一般事務からのキャリアアップとして経理を考える人も多いですが、「もう嫌だ!経理辞めたい!」という人も多いようです。
経理はお金を扱う責任の重い仕事で、繁忙期は本当に忙しい。一日中座りっぱなしだし、身体へのストレスも大きい。
辞めたいと思うのも、無理のないことだと思います。
そこで、今回は「経理を辞めたい」と思っている人が、これからどうすべきかを考えてみました。
転職経験者の意見として、参考にしていただけたら嬉しいです!
経理を辞めたい人はそもそも向いてない可能性が高い
経理に求められる適性は、「作業が正確で速いこと」「数字に強いこと」「デスクワークが嫌いではないこと」です。
そう考えると、
- プレッシャーでミスをしてしまう
- 仕事にストレスを感じる
- 数字を追うのが苦手
- 座りっぱなしが辛い
といった理由で経理を辞めたいと思っている人は、そもそも経理に向いてない可能性が高いです。
向いてない仕事で消耗するよりも、自分に合った仕事に転職することを考えてもいいと思います。
とりあえず、僕が思うのは「デスクワーク」と「コツコツ系」の仕事は前提として避けておいたほうがいいということです。
じゃあどういう仕事がいいのか?
主体的に動いて考えながら働く仕事がオススメです。
転職先候補については、このページの後半で具体例を出して紹介しているので、参考にしてみてください。
経理は辞めるタイミングが悩ましい
経理の仕事をしていると、辞めるタイミングに悩みませんか? 決算前後に辞めたいと思ったら、なんとなく躊躇しますよね。
大変な時期に辞めるとなると、大きな負担をかけてしまって申し訳ない…。この仕事の大変さを知っているからこそ、気を遣ってしまいます。
ただ、そんな人に僕はこう言いたい。
辞めるタイミングなんて、気にしなくてOK。
就業規則に「決算前に辞めてはならない」とありますか? 法律にはタイミングなんて書いてない、退職届を出してから退職まで最低2週間で辞められるとしているんです。就業規則に無ければ、それ以上拘束することはできません。
去り行く場所の、過ぎ行く人たちのことなんて考えていても、人生損するだけです。退職届を2週間前に出すとか、引継ぎをしっかりするとか、最低限の礼節だけ守ればそれでOKです。
経理から転職するならどんな職種がおすすめ?
僕なりに「経理からの転職先候補」をいくつか考えてみました。転職先を選ぶ際のアプローチの一つとして参考にしてもらえたら嬉しいです。
BtoBの営業職は経理の経験を活かせる
BtoB…企業間取引を行う営業職は、経理の経験を意外と活かせます。
経理というのは、具体的な数字を意識し続ける仕事ですよね。
そして、企業は具体的な数字を要求します。
特に権力を握る上層部の人たちや、意思決定にかかわる人間は具体的な数字が示された提案には乗ってくれやすいです。その商品を導入することのメリットや、そのサービスを受けることによる経営方法などがイメージしやすいですから。
そう考えると、経理経験者は、数字からアプローチする営業手法に向いている/span>と思います。
経理の「現実的な視野」を活かした仕事
経理は、その職業柄、知らず知らずのうちに現実的な視野・視点を持っている人が多いのではないでしょうか。
現実的な視点を活かせる仕事と言えば、企画・マーケティングです。
通りやすい企画は、どういう企画だと思いますか? 例として3つほど〇〇な企画というものを挙げるので、次の三つから「これじゃないか」というものを選んでみてください。
- コンセプトがクール! 予算はかかるけど、中身見なくてもわかる面白い企画
- 時代を作る! バズること間違いなしの挑戦的な企画
- ユーザーが求めるものを堅実的に! リスクが少ない企画
会社の性質にもよりますが、大抵は3つ目の企画が通りやすい企画と言われています。結局、お偉いさんが選ぶのは現実的な企画であることが多いです。重要な商品であればあるほど、堅実的なものとなります。
上層部とか気にしなくてもいいような、好き勝手に作れる企画のときは挑戦的なものが選ばれることもありますけどね。
ただ、コスト・損益分岐点などの現実的視点からシミュレーションできる人は、企画には絶対必要な人材です。
マーケティングにも同じことが言えます。というか、マーケティングに関してはその現実的視点から物事を考えること自体が仕事ですからね。
活躍できる可能性が高いと思いますよ。
経営に食い込む、幹部候補に転職するという選択肢も
これは、サービス業や小売業関係の仕事でやりたいことが決まっている人向けの提案です。
自分が「これやりたい!」と思っているサービス・小売関係の会社の、幹部候補求人に応募するというのはどうでしょうか?
どうして幹部候補なのかというと、経営の一部である経理を学んだあなたは、たとえ経理に向いてなかったとしても幹部として経営に口を出すことには向いている可能性があるからです。
サービス・小売に限定したのは、幹部候補求人が多数出回るためです。サービスや小売以外にやりたいことがあるという人も、求人数は少ないかもしれませんが、幹部候補求人を転職先候補に入れても良いと思います。
最後に
経理という仕事はめちゃくちゃ重要なのに、経理をする人は何故か優遇されない。
辞めたい気持ちや、向いてない辛さなどに耐えてまで続けても、そんなに恩恵は受けられません。それよりも、自分の知識と経験を活かして自分に合う仕事を探して転職するほうが、大きな恩恵を受けられると僕は思います。
転職先候補はたくさんあります。
そして、経理の経験は転職を有利にしてくれることがあります。自信を持って、転職活動を始めましょう!
僕がこのブログに訪れたすべての皆さんに伝えたいこと…
それは、「仕事や会社を辞めたい気持ちが少しでもある人は、すぐに転職活動を始めるべき」ということです。
転職という選択に対して消極的な印象を持っていた僕がそう思うようになったのは、僕自身、転職したことで人生が好転したからです。
- 転職を決断する勇気が出ない
- この程度の悩みなら我慢したほうがいいんじゃないか
- 転職後の自分をイメージできない
- 辞めることを言い出しにくい
- 自分の年齢や能力で転職成功できるか不安
- 他の業種・職種に転職したいけど、どうすればいいかわからない
これは転職を考えている人なら誰しもが感じることだと思います。
でも、一昔前とは違って今は転職支援サービスがとても充実しているので、気軽に質の高い転職活動ができるようになっています。それに、転職活動を始めること自体には何のリスクもありません。むしろ早めに動き出しておくことは、いざというときの備えとしてメリットしかありません。
だから、悩みや不満の大小に関わらず、自分の人生が今より良くなることに希望を持って、自分なりの形で転職活動を始めてほしいです。
僕がおすすめしている転職支援サービスは無料の転職エージェントです。就業相談から求人紹介、採用対策まで、転職活動全般をサポートしてくれるサービスです。僕も実際に利用して転職を成功させました。
そして、数多くある転職エージェントの中で1番おすすめなのはマイナビエージェント。当ブログで150人を対象に行ったアンケート調査で評価が最も高かった転職エージェントです。
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