ニートを続けると、ニートである自分自身の状況に焦りを感じますよね。それに、ニートを続けることに対しての不安も募っていきます。

だけど、就職することにも大きな不安があるわけです。

そこで、今回は、「焦りや不安を感じているニートの人」に動き出す勇気を得るための考え方や具体的な行動方針などを提案したいと思います。

自分自身でハードルを高くしすぎてませんか?

焦りや不安を感じているニートの中には、自分自身でハードルを上げてしまっている人が多いのではないでしょうか。

たとえば、誰かと比較して自分はダメだと落ち込んだり、自暴自棄になったり、自分を責めたりしていませんか? 比較する相手は兄弟や友人という身近な人かもしれないし、まったく何の関係も無い他人かもしれない。

さらに、そういう考えが加速すると、漫画とかアニメやドラマの登場人物とも比較するようになるんですよねえ。

フィクションの登場人物は意図的に「凄い奴」に作られているのに。

以上のように、他人と比較することで、焦りや不安を自分自身で加速させてしまっているんですよ。

そして、「人より遅れているんだから人より頑張らないといけない」と、自分自身に多くのことを、大きなことを課しすぎているんだと思います。

これには僕も覚えがあるんですよ。

あれは忘れもしない、高校時代の話です。

僕は高校1年の頃には、大学受験をする気がありませんでした。専門学校に行くか就職をするか迷っていてんです。僕が通っていた高校は専門学校に行く人と就職する人が多くて、就職支援も充実していましたからね。

それで、高校2年の秋ごろになって大学受験をしようと心変わりしたんです。

これまで授業は全然聞いてなかったし、テストなんてその場しのぎの一夜漬けばかりだった。

一方、大学進学を目指している人を見るともう既に受験勉強を始めている人がいて、「人よりも遅れている」ことを実感したんですよ。

僕はそこで部活を辞めようとしました。

「人より遅れているんだから、自分は部活している暇はない」と思ったんだ。

そして、「ゲームもダメ、漫画もダメ、デートもダメ、友達とのカラオケもダメ」とどんどん自分で自分に制限をかけようとしたんです。

これが、自分自身に大きな多くのことを課すということ。

意識してか無意識かはわからないけれど、当時の僕と似たことをしているニートの人は多いと思うんです。

だけど、僕は当時気づかされました。

人より遅れているのは、もちろん事実です。だからと言って自分自身を責めていては、親に無理矢理勉強させられているのと同じなんですよ。

それで勉強しても、あまり身につかず、遅れなんて取り返せないですよね。

だから、僕は自分で上げたハードルを下げることにしました。

ニートの人に対しても同じことが言えるんですよ。自分自身に無理矢理就職させようとしても、無理矢理何か行動を起こさせようとしても、心が傷つくばかりでうまくはいかないんです。

そんなあなたに、僕が自分自身で上げたハードルを下げた方法を紹介しましょう。

これを意識すれば、動き出すハードルはグッと下がりますよ。

  • 好きなことは続けること
  • ただし、時間を決めてしっかりと守ること
  • 自分にできないことを認め、無理なことはしすぎないこと
  • その代わり、自分にできることは全力でやること

実は、最近はニートが社会復帰がしやすい世の中になってきてるんです

一般的に認知されているニートの概念に近い言葉として「若年無業者」というものがあります。15~39歳で学生でも主婦でもなく働いていない非労働人口を指す言葉です。

統計局の労働力調査からその若年無業者のデータを引っ張りだしてくると、面白いことがわかるんです。

ニート(≒若年無業者)の数は、60万人ほどだった2001年から2002年には79万人になり、急増しています。それから徐々に増えていき、2004年には82万人にまでのぼりました。日本でニートという言葉が流行り出したのも、これくらいの時期でしたね。

そこからはずっと80万人前後を行ったり来たりしているんですが、2009年を境にして少しずつニート(≒若年無業者)の数が減り始めているんですよ。

2009年には83万人もいたのに、2018年には71万人。

ニート(≒若年無業者)が増えだした2002年よりも少なくなっているわけです。

ニートが減った理由のひとつは、民間の就職支援サイトが増えてサポート体制が整い、その質もどんどん向上してきていることだと思います。

一人だと難しい就職活動も、サポートを得ることでハードルが下がるだけじゃなく、内定が得やすくなり、ニート脱出に成功しているわけです。

また、ニートの中には発達障害の人も多い(https://diamond.jp/articles/13017)と言われていますが、発達障害の人に理解がある企業もだんだんと増えてきています。

たとえば、グリービジネスオペレーションズは、社員の7割以上が発達障害の人だということです。

それに、ニートという言葉が当たり前になった昨今はニートの社会復帰に力を入れる会社も多くなっています。求人を見ると「ニート歓迎」「社会復帰を応援します」という文言などを少なからず目にしますしね。

