「サポステ、良さそうだし使ってみようかなあ…」

そんなことを考えているニートは、少なくはないと思います。

ただ、僕が思うにサポステ(地域若者サポートステーション)には向き不向きがあるんです。それに、状況別に受けるべきサポート内容も異なります。それを知らずにサポステを使うのはあまり意味ないことではないです。

今回は、サポステに向いてる人の特徴や、状況別の受けるべきサポート内容、逆に向いてない人の特徴などを一挙紹介したいと思います。

サポステはどんなニートに向いているのかを考えてみた

1.動きたくても動けない人

働きたい! そんな想いが人一倍強いのに、なぜだか動き出すことができない。

そういう人は、極端に自信喪失していたり、働くことのマイナスイメージが強すぎたりするんですよね。ブラック企業に就職して辞めたタイプのニートや、無職期間が長くなりすぎた人などにありがちなことだと思います。

そんなときに必要なのは、心を軽くするということです。

まずは誰かに相談して、今の悶々とした悩みを軽くしてあげないことには動き出すことができないでしょう。

ただ、身近な人に相談するのはハードルが高いんですよね。「働きたい想いが強いのに動けない自分が嫌い」「認めたくない」「そういう自分を身近な人に知られたくない」という考えが、働くんだと思う。

だから、サポステに行って相談をすることには価値があると思います。

カウンセリング目的だけでも、行くと良いでしょう。

さらに、無職期間が長すぎて動く出すことができない人や自信が無い人は、集中訓練プログラムというものを利用すると効果的です。これは、職業実習や資格取得などを行うことで、自信と就職に必要な能力の獲得を目標とするもの。

動き出すハードルを下げるには、打ってつけではないでしょうか。

2.就活の方法がわからない人や働いたことがない人

全く就職活動をしたことがないと、就活の方法すらわかりませんよね。履歴書はどうやって書けばいいのか、面接はどのように受ければいいのか…。日程調整とか言葉遣いとかお辞儀の角度とか、わからないことだらけだと思います。

就職活動をしたことがないなら、サポステの就活セミナーが使えるかもしれません。

これは求人への応募の仕方という初歩中の初歩から、履歴書の書き方・面接練習などまでをしっかりと教えてくれるプログラムです。

あとは、ビジネスマナー講座も併用すると面接や働くときのマナーなどがわかります。

就活はしたけど失敗したから働いたことはないという人も使えるし、そういう人にはジョブトレという簡単な就業体験も行っているから、サポステを使う価値は大いにあるのではないでしょうか。

3.無職期間中の会話経験がほとんどない人

ニートをしていると、会話する機会が減りますよねえ。

実家に住んでる人は会話をしたとしても両親とくらいだし、無職をしている罪悪感などから両親とも会話が減っていくし…。一人暮らしをしてアルバイトせず仕送りだけで生活している人なんて、ほとんど会話ゼロだと思います。

就職活動をする前に、コミュニケーション自体に慣れておきたいですよね。

だからと言っていきなり出会いの場に行ったとしても、「どう話せばいいかわからない」から挫折してしまうだけです。幅広い人を対象にしているコミュニケーション講座なども、学生が多かったりして無職である自分を恥じてしまい、うまくいかない可能性があります。

そこで、サポステのコミュニケーション講座の出番です。

サポステに通う人は自分と似た状況の人たちばかりだから、何も恥じることはありませんし、気を遣い過ぎる必要もありません。

そんな自分にやさしい環境で、自己分析の方法を教えてもらったり、自分の良さを認識して会話の練習をしたりすることでコミュニケーションに慣れましょう。

具体的な就職活動は、その後からでもできますから。

サポステに通う意味がないのはどんなタイプのニート?

これまで、さまざまなタイプのニートにとってサポステには通う価値があるということを語ってきました。

サポステは、ニートにとって必要な支援がしっかり充実していて、しかもニートというものを一括りに考えず、さまざまなタイプの需要を把握していると感じさせられる良いサービスなんですよ。

しかし、サポステに通うことができる人(できそうな人)は、ニートであっても引きこもりではないんです。引きこもりだったとしても、半分は引きこもりを脱している状態と言えます。

本当の引きこもりはサポステに通う意味がないというか、そもそも通えない。

外に出るだけでも負担がかかるのに、同じような状況の人とはいえ、知らない人と集団で何かを行うというのはハードルが高すぎるんですよね。

そういう人には、違うサービスのほうが良いと思うんです。

引きこもりタイプのニートは他のサービスを使ったほうがいい

  • おしごとアドバイザー
  • こころの耳
  • 各都道府県のニート・引きこもり向けの就労相談事業
  • 就職支援サイト

おしごとアドバイザーというのは、厚生労働省の若年者向けの雇用対策事業です。支援内容はサポステほど実践的ではないものの、電話・メール相談ができるのが引きこもり的には嬉しいところでしょう。

引きこもりである現状に関する相談、引きこもりニートから就職することに関する不安の相談など、幅広い相談ができます。

そうして慣れてきたら全国で開催されている就活セミナーに参加したり、仕事を探し始めたりすれば良いでしょう。

そして、こころの耳は「働くこと」のメンタルヘルスに寄り添い、支援を行うポータルサイト。

おしごとアドバイザーは就活の方法を指導してくれたり、求人探しを手伝ってくれたりしますが、こころの耳は完全に「心の問題」を解決することに重点を置いているのが特徴です。

引きこもりをしている自分の心に潜む問題を、ほかのサービスよりも深く優しく解決に導いてくれます。

それに、ポータルサイトなので、相談をしなくてもさまざまなコラムを読むなどして心を楽にすることもできるんです。

基本的に「働く人のメンタルヘルスポータルサイト」としているものの、職場復帰相談なども受けているので引きこもりやニートでもOK。

また、各都道府県の就労相談事業を利用するのも手ですね。行政の事業だからこそ、利益になりにくい本当に家から出るのが困難な引きこもりを対象として、就労相談や支援を行えるというもの。

都道府県だけじゃなく、各自治体でも行っていることがあるので、自分の住んでいるところで行っているかどうかを調べてみると良いでしょう。

最後に、より実践的なサポートが得たい人のために、就職支援サイトがあります。

働くことへの不安解消、就職活動の方法、面接対策、求人探しなどをトータルで面倒みてくれるんです。就職を決意した人向けではありますが、まだ迷っている人や引きこもりの現状から動き出せない人も対象としています。

引きこもりニートの人は以上のようなサービスで電話・メール相談から始めてみることが大事。そして、気持ちが楽になったらより実践的なサポートサービスを選び、段階的に就職活動に向けて動き出すと良いでしょう。