会社の朝礼、辛いですよね。

スピーチが苦手な人は、「どうして朝にスピーチなんかしないといけないんだ」と思うことでしょう。会社の朝礼が辛い人、スピーチが苦痛な人はとてもとても多く、酷い場合にはうつ病のタネになってしまうこともあるようです。

僕の知人で朝礼スピーチが原因でうつ病になった人の話を紹介しながら、朝礼が辛い人に転職を勧めたいと思います。

朝礼スピーチで鬱になった人の話

僕の知人…仮名「浅賀ツラシ」社会人1年目のときの話です。

入社したのは、とあるコンサルティング会社でした。これからバリバリコンサルとして活躍してやるぞと意気込む浅賀ツラシ。全体研修が終わり配属先の初出勤日、事件が起こりました。

朝礼の3分間スピーチ。

先輩方が発表し、上司に講評されているのを見て浅賀ツラシは少し萎縮してしまいました。まさかスピーチがあるとは思わずネタをどうにかして絞りだそうと、彼は「ウルトラセブンの侵略異星人から学ぶ成功方法」というスピーチをしたんです。

これがもう酷評。

本人は「うまく話せたぜ」「やってやったぜ」と思っていたんですが、「真面目にやれ!」と言われてしまいました。内容自体はものすごく真面目だったらしいんですけどね。

コンサル業にも繋がるような話だったが、ダメ。

浅賀ツラシは一気に自分自身が否定されたような気がして、朝礼スピーチが苦手になり、苦痛になり、強制されることにうつうつとした気分を抱えるようになりました。

朝礼はスピーチが終わってもまだ続き、社歌を全員で歌わされ、社訓を大声で叫ばされ…。なんだか洗脳されている気分だったと、今の浅賀ツラシは語ります。

3分間スピーチとかする暇があれば、メールチェックしたほうが良いだろう。そんなことをしているから残業になるんだクソどもが…と毒づく日々。そういう毒づきというのは、往々にして自分自身に跳ね返ってきます。

心が荒れる自分自身に嫌気が差し、仕事もどんどん雑になり、コンサルとしてもうまくいかないように…。

毎朝の朝礼で否定され続けた彼の心は、いつしか壊れてしまいました。うつ病になり、朝礼スピーチで「自分が会社を辞めるわけ」という話を発表し、退職届を突き付けて退職。

今は…ニート歴一年半です。

会社の朝礼が無い会社に転職しよう! その方法は?

朝礼というのは、かなり無駄が多いですよねえ。

社歌をうたうこと、社訓を叫ぶことに一体何の意味があるというのか…。スピーチはまだ「人に伝える力を身に着ける」ということだろうと、理解できます。ただ、それも強制され講評で強く否定されては苦手な人にとっては地獄です。

自己否定にほかなりません。

僕が思うに、企業の朝礼でスピーチ・社歌合唱・社訓斉唱などがあるのは、社員のマネジメントという名前の洗脳のためなのではないでしょうか。相手の心と人格を否定し、会社の価値観を植え付けるという良くある手です。

最初は必ずうまくいかず否定され、慣れてきたころに褒められるというのも洗脳でよくある手法と言えます。

会社の朝礼が辛いというだけで、スピーチが苦手というだけで、うつ病になることもある。長い社会人生活、特定企業の価値観を植え付けられるのはマイナスにしかなりません。

朝礼が無い会社に、転職することをオススメします。

そのためには、会社の勤務形態とその種類の豊富さに注目することが大切です。

たとえばフレックス制度を導入していたり、裁量労働を取り入れていたりする会社は朝礼を行わないことが多いんですよ。みんな一緒のタイミングで出社するとは限りませんから。朝の情報共有はメールやチャットサービスでもできますしね。

勤務形態の種類が多ければ多いほど、朝礼が無い確率が上がります。

また、転職エージェントを使うことで朝礼の有無を探ることも可能です。転職エージェントには、求人先企業のデータがありますからね。実態を知れば、自分に合う職場かどうかもわかるでしょう。

朝礼が無い会社に転職することは、意外と簡単です!

このまま辛い思いをし続けるよりも、無駄な時間を過ごすよりも、転職をしよう。

スピーチが苦手なのを克服する方法

朝礼がある会社から転職したほうが良いと思いますが、朝礼がなくてもスピーチが苦手というのは困ることがあります。スピーチが苦手な人はプレゼンも苦手だと思うから、職種によっては仕事に支障が出ますよね。

スピーチが苦手なのを克服するには、スピーチのコツを知ることです。

スピーチには、五つのコツがあります。

  • 自分が詰まりそうなところ、どもりそうなところを想定する
  • 話したいことの「最初と最後」を忘れないようにする
  • 達成目標を設定する
  • 身振り手振りをつけ、表情もつける
  • 一番反応が悪い人に向けて、話すようにする

実は僕はスピーチが得意で、高校時代に大学の「言葉のフォーラム」に呼ばれた経験があるほどの実力があります。自分で言うなという感じではありますがね。

その時の原稿を見ると、「ここで間を空ける」などの自分が詰まるだろうところを想定した文言があるんです。自分が詰まるだろうところを想定して、そこで意図的に間を空けるようにすれば相手からすれば詰まったとは感じません。

意図的な間と、意図しない詰まりは完全に別物ですからね。

ただ、そこまでするなら完璧に…と思うでしょうが、スピーチする内容を全部覚える必要はありません。

話したいことの最初と最後だけを忘れないようにしていれば、その最後に向かうために自然と言葉が出てくるようになります。ゴールだけ決めていれば、あとは道筋をなぞるだけですから。

ガチガチに話す内容を固めてきて意図しない事態が起こりパニックになるよりも、ある程度アドリブに頼るほうがうまいスピーチが出来ます。

次に、「このスピーチでこれは達成する」という目標を設定しましょう。たとえば、僕が高校時代によく設定していたのは、「3回笑わせる」「寝ている人を起こす」「結論だけは印象に残るようにする」などです。

この目標設定を意識することで、緊張するという意識を拡散することができます。

続いて身振り手振りと表情をつけることで、語り口に真実味と迫真さを演出する。これによりかなり相手に伝わりやすくなり、相手の印象に残るようになるんです。

特に、社会人はお堅い場だと身振り手振りを忘れ、無表情で淡々と話しがちになりますから、身振り手振りする人は強く印象に残ります。

また、敢えて一番反応が悪い人に向けて話しかけるのも効果的です。こうすることで「どのようにして反応を得ようか」と考え、相手により伝わりやすいようにという意識が働きます。

以上の五つのコツをマスターすれば、緊張しない・相手に伝わりやすいスピーチ・プレゼンが可能ですよ!

結局、朝礼が辛いなら無理せず転職したほうがいい

スピーチが苦手なのを克服するためのコツを紹介しましたが、それは転職後に人前で話すことがあったときに使ってみて欲しいものです。朝礼そのものが辛いということであれば、無理しないで朝礼が無い会社に転職することをオススメします。

朝礼なんて非効率的なことで消耗するのは、バカバカしいですからね。