ニートが社会復帰するためには、勇気や自信やきっかけが必要です。

「社会復帰しなきゃいけない」という想いはずっと渦巻いていても、なかなか動き出せないからニートはニートたり得るわけですからね。

今回は、その勇気や自信やきっかけを生み出すために、「ニートが社会復帰を成功させるための下準備」を15個紹介したいと思います。

これを読んで、自分に合うものを、自分にできる範囲から、ゆっくりと動き始めてみませんか?

ニートが社会復帰するための下準備【思考・考え方編】

1.思考改革「これ以上悪くなることはない」

行動できないニートにありがちな思考は、「行動をすることで裏目に出るのではないか」という不安に支配されていることに原因があることが多いのではないでしょうか。

だけど、ニートより悪い状況って何がありますか?

僕が考えつくものだと、ホームレスと、死しかありません。

冷静に考えてみると、「裏目に出たら家を失う行動」「裏目に出たら死ぬ行動」なんてほとんどないんですよ。

人とコミュニケーションを取るのは怖いかもしれません。挨拶をすることすらも、キモがられないかと不安になると思います。だけれど、実際には挨拶をしてキモがられることなんてほとんどないんですよ。

それに、そもそもあなたは「人によく思われるために行動する」わけではありませんよね。

あなたは、自分を変えるために行動しようと考えている。

この場合の裏目に出るというのは、「悪い方向に変わる」ということに他なりません。

挨拶をすることで悪い方向に変わることはないし、働くことで悪い方向に変わることはない。

あなたは、「行動が裏目に出ることで悪い方向に変わったり、何かを失ったりする」ような状況にはないということを自覚しましょう。

2.思考改革「挫折には立ち向かう必要がある」

何かに挫折してニートになった人は、ものすごく多いと思います。

就活に挫折したり、ブラック企業に就職して挫折したり、大学受験に挫折したり…。

そういう挫折からニート生活をずっと続けている人は、今までの生活で挫折から立ち直る兆しがあったでしょうか。

恐らく、それが無いからニートを続けているんだと思います。

じゃあ、今後もニート生活を続けることで挫折から立ち直る可能性はありますか?

「時間が解決してくれる」と答える人がいるかもしれないけど、あなたはもう十分な時間を過ごしたんですよ。

もちろん時間が解決してくれる場合もあるんですが、自分の場合はそうではないことは薄々気付いているのではないでしょうか。その事実から目をそらして、逃げていても何も変わることはできません。

挫折から逃げていいというのは、最初だけです。

最初だけは逃げて心の傷を癒す必要がある。

ただ、その後は再び挫折に立ち向かうことが必要になるんですよ。

そのタイミングは、今。

挫折した理由としっかり向き合い、受け入れて、分析してみてください。そして、挫折した理由を繰り返さないように対策をしましょう。その対策がうまくいったときに、はじめて挫折から立ち直れるんですよ。

3.「できない」より「できる」を考える

ニートをしていると、「自分には〇〇ができない」と、できないことばかりを数えがちになりますよね。

ただ、それじゃあ卑屈になるし、働く勇気も出ないし、消極的になってしまいます。自信と勇気が無ければ積極的に動き出すことはできないし、働くことなんてできるわけがありません。

自信と勇気を付けるために、出来ることを数えましょう。

また、自分にできることを数えれば、そこから自分に向いてる仕事が何かもわかります。自信と勇気になるだけじゃなく、実際に就職活動の対策にもなるわけですよ。

4.他人を尊敬して自分と比較しない

某大型掲示板に大勢いるような、人を見下しているタイプのニートは、自己防衛に必死なんだと思います。他人を見下すことで自分自身の状況から目をそらそうとしているのではないでしょうか。

ただ、それがうまくいっている人は少ないと思います。

他人を見下すことで、かえって自分の状況がよりネガティブに見えてくるのでは?

まずは、他人を尊敬するところから始めましょう。

他人を尊敬することは、自分と他人とは違う人間であるということを尊重することに繋がります。

自分は自分でもいいんだ、と。

そう考えることができるようになれば、冷静に自分の状況を客観視できるし、人と比べて卑屈になることもなくなります。そして、ニートから一歩でも踏み出せれば、踏み出せなかった頃の自分と比べて「自分すげえじゃん、やったな」と認められるんです。

それが、ニートから脱出するための力になります。

ニートが社会復帰するための下準備【行動編】

1.脱ニート宣言をする

目標を達成するとき、言葉にすることが大事なんです。

「言葉に気を付けなさい、それはいつか行動になるから。」という言葉があります。マザーテレサの言葉と言われているけど、実際には「ブッダが言った」「ガンジーが言った」と誰が言ったかは曖昧なんですよね。

