地元は、偉大。

自分が暮らし慣れた土地、友人や家族がいたりする街、地元。

東京や大阪など都会に出てきて働き始めた頃は夢を見ていて希望たっぷりだったけど、なんだか疲れてしまった。そんな人が帰りたくなるのが、地元ですよね。

死ぬときには地元に帰りたくなるとも言われるほど、地元は人の心の中での存在感が大きいんですよね。

今回は「今の仕事を辞めたい… そして、地元に帰って働きたい!」と思っている人はどのように転職を考え、行動すれば良いのか、Uターン転職を成功させるためのポイントを転職経験者の筆者なりに考えてみました。

地元に帰るメリットとは?

地元に転職すると、具体的にどんなメリットがあるのか気になりますよねえ。

ずっと地元にいたときには気づかないこともあるけれど、一旦地元を離れると気付くことが多い。そんな地元に転職するメリットとは?

  • 癒しになる
  • 地元の友人という心強い存在
  • 客と密接に関われるようになる
  • 生活水準が上がることが多い
  • 自治体の支援が受けられるところもある

最初に、地元に帰ること自体が癒しになるというメリットがあります。住み慣れた街というのは、もうそれだけで生活しやすいし働きやすい環境なんですよね。精神的余裕が生まれて、より落ち着いて仕事と私生活を頑張ることができるでしょう。

また、地元には昔からの友人という心強い存在がいます。

全員が全員都会に出るわけではないですからね。地元が好きだから離れたくないと、大学を出て地元に就職する人は案外多いと思います。昔からの友人はビジネスを度外視した完全プライベート、完全に利己的なものが差しはさまない純粋な人間関係です。

仕事の人間関係に疲れた方は、地元の友人に癒され励まされるでしょう。

また、地元企業に転職することによって客と密接にかかわることができます。たとえば、飲食業だと地元は常連だらけになりやすく顧客とのかかわりが近くなり、客と関わるのも友人と関わるような感覚になることがあるんですよ。

飲食以外にも、地元企業同士の繋がりや地元住民との繋がりなど、地域密着しているところが多くやりがいが生まれます。

さらに! 都会から地元に戻ると、生活水準が上がることが多いです。

特に家賃の違いが大きいですね。地域にもよりますが、東京からだとほとんどの場合同程度の家賃で今よりワンランク上の部屋に住めるのではないでしょうか。今と同じ水準でいいなら家賃が安くなり、他のことにお金を使うこともできるようになるかもしれません。

家賃以外にも、物価が全体的に安い傾向がありますね。

自分の地元の家賃相場や物価などを、一度調べてみると良いでしょう。

他には…自治体によってはUターン転職を行う人に対して支援をしているケースがあります。

たとえば、和歌山県には「若者移住者暮らし奨励金」というものがあるんです。10年以上定住する意志がある40歳未満の人を対象とし、50万円から250万円までの支援が受けられます。

他には、青森県の「転職支援マッチング」、地元企業に就職が決まった際の5万円の準備金などがUターン支援として挙げられるものです。自分の地元の自治体が支援を行っているかどうかも、転職活動中に調べてみてくださいね。

地元に転職するデメリットは?

仕事を辞めて地元に帰るメリットを挙げましたが、Uターン転職にはデメリットもあります。地元に帰りたいという方は、デメリットもしっかり把握しておきましょう。

  • 転職活動が都市部に比べて難しい
  • 年収が下がる場合がある
  • 職種が限られることもある

地元に帰る転職をするには、転職活動の難しさを覚悟しておかないといけません。都市部は職種も豊富だし、企業もたくさんあります。ただ、地元はそうとは限りません。地域によっては職種も限られてくるし、企業数も都市部ほど豊富ではないから求人の全体数が少ないです。

時には、未経験職種に挑戦することを余儀なくされることもあります。

また、年収が下がることも覚悟しておきましょう。どうしても、年収は都市部の方が多くなるんですよね。

Uターン転職のデメリットを限りなくゼロにする方法

Uターン転職にはデメリットもあるけど、実は「転職活動が難しい」というデメリットを解消することができるんです!

その方法とは、『転職エージェント』を活用すること。

まず、転職エージェントを使うと、遠方からでも求人探しができます。ハローワークにわざわざ出向く必要もなく、地元に帰って求人情報誌をあさらなくてもいいんです。今住んでいるところから登録し、求人を見ることができます。

また、キャリアアドバイザーの支援を受けることも可能。Uターン転職に関して不安なことを具体的に相談することができて心強いですよ。

転職エージェントには質の高い求人が集まりますし、全国に対応しているところだと求人数も比較的多いです。地元のハローワークは更新が止まっていることもありますが、転職エージェントは週に二回の情報更新があるため古い求人は消され、新しいものが多数あります。

だから、仕事を辞めて地元に帰りたいのなら、転職エージェントを頼ることで「転職活動の難しさ」というデメリットは解消可能です。

しかも、なるべく年収が下がらないように年収高めの求人を紹介してくれたり、年収の交渉をしてくれたりしますよ。

地元に帰ればうまくいくこともある

メリット・デメリット両方あるし、地元に帰るということに対して色々考えてしまうのは当然。

帰りたい気持ちと、帰るのが悔しい気持ちとが同居しているという人も多いと思います。「負けて帰るのか?」と考える人もいるでしょうし。

ただ、地元に転職した僕の友人はとても幸せそうですよ。

彼は大学卒業後、都会に出ました。彼の地元は地方都市のベッドタウン、それなりに栄えているものの田舎という絶妙な立ち位置の地域だったんです。その街の人々はやさしく、時間の流れも少しゆっくりに感じてマイペースな彼には居心地が良い場所でした。

だけど、一度は地元を出ようと思い、都会への就職を決意したんです。

ただ、都会の風は彼には冷たすぎ、住み慣れない土地での仕事は大変だった様子。人間関係もストレスだし、仕事も忙しすぎて余裕が無くなる…。毎日の通勤ダッシュにも心を焼かれ…「もうやってられん!」と地元に帰りました。

その後、彼は地元企業の営業職をしています。

顧客とのかかわりが前よりも強くなり、彼のペースで関係が築けるようになりました。地元の人たちと波長が合うから営業成績も結果的に向上、余裕のある生活をしてとても幸せそうです。

休日は、地元から少し車を走らせたところにあるキャンプ場でソロキャンプをしています。

悠々自適とはこのことかと、都会人の僕としては少しうらやましいです。

今は、大変かもしれません。転職するのには苦労が必要だし、地元に帰ることには不安も多いと思います。

だけど、今うまくいっていないのなら、地元に帰ればうまくいくこともあるんです。

自分に合う環境に住もう。都会が全てじゃない。地元に帰るのも、いいじゃないか。それは負けじゃなくて、自分が戦うべき場所で戦うということ。地元を離れて頑張った自分を誇りに思い、凱旋するような気持ちで帰ろう!