企画の仕事って、かなり人を選びませんか?

面白い人にとってはこれ以上面白い仕事もないかもしれませんが、そうでない人にとっては大変なだけだったりしますよね。

企画の仕事の面白さを頭では理解できていても、悩みや不満のほうが大きくて仕事が嫌になってしまうという人も多いでしょう。

実際、僕も「企画辞めたい」と言っている人の話を聞いたことがあります。

その人から聞いた「企画にありがちな悩み」を紹介しつつ、仕事を辞めるなら具体的にどうすべきかについて語りましょう。

企画職にありがちな悩みや不満とは?

事業企画・経営企画・営業企画などなど企画職といっても、山ほどあるわけですが、悩みや不満はある程度共通しているものが多いです。仕事内容は突き詰めればどれも「企画」ですからね。

どのような事業をどのように展開するのか、経営はどうするか、営業計画は…などなど、方向性が違うだけでやることは共通しています。だから、悩みや不満も共通なんです。

企画職に付きまとう悩みは色々ありますが、中でもありがちなのが、コレ。

その分野に対する知識不足。

企画職はその道のプロフェッショナルが就くものではありません。経営企画だからと言って、経営者じゃないから経営者たちに知識では及ばないし、営業企画でも営業マンではないから現場のことを知らないし…。

企画職は、現場職と比べて知識不足を実感することが多いんですよね。

だから、経営者や営業マンなど自分が相手にしている人たちに、やり込められることが多い。そして、思うように仕事ができなくて悩んだり、ストレスを抱えることになります。各分野のベテランを相手に仕事をしないといけないのは、大変ですよね。

企画の仕事は、プライドが高い人にはできないなと僕は思うんです。

プライドが高いと、知識不足を認めることができずに仕事相手と衝突しますからね。それで余計にうまくいかなくなって、さらに知識不足と技量不足を痛感する。しかし、それをも認めず…という悪循環に陥るんです。

また、プライドが傷ついてしまって「辞めたい」と思う人も多いように思います。

企画の仕事が面白いと思えるかどうかって、知識不足や劣等感とうまく折り合いをつけられるかどうかによると思うんですよね。折り合いをどうしてもつけられないと、仕事が苦痛になって面白くありません。

折り合いがつけられるようになると、新しい知識を吸収する楽しさや、プロフェッショナルたちに提案をする面白さなどが待っているんですけどね。

企画職の理想と現実とのギャップ

企画職は、なんだかクリエイティビティに溢れた仕事のように思えます。実際に発想やアイデアを創り出すという意味では創造性のある仕事と言えるんですが、ただ「創造性の高い仕事」に強い理想と憧れを抱いている人が多いんですよね。

「企画やりたいです!」と声高らかに手を挙げる人の多くは、そういった憧れを持っていると僕は感じています。

ただ、実際に働いてみると、みんなが思うような「クリエイティブな仕事」とは違うんですよね。

創造というと、形のないところから個性的なものを生み出すということを想像しがちです。創るという言葉には「何もないところから生み出す」という意味もありますから、余計にね。クリエイティブって、そういうことなんだと思っちゃうんですよ。

その意味でクリエイティブという言葉を使うなら、企画は当てはまらないですよね。

企画の仕事の多くは、既に形として残っているノウハウや先例・データから発想することです。発想力の違いという意味では個性が介在しますが、企画者の性格が色濃く出すぎてもいけません。我が強い人が志望しがちな仕事ですが、我が強い人ほど長続きしないんです。

理想と、現実のギャップに苦しめられるから。

心当たりある人も、いるんじゃないでしょうか?

僕が思うに、企画職自体を辞めたいと思う人は「知識不足からくる不都合や劣等感」が理由となっている人と、「理想と現実のギャップに苦しむ人」との二種類です。その他の悩みや不満は、職場を変えるだけで解決できますから。

異業種転職なら、何がいい?

企画職自体を辞めたいというなら、違う職種に転職することになるわけですが、企画から転職する職種って、何がいいんでしょうね。企画からの転職が有利なのはどんな仕事だろうか、企画の経験は活かせるのだろうか、悩みが解決できないと意味がないし…。

適した職種を見つける際、考えるべきことはあまりに多いです。

そこで、少しでも考えやすいように、僕も考えてみましたよ。

企画職からなら、これがいいのでは?

  • WEBプランナー
  • WEBデザイナー
  • 各種コーディネーター
  • 営業
  • 自分が関わっている分野の現場職
  • 福祉業界

まず、自分が今企画職として関わっている分野の現場職に転職するということが、真っ先に頭に浮かびました。知識不足を感じるなら、現場で勉強すればいいじゃないかということですね。我ながら安直な発想ですが、アリだと思います。

企画として学んだことも活かせますし、現場で学んでから企画職に復帰するというのも考えられますから。そうしたら、今感じている苦痛や悩みはなくなっていて、企画の面白さを実感できるかもしれません。

自分が辞めた仕事が、実は面白いと知ったら、嬉しくありませんか?

また、営業企画以外の人にも営業はオススメですよ。営業は自分自身で「どう動くか」「どうやって仕事をするか」を考えて、それに沿って営業活動をします。企画職の思考活動と通ずるところがあるので、オススメなんです。

また、クリエイティブな仕事がしたかったという人にはWEBプランナーやデザイナーがオススメ。スキルは必要になってきますが、企画の経験も活かせてクリエイティブな仕事もできて一石二鳥なんですよ。

各種コーディネーターも、似たような理由でオススメ。

興味ある分野の勉強をしてから、コーディネーターを目指すのも面白そうですしね。

ただ、福祉業界だけは「なんで?」と思われるでしょう。福祉業界は企画職と関係ないでしょ? 福祉業界は別にクリエイティブでもないでしょ? 福祉のイメージは「汚い」「きつい」「危険」というものだと思います。

でも、違いますよ。

福祉の仕事は、どの業種でもそうですが、基本的に誰もが企画者になり得ます。介護施設だと「どういうイベントを行うか」「どういうレクをするのか」という企画をして、実際にイベントやレクリエーションで音楽や芸術の発表なんかを行うんです。

企画の仕事が関わっていて、しかも創造性に溢れています。

特に音楽が好きという人には、福祉業界は合いますよ。

「関係ないでしょ?」と思う仕事でも、企画職の経験が十分活かせるんです。何かを発想するということ、何かを立案・提案するということは、大抵の仕事において基本中の基本。

企画職は潰しがききまくる仕事だと、僕は思います。だから、自信を持って!