医師や看護師の仕事を支える病棟クラーク。
医療現場のいろいろな仕事をするし、いろいろな人と協力しないといけないから本当に大変な仕事だと思います。
実際に調べてみると、「病棟クラークを辞めたい」と思っている人は少なくないようです。
このページでは、病棟クラークの悩みの傾向を踏まえながら、転職先候補を考察していきたいと思います。
病棟クラークを辞めたい!よくある悩みを調査してみてわかったこと
- パシリにされる
- 給料が安くボーナスはない
- 理不尽な看護師にいいように使われる
- 立場が弱い
- 人数が少なく、自分の代わりがいない
- 医療関係の何でも屋だから、仕事が多い
SNSやネットで調査してみたところ、病棟クラークの悩みは仕事量に関すること、待遇に関すること、人間関係に関することが多いようです。
病棟クラークの仕事は、「誰がやればいいかわからない仕事全般」ということで、「ほかに対応できる人がいない? じゃあクラークだな」と便利屋扱いされています。仕事の量がどうしても多くなり、幅は広くなるので忙しいですよね。
特に小さい病院だとクラーク一人当たりの負担が大きくなり、てんてこ舞いになってしまいます。しかも小さな病院だと、クラークが自分しかいないということもあるんですよね。だから、自分の代わりがいなくてどうしても休めません。
小さい病院ではなくても、病棟クラークの人数は少なく、休みがとりづらいです。
立ち位置が微妙ということもあり、立場が弱く看護師や医師に逆らえない、いじめられるというケースもあるようです。職場の人間関係は自分以外を除くと良好で、自分だけがどうしようもないくらいに低い立場に置かされているという人も多いんではないでしょうか。
しかも、いろいろ大変な仕事なのに、立場があやふやだからか給料が低いし、ボーナスも出ない。
この仕事のいいところを探すほうが難しいと感じている人も多いのではないでしょうか。
実際、ネットでこの仕事の悩みを打ち明ける人の中には、「この仕事のいいところ? 友達や知り合いに医療関係と言えるくらいだよ」と語ってた人もいました。
病棟クラークからの転職先。医療事務ってどうなの?
病棟クラークから医療事務に転職する人は多いようです。
医療事務は事務仕事に特化できるから、何でも屋なクラークから見てうらやましい気持ちもあるんだと思います。それに、「医療関係の仕事は続けたい」「医療関係の知識経験は活かしたい」という思いもあるんだと思います。
実際、病棟クラークから医療事務への転職はとても良い選択肢だと思います。
ます、医療事務のほうが全体的に給料が高いです。仕事の幅はクラークのほうが広いですが、仕事の幅の広さが給料の高さに繋がらないんです。要は「何かに特化していること」なんですよね、高い給料の条件というのは。
だから、事務仕事特化の医療事務に転職すると、3万円から5万円ほどは月給が上がる可能性が高いです。
しかも、板挟みになる人間関係とか立場が低いからいじめられるとか、そういう悩みから解放される可能性も高いです。病棟クラークよりも医療事務のほうが人数が多いというところが一般的だから、休みも取りやすいでしょう。
医療事務に転職することで、病棟クラークの悩みを総合的に解決しながら、「医療関係と言えるというメリット」は引き継げるわけです。
病棟クラークから医療事務への転職難易度は?
ネットを見ると、医療事務に転職するのは難しいという話をよく見ます。その理由として挙げられているのが、「大きな病院は派遣が多い」ということと「医療関係の知識を勉強しないと厳しい」ということです。
ただ、医療クラークの仕事をしていると医療関係の知識は自然と身に付きます。医療クラークから転職するときに上記の2つ目の心配は無用になるわけで、そうなると医療事務に転職するのは難しいと言い切れなくなります。
大病院に正社員として転職するのは難しいかもしれませんが、中小規模の病院まで幅広く求人を探していけば問題ありません。
ただ、注意しておきたいところはあります。
まず、総合病院か個人病院かで求人を絞りましょう。転職難易度が低いのは個人病院ですが、待遇は当然総合病院のほうが高いです。仕事のスタイルにも違いが出てきますし、自分にはどちらがいいのかを慎重に考えましょう。
総合病院は専門的な知識が身につく傾向があり、個人は全体的な知識が身に付きオールラウンダーになる傾向があります。
そのどちらを目指したいかで考えてもいいかもしれません。
どうしても迷ったら、「何科で働きたいか」で選ぶのもアリです。皮膚科と歯科は比較的働きやすい傾向があると言われているので、興味より働きやすさで選びたいなら皮膚科と歯科はおすすめです。
医療施設から離れたい病棟クラークにおすすめの転職先
医療施設から離れたいという病棟クラークにオススメなのが、医療事務として「調剤薬局」「介護施設」「レセプトソフト販売会社」などで働くことと、一般事務に転職することです。
医療事務の現場は病院やクリニックだけではなく、介護施設や調剤薬局も選択肢に入ります。特に調剤薬局は「人の病気や命が直接かかわる現場」から離れることになるから、病院から離れたいという人の意向を最大限叶えられるのではないでしょうか。
また、実はレセプトソフトを販売している会社でも医療関係の知識があると事務として働けるので、そういう選択肢もあるんだなあというくらいには覚えておくといいかもしれません。
医療事務以外なら、興味がある業界の一般事務や営業事務という手もあります。
病棟クラークというサポート業務メインの仕事経験を活かすなら、やはり事務関係がオススメです。
自分の経験を活かし、自分を必要としてくれて、しっかりと人間として尊重してくれる仕事・職場を探しましょう。
僕がこのブログに訪れたすべての皆さんに伝えたいこと…
それは、「仕事や会社を辞めたい気持ちが少しでもある人は、すぐに転職活動を始めるべき」ということです。
転職という選択に対して消極的な印象を持っていた僕がそう思うようになったのは、僕自身、転職したことで人生が好転したからです。
- 転職を決断する勇気が出ない
- この程度の悩みなら我慢したほうがいいんじゃないか
- 転職後の自分をイメージできない
- 辞めることを言い出しにくい
- 自分の年齢や能力で転職成功できるか不安
- 他の業種・職種に転職したいけど、どうすればいいかわからない
これは転職を考えている人なら誰しもが感じることだと思います。
でも、一昔前とは違って今は転職支援サービスがとても充実しているので、気軽に質の高い転職活動ができるようになっています。それに、転職活動を始めること自体には何のリスクもありません。むしろ早めに動き出しておくことは、いざというときの備えとしてメリットしかありません。
だから、悩みや不満の大小に関わらず、自分の人生が今より良くなることに希望を持って、自分なりの形で転職活動を始めてほしいです。
僕がおすすめしている転職支援サービスは無料の転職エージェントです。就業相談から求人紹介、採用対策まで、転職活動全般をサポートしてくれるサービスです。僕も実際に利用して転職を成功させました。
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