ムカつく部下にはどうやって関わればいいのか?NGな接し方と上手な接し方を解説

部下に対してムカつくことが多いと、凄くストレスが溜まりますよね。

上司にムカつく部下の話題はネット上で多いけど、上司も部下にムカついているんだ! 仕事も所詮は人間同士のお付き合いに過ぎないから、嫌いな部下がいるとどうしても仕事に支障が出るし辛い…。

話したくないとか、無視したいとか色々考えると思いますが、実際どういう対応をしたら良いのでしょうか?

上司としてNGな対応例と、上司だからこそ効果的な対応例を紹介します!

ムカつく部下との接し方、3つのNGパターン

上司という立場を利用すれば、ほとんど完全に部下を無視することも部下を潰すこともできるかもしれません。

ただ、立場を利用して感情的に動けば必ず自分にとって不都合なことが起きる! そんな「上司だからこそNGな対応例」を3パターン紹介しましょう。

NG例1:生意気な部下を潰すと、自分に跳ね返ってくるぞ

生意気な部下をどうにかして潰す方法はないかと、考えている人は多いと思います。生意気な部下と検索すると、キーワード候補に「潰す」が出てきますからね! しかも割と上のほうに。なかなかに闇が深い。

実際、部下を潰す方法はありますが、それをしたらどうなるでしょうか?

生意気な部下を上司という立場を利用して潰すという行為は、かなり露骨です。さりげなく潰すというのは難しく、大抵の場合は部下に気づかれてしまいます。潰された部下はいなくなるから関係ないとしても、残った部下が問題です。

残った部下が「あいつは気に入らない奴を潰す奴だ」と気付き、反感を持つようになります。

この反感が向かう先は「委縮ムード」「跳ね返り」かのどちらかです。萎縮ムードになると部下が積極的に仕事をせず仕事に支障が出るし、跳ね返りが出ると上司としての立場が危うくなります。

結局、生意気な部下・嫌いな部下・ムカつく部下を潰すというのは、自分の不利益にしかなりません。

NG例2:嫌いな部下と好きな部下との接し方に差がありすぎる

嫌いな部下を完全無視して、一方で好きな部下とは仲良くすると…。

自分が嫌われているということに部下が気づいてしまい、その部下も上司であるあなたのことを嫌いになる可能性が高いです。「好意の返報性」というのがあり、自分のことを好きな人を好きになりやすく、自分のことを嫌う人を嫌いやすいという心理がありますからねえ。

互いに嫌うことにより、態度・仕事ぶり・話し方などなど、あなたがその部下にムカついている原因が悪化する可能性も高いです。

NG例3:敢えて仕事に失敗させ無能感を植え付ける

ムカつく部下に責任重大な難しい仕事を振り、失敗させて無能感を植え付けることで「無能なのにゴチャゴチャ言うタイプの部下」に対応するという方法があります。

自らの無能性を突き付けられて根拠のない自信が崩壊し、これまでとは打って変わって謙虚になるかもしれません。ただ、同時に委縮してしまってスムーズに仕事のサイクルが回らなくなるというリスクもあります。

それに…無能感をわざわざ植え付けられた部下の人生は、これから「打ち砕かれた自信」により「卑屈な方向」へと進んで行くことでしょう。

人ひとりの一生を左右する覚悟がなければ、手を出してはいけない対処法です。

ムカつく部下にストレスを感じないための上手な接し方

ムカつく部下との接し方のNG例は絶対にしないように気を付けてもらうとして、ここからが本題! 上司だからこそ効果的な「ムカつく部下との接し方や対処法」を3つ紹介したいと思います。NG例に気を付けたうえで、これらの方法を実践することでストレス激減です!

