「事務職ほど働きやすい仕事も、なかなか無いんじゃないかねえ」

それは僕の職場の事務職が常に言っていることです。確かに事務職は、働きやすい仕事として広く認知されていると思います。ただ、僕が思うに「しっかり転職の対策をしないと地獄になる可能性が高い」仕事でもあるんです。

未経験から事務職に転職することに興味があるなら、知っておくべきことがたくさんあります! 天国か地獄かを分ける知識を、紹介しましょう。

男性はこちらの記事も合わせてどうぞ↓
男性が事務職に転職するのは無理ではない!成功させるための4つの対策を解説します。

事務職ならではの悩みを知りたい方はこちら↓
事務を辞めたい!悩みを解消できる転職先は?

事務職の種類を知ろう!【仕事内容・給料・適性・やりがい】

事務職への転職を考えるのなら、事務職にはたくさんの種類があるということを知らないといけません。自分に合った仕事を選ぶことで転職成功の道に繋がる…。それぞれの仕事内容・給料・適性などを見ていきましょう。

1.一般事務

一般事務は主に、書類作成・書類管理・データ入力・電話対応・来客対応などを行います。他にも郵便物の発送と仕訳、備品の管理と発注を行う会社も多いです。一般事務が具体的に何を行うかは、会社によって異なる部分が結構多いので求人に応募するときは注意しましょう。

一般事務の給料は、未経験ならどの求人を見ても20~23万円程度です。平均年収は270~300万円前後となっていますが、長く勤めて役職がつくともっと上がります。

一般事務には、地味な作業をコツコツ繰り返すことが苦にならない人が向いている。「毎日違うことをするのは刺激が強すぎて辛い」という人には、良いのではないでしょうか。

2.営業事務

営業事務は、簡単に言えば営業職のサポートを行う仕事です。

具体的には、見積書・契約書・発注書・申込書・納品書・受領書・検収書など各種書類の作成と管理、営業職の現状把握などが営業事務の仕事となります。ほかにも営業所内の電話を取ったり、業務を効率化するための提案をしたりすることもある仕事です。

営業事務がいないと商品は売れないと言っても過言ではないと、営業マンの僕が断言します。

そのため給料は一般事務より高く、300~400万円あたりがボリュームゾーンになっているんです。

営業事務に向いているのは、コミュニケーション能力があり気遣いが得意な人と、物事を自分の考えで捉えることができる人と言えるのではないでしょうか。

3.経理事務

経理事務は、会社のお金の流れを管理する仕事です。

日頃は「現金・預金管理」「伝票の管理と起票」などを行い、締め日が近くなると決算を行います。ほかには入金管理や取引先への支払いなども随時行いますし、確定申告の時期には年次決算・連結決算・申告など大忙しです。

経理の仕事で注意したいのは、確定申告が迫る繁忙期には月の残業時間が余裕で40時間を超えることもあるということ。

それ以外の時期は暇なことも多く、そのギャップに耐えられるかどうかが鍵となるのではないでしょうか。

お金を管理する仕事ということで几帳面な人・数字に強い人などが向いていると言えます。大雑把な仕事で数字の打ち込みミス・見直し…そうなると職場は阿鼻叫喚の地獄絵図。

また、簿記2級の資格が必要とされることが多いので注意しましょう。

資格が必要なこともありますし、専門的な仕事とも言えるためか、給料は比較的高いです。未経験は250~350万円程度スタートですが、実務経験を積めば600万円程度になることもあります。

4.人事事務

人事の仕事は、採用活動・労務管理・社員教育など人材にかかわる業務です。

給料は未経験なら300~350万円スタートが一般的。

新卒採用した場合は20代後半から30代前半にかけて350~450万円になり、主任クラスは450~480万円、30代後半係長クラスになると500万円を超えます。部長になると年収1000万円に近くなることも多いです。

人事事務には、人が好きな人・論理的思考能力がある人・物事を多角的に長期的に考えられる人が向いています。

5.総務事務

総務の仕事は、「他の部署が行わない仕事」すべてです。

たとえば、人事が無いような中小企業だと総務が人事を兼ねます。一般事務が備品管理を行わなかったり郵便物を扱わなかったりすると、総務がそれを扱うことになるんです。社内イベントを企画運営するのも大抵総務ですね。

