サービス残業が当たり前の職場で働いている保育士さん。

子どもが来る前から仕事があり、子供が帰ってからも仕事がたくさんある。事務的な作業なんかは開園中にはできませんからね。閉園後に作業をすることになりますが、そうなるとどうしても残業になってしまう。

それ自体はどうしようもないんですが…。

でも、基本給が恵まれているとは言えない保育士にとって、残業代が出ないというのはかなり辛いことです。

その問題に関して、保育士はどうすればいいのかを考えてみましょう。

保育園自体は良くならないと思う

残業代を出さない保育園は、恐らく何年経っても変わりません。

補助金によって運営されている認可保育園は予算が最初から決まっていて、職員の努力が直接収益に繋がることはなく利益が出ない。無認可保育園は補助金が無いから更に厳しく、職員の給与に回す予算が無い。

また、認可保育園の中には、認可されているという現状に胡坐をかいて経営をワンマン化しているところも多いです。そうなると職員はただの駒に過ぎず、安く使い捨てた方がお得という考えになります。

ワンマン化していなくても、保育園は積極的にお金儲けをしないので職員の給料は上がらないでしょう。

保育園は、誰もが利用できる場所でなければならないという考え方があります。家庭の経済状況に関わらず誰もが利用できるところでなければ、福祉は成り立ちません。

ただ、僕は保育園はもう少し積極的にお金儲けをすべきだと思っています。保育園は利益が少ないから職員の給料が低くなるのではないでしょうか。このまま職員の給料が他の職種に比べて低いままだと、保育士になりたいという人も減ってしまいます。

結局、成り立たなくなる。

保育園全体が経営スタイルや意識を変えていかない限り、保育士のサービス残業の現状は変わらないと思います。それどころか保育園という物自体が成り立たなくなる可能性すらある。

ただ、そうは言っても儲けを主体に考えた保育園経営は今のところ難しいと思います。だから、結局保育園の体質というのは変わらないんです。保育士の給料は低いまま、残業代も出ないまま。

保育園サイドに何かを期待するのは、無駄と言えるでしょう。

個人の努力で残業を減らすことはできる?

保育園に期待できないなら、自分が努力して残業を減らすことでサービス残業を減らせばいいのでは?

残業代が出ないことに変わりがないのなら、残業を減らすことでバランスを取ろうという考え方もアリと言えばアリです。給料が低いことに変わりはありませんが、それでもサービス残業が多いよりはマシでしょう。

個人の努力で残業を減らすためには、徹底させるべき考え方があります。

「明日やれることは、今日やらない」

残業が多くなる理由は「明日やれることを今日やるから」です。これはどの仕事に対しても共通して言えます。仕事は何もかもを今日中に終わらせなければならないというものではないでしょう。

絶対今日やらないといけないことがあれば、明日でもいい仕事もありますよね。

仕事に優先順位を付けて、今日やるべき仕事は何かをリストアップしてみてください。1か月単位でスケジュールとして作ってもいいし、毎日仕事終わりに明日の予定を立てる意味で作ってもいいでしょう。

とにかく「その日にやることリスト」を作る!

逆に「その日やらないことリスト」も作りましょう。

職場が残業を強要しない限り、このリスト作成だけで残業は減らせます。今日やることと、やらないことが決まっていれば仕事が効率よく進むからね。

また、「お便り」に関してはテンプレートを作っておくのも効果的ですよ。

最初からレイアウトを複数パターン作っておいて、それを使いまわすだけでも作業は早くなります。カット集やイラスト集なんかも一々探すのではなく、最初から色々保存しておいた方が良いでしょう。

文章に関しても、表現を簡単にしたり文章の流れをテンプレート化したりすると早く書くことができます。

そうやって仕事を効率よく進めることで、ある程度残業は減らせますよ。

残業代が出ない職場は、さよならしちゃおう

残業時間を減らしても、残業代が出ない現実に変わりはありません。

僕が一番オススメしたいのは、サービス残業が蔓延する職場から転職することです。そんな保育園に執着するメリットは何もありませんからね。しがみついたところで現状は変わらないんだし、使いつぶされて捨てられるだけです。

少しでも労働環境が良い職場に転職しちゃいましょう!

自力で労働環境が良い職場を見つけるのは難しいですが、自力でダメなら他力を借りよう。保育園でも子供たちに教えるじゃないですか。「ひとりではできないことも、力を合わせればできる」って。

転職エージェントと、力を合わせて頑張ろう。

転職エージェントを使えば、個人の希望条件に合った職場を紹介してもらうことができます。その保育園の職場の雰囲気や実態なども知ることができるので、自分だけでは見つけられない「労働環境の良い職場」を見つけることも出来ますよ。

しかも、保育士専門転職エージェントもありますからね。

保育士の現状に詳しい人や元保育士が転職のプロとして支援してくれます。安心して頼りましょう。

保育園以外にも視野を広げよう

保育士として働くからにはその理由があると思います。

子どもと関わるのが好きだとか、保育に貢献したいとか…。自分なりの信念を持って働いている人が多いでしょう。だから、保育士を辞めてしまえばいいなんて、僕は言いません。というか、言えない。

ただ、保育園以外の職場を探すのも悪くはないんじゃないかなと思います。

保育士の活躍の場は、保育園だけではありませんよね。たとえば児童養護施設も、保育士が立派に活躍できる場所です。

児童養護施設は、保育園に比べて比較的給料が高いんですよ。だから、少しでも興味があるなら児童養護施設で働くことも検討してみては?

あくまで保育園にこだわるのなら、公立保育園を目指すという手もあります。私立より効率の方が給料がいいし安定しています。公務員だからね。

自分が今勤めているタイプの施設で働くのも決して悪くはないんですが、出来れば施設形態にこだわらず職場探しをする方が待遇が良い求人を見つけやすいです。保育士が転職するときに考えるべきなのは、次の二つ。

どんな仕事がしたい?

どれくらいの待遇が欲しい?