対処法1:部下との適切な距離感を保ち続けよう

嫌いな部下を完全に無視してしまうと、嫌いということが伝わってしまうし、好きな部下との接し方に激しい差が生まれてしまいます。

考えるべきなのは、部下との適切な距離感です。好きな部下に対して取っている今の態度はもう変えられないので、嫌いな部下に対する態度を変えましょう。嫌いということが伝わらないが、「距離を置いて接したい」という意図は伝わる大人な対応です。

  • 苗字にさん付けをする
  • 敬語を使う
  • プライベートの話を一切しない
  • 仕事以外でのつながりを持たない

部下との適切な距離を保ち、嫌いな上司をそれとなく遠ざけるには上記の方法が有効。

特に敬語を使うというのは、効果的です。上司が部下に敬語を使うことにより、明らかに「あまり深くかかわりたくない」ということが伝わります。しかし、敬語という丁寧な言葉遣いなので嫌われているかどうかという部分については確信が持てない。

絶妙な距離の置き方です。

対処法2:リーダーとしての役割だけ全うすればいい! 他は捨ててしまえ

上司に与えられたリーダーとしての役割は、部署に課された目標・課題を達成することですよね。そのための職場マネジメントなどが上司の仕事ということであり、上司が必ずしも人格者である必要は無く部下と仲良くする必要もないというわけです。

リーダーとしての役割だけ全うするようにし、他は捨ててしまいましょう。

たとえば、ムカつく原因を探り注意することはリーダーの役割・目的に適った行動と言えます。「その態度のためにイライラする人も多いから改めてくれ」と、「自分が」という主語を言わずに告げれば波風も立ちません。

嫌いな部下に必要以上に迎合したり、その人の良いところを見つけようとしたりするのは目的に合わないからやる必要はないということです。

合理的に動いて、非合理的なものは全部排除すればストレスは減りますし、ストレスのもとも断ち切れます。

対処法3:損得を考えて部下と接する

ムカつく部下や嫌いな部下のために優しい態度なんて、普通は取れないですよね。どうしてクソムカつく奴のために動かないといけないんだ! と。

合理的に動いて改善案を考える労力すらも惜しいと考えるのが、普通だと思います。感情を優先にして動くと、先ほど紹介した「対処法2」も実践できません。

そこで、損得を優先して考えることをオススメします。

自分が得をするために、嫌いな部下にも平等に接するんです。自分が得をするために、ムカつく部下のマネジメントを行いリーダーの役割を全うするようにするんですよ!

この意識を持つことにより、ムカつく部下と接することの苦痛が緩和されます

実際、僕は日常生活で嫌いな人に出会ったら損得だけで接するようにしているんですが、効果的ですよ。

今回紹介した対処法3つは、段階的に行うことで最大の効果を発揮します。

部下と距離を取り、損得を考え、リーダーの役割だけを全うするようにする。この全部を行ってこそ完璧になるわけです。確かに労力は必要かもしれませんが、全部上司であるあなた自身のため…。

部下にストレスを与えられている現状を変えることができる、突破口になります。

ムカつく部下には冷静に、合理的に、毅然と対応しましょう。

仕事や会社を辞めたい気持ちが少しでもある人へ
ヒサダ

はじめまして。当ブログの管理人ヒサダです。

僕がこのブログに訪れたすべての皆さんに伝えたいこと…

それは、「仕事や会社を辞めたい気持ちが少しでもある人は、すぐに転職活動を始めるべき」ということです。

転職という選択に対して消極的な印象を持っていた僕がそう思うようになったのは、僕自身、転職したことで人生が好転したからです。

  • 転職を決断する勇気が出ない
  • この程度の悩みなら我慢したほうがいいんじゃないか
  • 転職後の自分をイメージできない
  • 辞めることを言い出しにくい
  • 自分の年齢や能力で転職成功できるか不安
  • 他の業種・職種に転職したいけど、どうすればいいかわからない

これは転職を考えている人なら誰しもが感じることだと思います。

でも、一昔前とは違って今は転職支援サービスがとても充実しているので、気軽に質の高い転職活動ができるようになっています。それに、転職活動を始めること自体には何のリスクもありません。むしろ早めに動き出しておくことは、いざというときの備えとしてメリットしかありません。

だから、悩みや不満の大小に関わらず、自分の人生が今より良くなることに希望を持って、自分なりの形で転職活動を始めてほしいです。

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