以上のようなことから、ニートが社会復帰しやすい世の中になっていることを僕は実感しています。

だから、自信を持ってください。

とりあえず、じっくり自分と向き合ってみたらいいさ

ニートは時間がたくさんあるのに、案外自分とじっくり向き合っている人は少ないと思います。

人は自分自身と向き合うためには、日常からほんの少し離れる必要があるんですよね。

それはたぶん、同じ場所にいると自分自身の同じ部分ばかりが見えてしまうからです。家にいて見えてくるのは、ニートを続けているダメな自分ばかり。だから焦るし、不安になるし、辛いわけですよ。

人と比べたり、自分でハードルを上げたりするのもそういうところに原因があるんだと僕は思います。

だから、一度日常からほんの少しだけ離れてみて、自分としっかり向き合い、自分のいろんな面を知らなきゃいけません。

そうすることでしか見えないことがあるし、考えられないこともあるからね。

ただ、日常からほんの少しだけ離れるというのがどういうことかがわからない人が多いと思います。

これは、人によって方法がさまざまなんです。

たとえば、深夜の公園でタバコを吸いながら物思いにふけることだったり、喫茶店でコーヒーをゆっくり飲むことだったり、お酒を飲むことだったりします。

僕の場合は、サウナです。

サウナの中には、青年とおじさんとおじいさんと自分しかいません。見渡すと、誰もがすっぽんぽんでなんだか笑えてきます。この世のハキダメであるかのように感じるほどです。

だけど、サウナから出ると「さっきはサウナで汗をかいていた体だるんだるんなおじさん」が、高そうなスーツをピシャッと着て、キリッとした顔をして意気揚々と外に出るんだよ。それがなんともおかしくって。

いろんな人が居るんだなと思えて、日常からほんの少しだけ離れたかのような気分に浸れて、自分と向き合えるんですよねえ…。

そういう「自分と向き合える自分なりの場所」を探して、自分としっかり向き合えば、不安や焦りはとりあえず落ち着くのではないでしょうか。

ダメじゃない、しっかりとした自分や、面白い自分が見えてくるからね。

本当の無能はこの世にいない説

あなたは、自分自身を無能と感じて、働くことに対して不安を抱いているかもしれません。

だけど、本当に無能な人はこの世にはいないと僕は思うんです。

じゃあ世間一般で無能と言われている人はどんな人か? それは、自分に向いていないことを納得していない想いを抱えながらやっている人のことではないでしょうか。

人には、どうしても変えることのできない向き不向きというものがあります。

僕は人の話を聞くのが好きで、聞き側に回るのが得意です。だけど、自分から自分のことを話すのはどちらかというと不得意だし、自分の伝えたいことを優先させるのに違和感すら抱くことがあります。

だから「ガンガン売り込もうぜ!」というスタイルの会社で営業をするのはしんどい。

今の会社は既存顧客を大切にすることで利益に繋げることを是として、ガンガン話すよりヒアリングを重視しているから自分に向いていて、結構楽です。

それに、そこそこ結果も出ています。

僕ら人間は自分に向いてないことをすれば結果が出なくて、自分に向いてることをすれば結果が出るんですよね。

そんなことは、学生時代から「各科目のテスト」で表れていたことです。忘れてしまったんだろうね、いつしか。

それに、向いてることに努力するのは楽しいですよね。

逆に、向いてないことに努力するのは楽しくない割に実りが少ないから、努力をしたくなくなってしまう。だから、向いてない仕事に対して努力もせずに結果を出せない無能になることが多いんでしょうね。

あなたに向いていることは、絶対にあります。

ニート生活の中からも、ニートになる前の人生からも、それは見つけ出せる。

それを見つけ出して、自分に合う仕事を探せば、働くことは怖くない!

不安や焦りがあるなら、少しずつでもいいから動き出すべき!

ニートを続けることに不安や焦りがあり、就職することにも不安があると思います。

だけど、就職することの不安なんていうのは自分に向いてる仕事を見つけて、自分に合う就職先を見つけることができれば解消されるのではないでしょうか。それに、ニートを続けることへの焦りは脱ニートに向けて動き出せば解消されることです。

今からでも就職活動に向けて動き出すべきだと僕は思います。

その第一歩として、「就職支援サイト」をオススメします。

就職支援サイトに登録すれば、アドバイザーに就職の相談をすることができるようになります。就職支援サイトにはニート向けの記事なんかもあったりして、ニートに寄り添った支援を行っているところがたくさんあるんです。

あなたの不安や焦りに共感して、あなたの得意なことを引き出して、向いてる仕事を見つけてくれる。

それだけじゃなく、ニートからの社会復帰に適した特徴を持つ求人を紹介してくれるし、履歴書の書き方も面接の注意点も教えてくれるんですよ。

もちろん、就職支援サイトを使うからと言って今すぐにニートを脱することを求められるわけではありません。

「できないことはせず、できることは全力でやる」ようにすれば、自分のペースで就職活動を進め、脱ニートができます!

さあ、今、不安や焦りをバネにして社会復帰への第一歩を踏み出しましょう。