何でも屋さんという感じですが、多くの仕事を経験できるのはなかなかに面白いと思いますすよ。

好奇心旺盛で何に対しても「面白そう!」と思えるような人や人当たりが良い人は、総務に向いています。

6.貿易事務

貿易事務の仕事は貿易書類の作成と確認、出荷や輸送・通関関係の手配、出荷と納入管理、メール対応などです。

特徴的なのは「貿易に関する専門知識が必要とされる」ことと「英語能力が必要とされる」ことでしょうか。事務職の中でも特に難しい仕事と言えるかもしれません。

そのためか平均年収は400~450万円ほどと結構高めです。経験者が転職を行うと、年収500万円以上の条件を提示されることもあります。

専門知識を学ぶことが苦にならずむしろ楽しいと思える人で、英語能力があるのなら挑戦してみると面白い仕事をしながらしっかり稼ぐことができるのではないでしょうか?

ちなみに英語力は最低でもTOEIC600点以上を求められます。

7.医療事務・介護事務

医療事務は医療現場で働く仕事です。

受付と会計を行ったり、診療報酬明細書(レセプト)を作成・診療費用の請求などを行ったりします。レセプト入力に関しては知識が必要とされるものの、専用ソフトを使うためそう難しくはありません。仕事をする上で覚えられるため、未経験でも問題はないでしょう。

介護事務は医療事務と少し似ていて、介護現場で受付と介護報酬請求を行います。医療事務の介護版のようなものです。

両方ともにコミュニケーションがあり、数字に強い人に向いています。経理と適正はかなり近いです。

平均年収はどちらも250~350万円あたりと一般事務とあまり変わりません。

8.学校事務

学生の対応と学籍管理、書類の作成と管理、教材の管理と発注、経理や人事・総務などさまざまな仕事があります。学校事務と言ってもさまざまな業務があるというわけで、そのどれを自分が担うかは職場次第なところがあるんです。

学生と関わる仕事のためコミュニケーション能力が必要とされるのと、学生の問題に寄り添いながらもある程度突き放して考えられることが求められます。

学校事務の平均年収は、500~550万円程度と比較的高いです。公立より私立のほうが年収のふり幅が大きく、平均以下になることもあれば1000万円近くになることもあります。

事務職に転職するときの注意点・知っておくべきポイント

事務職に転職するときは、基本的に「自分に適した職種」を選べば問題ありません。ただ、より転職成功を確実なものにしたいのなら、あと二つだけ注意しておきべきポイントがあります。

1.求人が少なく競争率が高い

事務職は営業職などと比べると求人が少ないです。

離職率が比較的低く、営業職ほど多人数を必要としていないためそのような状況になっています。さらに転職者からの人気がとても高い仕事なので、競争率が自ずと高くなるんです。自己アピールをしっかり考えておかないと面接で落とされる可能性が高いと言えます。

2.職場に大きく左右される仕事

事務の仕事というのは、ほとんどの時間を事務所内で過ごすものなんですよね。だから、職場の人間関係や雰囲気によっては天国にも地獄にもなります。事務職が転職する理由で最も多いのが人間関係なんです。

職種選びのほかに職場選びをしっかり行うことによって、未経験からの事務職への転職成功率はグーンとあがります。

自分に合う職場を見つけるために…

事務職の中でも特に自分に合う仕事を見つけることと、自分に合う職場を見つけること。そして少ない求人の中からなるべくたくさんの求人を得て、比較検討することが未経験から事務職に転職するときに大切なことです。

そのために、転職エージェントを使いましょう。

転職エージェントに相談することによって自分の適性が見えてきますし、職場の雰囲気などの情報もゲットできます。非公開求人と公開求人両方を見ることで比較対象も増え、転職を確実に成功させやすいです。

事務は自分に合った仕事と職場に出会えれば、これほど良い仕事は無いと言う人も多いほど働きやすい仕事!

将来の働きやすさのために、今の努力を怠らないようにしよう!