だけど、いい言葉です。

親・兄弟・友人・ネットの友人・Twitterのフォロワーなど、とにかくもう全方位に「僕は(私は)ニートを脱するために行動に出ることを宣言します!」と大々的に触れ込みましょう。

それが、行動に繋がります。

2.生活習慣を規則正しくする

兎にも角にも、規則正しい生活習慣を手に入れること。

決まった時間に寝て、決まった時間に起きる! それは社会人の多くが当たり前のようにやっていることです。言わば、規則正しい生活習慣こそが脱ニートのための第一歩となるわけですよ。

睡眠だけじゃなく、ご飯もなるべく健康的なメニューを食べましょう。

栄養が偏ると思考が鈍るし、体もだるくなるし、気持ちも沈む。栄養価が高く、それでいて美味しいご飯を食べること! 仕送りで一人暮らししてるタイプのニートは、自炊をはじめると良いと思います。

趣味にもなるし、節約にもなるし、美味しいごはんは力の源だしね。

3.体力づくりをする

ニートになると、自分が思っているよりもずっと体力がなくなっていることが多いです。

仕事を続けることには体力が必要だし、体力はそのまま「気力」にもなります。ニートには気力が足りないと言う人がいるけれど、それを得るためにも体力づくりは必要です。

筋トレをしたり、ウォーキングやジョギングをしたりしましょう。

特に筋トレは、筋肉をつけるために生活習慣を正したり、食事に気を付けたりと様々な方面の改革に繋がるのでオススメです。

4.外出する

とにかく、外に出ようぜ!

外に出るのが億劫なのはわかるけど、外に出て太陽の光を浴びて、外の空気を吸うことは人間の体にとってすごく大事なことなんです。外に出ないと人間の身体は不健康になるだけでなく、鬱になりやすいとも言われています。

「外に出てもやることないし」と思うかもしれない。

だけど、目的なんて無くていいんです!

意味も無くぶらぶらと歩くだけでもいい。歩いているうちに「あそこに新しい店できたのか」「お腹が空いたからどこかで食べよう」と、目的が見つかります。そういう新しい発見をするというのも、面白いですよ。

そうして外に出る回数を増やすことで、気持ちは前向きになるし、外で働くことへのネガティブイメージは少なからず改善されます。

5.挨拶を徹底する

挨拶運動をはじめよう!

道行く人に「こんにちは」と言うのはハードルが高いから、まずはコンビニで買い物をしたときにレジの人に「ありがとう」と言うだけでOKです。挨拶をすると、人は気持ちが明るく前向きになります。

したほうも嬉しいし、されたほうも嬉しいWin-Winの関係です。

そして、挨拶をするというのは社会人の基礎であり、コミュニケーションの出発点でもあります。

コミュニケーション不足を解消するために、コミュニケーション能力を鍛えるために、挨拶は大事。

6.人と話をする機会を作る

友人がいるなら、積極的に会おうよ。

ニートをしていると、気まずくなって会わなくなっているかもしれません。だけど、友人は案外ニートのあなたのことを見下してはいないし、特別心配もしていない。それなりに気にしてはいるだろうけど、それはほかの友人と同程度の心配です。

何も気にすることはない、友人に会おう。

それが一番楽なコミュニケーションの機会だから。

また、友人と会うことをクリアして、もっと大きな一歩を踏み出したくなったら、次のような方法でコミュニケーションの機会を作ることをオススメします。

あとは、友人がいないという人にもオススメですよ。

立ち飲み屋さんやバーに行く。

立ち飲み屋さんは、他の飲み屋さんよりも圧倒的に心の壁が薄いんです。一人で飲んでいると知らないおじさんが話しかけてくるし、こちらから知らないおじさんに話しかけてもノリ良く返してくれます。

男性も女性も、同性同士で、見知らぬ人たちが一緒に声を掛け合って飲んでいる現場をよく見ますよ。

僕はよく、それで飲み仲間を増やしている。

バーは、客同士の心の壁が薄いだけじゃなく、バーテンと話すことができるのが良いところですね。

相手は仕事だから、あなたがしどろもどろな話し方をしても、それを責めたり遮ったりしません。じっくりと向き合い、話を聞いてくれます。

あとは、そこで話した内容と反省点をメモして後で振り返り、分析しておくとさらにいい練習になります。

ニートが社会復帰するときのネックのひとつ、コミュニケーション不足を克服しようぜ!

