから予定もなかなか作れません。
「まだシフトがわからなくて」と言うたびに、友人と心が離れていくような気がします。それで実際に疎遠になったという人もいるのではないでしょうか。
だから、シフトの発表日もしっかりチェックしておかないといけませんね。
そもそも販売職やサービス業自体を辞めるということなら、シフト制じゃない働き方も選べます。今の仕事にこだわりがないのであれば、そういう道に進むことも考えておきましょう。
そのときには、完全週休2日制・有給取得率が高い・長期休暇があるなどの条件で求人を探すことも大事です。
キャリアの幅が狭く研修も不十分
ニトリに入社する前には、「配転教育が豊富」「キャリアの選択肢や幅がグンッと広がる」というところに魅力を感じている人が多いです。それに、実際に入社前に「店舗経験を2~3年くらい積んだら、そこからさまざまなキャリアに向けて経験を積ませてあげるよ」と説明された人も口コミサイトでは見られます。
だけど、実際に働いてみるとびっくり仰天。
配転教育というけれど、ただ異動が多いというだけ。
それでもキャリアが広がればいいんだけど、店舗・配送・カスタマーセンターなど、結局オペレーション部署の中ばかりで本部の仕事に繋がる経験なんて得られません。
結局、ニトリの中でのキャリアというのは店舗のマネージャーになるとか、店長になるとかに限られてしまうわけです。
ニトリは、商品の企画や製造、店の設計から配送や広告・情報システムに至るまでのほとんどを内製化しているのに、それらにかかわるチャンスが無いのはもったいないですよね。
ニトリで希望のキャリアが積めないなら、転職するしかありません。
今の仕事の中でも希望する仕事に通ずる経験や能力などがあるはずです。
たとえば、企画なら実際に現場の声を聞いてきたというアピールポイントがありますし、広告もユーザーの反応を予測しやすいという長所を挙げることができます。
特にニトリと同じような家具・生活雑貨業界で転職するなら、それらを直接活かしやすいですよ。
あとは、キャリア形成のための研修が充実しているかどうかもしっかりチェックしておきたいところですね。
ほかの企業で役立つスキルが得られない
ニトリのキャリアが狭いということを店舗運営などの部署目線で語ってきましたが、本部の人は本部の人で「ほかの企業で役立つスキルが得られない」と悩みを訴えているんです。
ニトリは決して社員教育をしていないわけではないけれど、それらの多くはニトリ色に染まるためのもの。社会人として持っていて当然という広く浅いスキルに関しては、教えてもらえずに苦労することがあるようですね。
たとえば、業務上使わないからExcelもPowerPointも教えられないし、書類の作り方すらわからないという人が生まれる。
ニトリにずっといればそれは当然のことのように感じるかもしれませんが、実際はそうではありません。業務上使わないものであろうと、書類の作り方くらいは教えてもらうし、そのためにExcelやPowerPointが必要なら教えてもらえることが多いです。
ずっとニトリで生きていくのならいいんだけど、キャリアプラン的に一度転職する必要がある人は早めに転職したほうが良いのではないでしょうか。
ただでさえ、社会人としてのスキルが幅広く身についていないために、転職に苦労したと語る人が多いんですよ。このまま長い時を過ごせば、その苦労はぶくぶくと膨れ上がって、そのうち破裂して宇宙まで飛んで行ってしまうだろう。
だから、幅広いスキルが学べる研修や、幅広い業務が経験できるようなキャリア形成のための研修が充実していることを重視して、早めに転職しておきましょう。
不安だったら、休日を使って自分の業務外のスキルの中から一般的に必要とされるスキルを調べて、独学で学べるなら学んでおくと良いと思います。
習得に時間がかからないものが多いだろうから、転職活動をしながら勉強を進めれば、転職活動が終わる頃にはもうそのスキルが習得できているのではないでしょうか。
それに、業務上使わないものとして会社で教えてもらうことはなかったが、転職を機に自ら学び始めているということは「積極性」をアピールできる良いチャンスですしね。
僕がこのブログに訪れたすべての皆さんに伝えたいこと…
それは、「仕事や会社を辞めたい気持ちが少しでもある人は、すぐに転職活動を始めるべき」ということです。
転職という選択に対して消極的な印象を持っていた僕がそう思うようになったのは、僕自身、転職したことで人生が好転したからです。
- 転職を決断する勇気が出ない
- この程度の悩みなら我慢したほうがいいんじゃないか
- 転職後の自分をイメージできない
- 辞めることを言い出しにくい
- 自分の年齢や能力で転職成功できるか不安
- 他の業種・職種に転職したいけど、どうすればいいかわからない
これは転職を考えている人なら誰しもが感じることだと思います。
でも、一昔前とは違って今は転職支援サービスがとても充実しているので、気軽に質の高い転職活動ができるようになっています。それに、転職活動を始めること自体には何のリスクもありません。むしろ早めに動き出しておくことは、いざというときの備えとしてメリットしかありません。
だから、悩みや不満の大小に関わらず、自分の人生が今より良くなることに希望を持って、自分なりの形で転職活動を始めてほしいです。
僕がおすすめしている転職支援サービスは無料の転職エージェントです。就業相談から求人紹介、採用対策まで、転職活動全般をサポートしてくれるサービスです。僕も実際に利用して転職を成功させました。
そして、数多くある転職エージェントの中で1番おすすめなのはマイナビエージェント。当ブログで150人を対象に行ったアンケート調査で評価が最も高かった転職エージェントです。
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上記のページでは、転職エージェント利用者の口コミや、転職活動を早めに始めるメリットなども紹介しています。
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