リーダーは、辛いよね。

職場の役職の中でも特に中途半端なのが、リーダーポジションですよね。課長や部長という明確な役職があるわけではなく、プロジェクトのリーダーやチームリーダーなど曖昧な肩書きしかありません。

同じ職場内に部下もいるし、上司もいる。

常に部下と上司の間に板挟みにされている、レンコンのはさみ揚げで言うところの大葉のような存在です。

良い部下を持って、上司が有能ならこれほど楽しくてやりがいに満ちたポジションもないでしょうが、どちらかがダメダメだと、地獄そのもの。

そんな状況で辞めたい度がMAX最高潮に達しているそこのあなた! 僕もかつて辞めたい度MAXでした…しかし、あなたはせっかくリーダーになったんです。

辞めなくて済むように、少し考えてみませんか?

NOと言える日本人

ロックバンドのライブで、よく「セイ、ホー!」という掛け声がかかります。これはライブを盛り上げるための、合言葉のようなもんです。そこで、僕も合言葉を考えました。

リーダーは「セイ、ノー!」を合言葉にしましょう。

「NO」と言える日本人になるんです。リーダーは言わば中間管理職ですが、中間管理職はダメな上司や部下に「NO」と言うことも仕事のうちですよ。上司が言ったことを全て「はい!」と受け止めていては、いけません。

「恐れながら」と、時には意見をすることが大事です。

上司が無茶なことを言えば、無茶だという根拠を示して論理的に反論する。仕事を円滑に進めるために必要とあらば、上司にさえ意見するんです。

上司の言ったことに「それはダメだろ」「無理だろ」と思いながらも飲み込んで、「はい」と言うから辛くなるんですよ。

「NO」とさえ言えれば、上司の扱いは大して困りません。

というか、「NO」と言うようにするくらいしか、上司に対してこちらからアプローチできることは無いんですよ。腐っても、上司は上司ですからねえ。

また、ダメな部下にはしっかり怒りましょう。「ここがダメだぞ」と言うんです。

頭ごなしに怒鳴るのではなく、相手に自分のダメなところを自覚させるように叱りましょう。

ダメ上司はどうしようもできませんが、ダメな部下はある程度改善させることができます。リーダーという立場を利用して、部下を少しでも扱いやすくしましょう。

こうして「NO」と言うことで、少なくとも、板挟みの状況からは脱出できますよ。

問題児や狂犬は敢えて使う

部下の中に、問題児や狂犬はいませんか?

どんな職場にも「扱いにくい狂犬」や「言うことをきかない問題児」がいるもんですよ。そして、リーダーはそんな問題児や狂犬を避けがちです。

「あいつは言うことをきかないから」「扱いづらいから」と諦めて、避けることで仕事を円滑に進めようとするのが普通でしょう。

しかし、避ければ避けるほどに、問題児化は進みませんか? そして、自分自身も辛くなっていきます。自分の能力不足を実感することも、あるでしょう。

結構、あるあるなケースだと思います。

そこで、問題児や狂犬は敢えて積極的に使ってやりましょう。

彼らは人には理解し難い行動をしますが、それ故に人には理解され難いほどの大きなエネルギーを持っています。そのエネルギーを使わずに放っておくことで、彼らは自らの力と意欲を持て余し、狂犬と化すんです。

それなら、敢えて積極的に重要なポジションに置いてやるなどして使ってやることで、狂犬化を抑えることができます。

加えて、狂犬が大きな役割を担うことによって他の部下に良い刺激を与えて、部下たちを活性化させることもできますよ。

ダメダメだった部下も、刺激を受けて成長するかもしれません。

指示の仕方に気をつける

部下に指示を出すとき、「あれをやれ」「これをやれ」と、することを指示していませんか? 同時にいくつもの指示を出す人もいますが、それは最悪のパターンです。

やることを指示することは大事ですが、それと同時に「しなくていいこと」も指示しましょう。

やるべきことばかりを指示されたのでは、部下は自分のエネルギーを散弾銃のごとく色んな場所に向けなきゃいけなくなります。

しなくていいことに関しても、エネルギーを向けてしまう。結果的に余計なことをして、やるべきことの成果がイマイチになってしまうんです。

部下にして欲しいことがあるなら、それと同時に「これはやらなくていいからな」と言ってやりましょう。

しなくていいことを知ることで、部下のエネルギーは一点集中されます。今までダメな部下だと思っていた人でも、一点集中することによって今までとはまるで違う成果を出すこともあるんです。

散弾銃ではなく、一箇所にエネルギーを集中させた貫通弾を放てるようにしてやることで、リーダーの仕事も楽になりますよ。

部下にやらなくていいことを指示して負担を減らすことは、リーダーの負担を減らすことにもなるんです。

それでもダメなときは?

部下や上司に対してアプローチをしてみて、それでもダメだったということもあるでしょう。

そのときは、潔く転職!

ダメな部下や上司に頑張ってアプローチをしたのに、それでもダメだったらやれることはありません。そのまま辞めたいと思いながらリーダーをするより、転職をしたほうがお互いのためですよ。

「辞めたい」という気持ちに囚われているリーダーの下にいるのは部下のためになりませんし、リーダーであるあなたの身ももちませんからね。

だから、転職すればいい。

ただ、一度は何かしらアプローチを試してみてください。

転職はそれからでも、間に合います。