7.目標を立てる

ニートはすぐ「働くこと」を目標にしたがるけど、それはあまりオススメしません。

働くことを目標にしたら、就職した時点で目標を失い、続かなくなるんです。なんだか、僕にはニートたちが働くことを目標にすることで、早く何かを終わらせたがっているように感じます。

だけど、それじゃダメなんです。

本当に脱ニートしたいなら、「どんな自分になりたいのか」「どういう仕事がしたいのか」をじっくりと考えてください。

そして、それを達成するためにどうしたらいいのかを考えます。ビジネスマン風に言えば、人生設計やキャリアプランを立てるということですね。

目標を達成するためには、どう行動するべきかを調べて、自分がその道をたどることをイメージして、勉強などをすることが必要になります。目標を設定した時点で、すぐに「調べる」という行動には移せるでしょう。

そこから段階的に目標達成までの行動をクリアしていけば、あなたは気が付けば就職していると思います。

8.家にいるときもお洒落をしよう

服というのは、気持ちと繋がっているんです。

サラリーマンがスーツを着てネクタイを締めているのは、それがルールとして定着しているということもあるけれど、それで気持ちが働くモードに切り替わるということもあると僕は思っているんですよ。

仕事終わりに飲みに行くときはネクタイを緩めたり、ジャケットを脱いだりするわけだし。

そして、寝るときにはパジャマやジャージなどの寝間着を着て、睡眠モードに切り替えますよね。

僕らは無意識の中で、日常のあらゆる行動に対して服装を変えることで行動のための気持ち作りをしているんです。

だから、一日中同じ服を着ていると、気持ちがずっとニートを引きずってどんよりとしたままになります。

家にいるときも外に出るときも、特に何か予定が無くたって、自分なりに気に入ったファッションに身を包むことが大事なんですよ。気に入った服を着ると気分が明るく前向きになるし、寝間着から着替えることで気持ちもキリッと切り替わる。

あと、服だけじゃなく髪型もキッチリとしましょう。

前髪を出す髪型にすると前向きになりやすいし、堂々としたように見られやすいですよ。

行動したいのに動き出せないタイプのニートは、まず服装や髪型から意識改革をしよう!

9.発声練習をする

発声練習は、人とコミュニケーションを取るときの自信に繋がります。

人とコミュニケーションを取ろうと語ったけど、「自分が話しかけたら迷惑かな」とか「うまく話せないし」とか考えて二の足を踏む人が多いと思うんですよ。社会人にもそういう人がいるのだから、人と関わる機会が少ないニートは特にそれが顕著でしょう。

そこで、発声練習です。

発声練習をすれば、咄嗟のときにハキハキと爽やかな声が出るようになります。それだけでも、自信に繋がるんですよね。

それに、発声練習は「相手に自分の伝えたいことをしっかりと伝える練習」でもあるんです。

外郎売という発生練習法が、最もそれが顕著ですね。言い回しが古いからわかりにくいかもしれないけど、外郎売は「外郎を売りに来た人が、道端で客引きをしている」というものなんです。

その内容をしっかりかみしめながら、誰かに伝えるように読むことで、コミュニケーションの基礎である「人に何かを伝える」能力が身につきます。

しっかり言いたいことが言えるとなれば、「うまく話せない」「話しかけたら迷惑かな」という不安は消えるのではないでしょうか。

それに、実際に就職活動をするときの面接でも、有利になりますよ。

10.決まった時間に勉強をしてみる

フルタイムで働く人は、毎日最低でも8時間くらいは拘束されて、働いています。

まずは決まった時間に自分を拘束し、何かしらのワークをすることに慣れましょう。

そのためには、勉強がいいですよ。勉強は「やりたいこと」というよりも「やらなきゃいけないこと」と言えます。多くの人にとって、仕事もそうなんですよね。

だから、リハビリにはぴったり。

一番いいのは、図書室の自習スペースなど家以外の場所でやることです。

疑似的な出勤体験になるし、家のように逃げ道がありませんからね。やりたい仕事があるなら、それに関する資格の勉強をするという名目でもいいと思います。

11.就職支援サイトに登録する

就職支援サイトに登録すると、求人を探すことができるようになるだけじゃなくて、就職に関する不安を相談したり、アドバイスを得たりすることができるようになります。もちろん、その相談やアドバイスはあなたのニートという状況を前提としたものです。

ニートから社会復帰するための具体的な対策を、教えてくれるんですよ。

それに、人に自分の状況を話したり、相談してアドバイスを貰ったりすることで気持ちも楽になりますしね。

僕がここで紹介したさまざまな下準備をしながら、就職支援サイトに登録して、どんどん気持ちが前向きになって働く準備が整ったら、そのまま就職活動ができるのも魅力的です。

まずは、登録だけでもいいから、ゆっくりと自分にできることから始めてみましょう。