弁護士秘書にはいろいろな悩みがありますよねえ。
たとえば、「担当弁護士と合わない」とか「仕事が多い」とか…。
悩みに悩んで「弁護士秘書を辞めたいなあ」と考えている人もいるのではないでしょうか。
今回は、「弁護士秘書におすすめの転職先候補」を徹底的に考察してみたいと思います。
ぜひ参考にしてみて下さい!
弁護士秘書にありがちな4つの悩み
弁護士秘書を辞めたい理由を調べたところ、次の4つの悩みがよく挙げられていました。
あなたも似たようなことで悩んでいませんか?
人間関係がしんどい
弁護士秘書は、仕事でさまざまな人と関わりますよね。
まず、担当弁護士です。
弁護士とは仕事の都合上深く関わることになるので、ウマが合わなければ事務所にいるだけで大きなストレスを受けてしまいかねません。
他にも事務員さんやクライアントなど、さまざまな人と関わります。
誰かひとりとでも人間関係が悪くなってしまえば、担当弁護士が仕事をしづらくなりますよね。特にクライアントからの印象が悪くなれば、「秘書がこんなんなら弁護士も…」と思われ、弁護士の印象も悪くなってしまいます。
仕事上、全ての人と良好な人間関係を保たなければなりません。
お世辞にまみれ、頭を下げ、仮面を被って人間関係を築くのは疲れますよね。
担当弁護士からのハラスメント被害
人間的にダメな弁護士が事務所のボスの場合、秘書がハラスメント被害を受けることがあります。
ネットには次のようなハラスメント被害の例が挙げられていました。
- 「馬鹿、そんなんだからダメなんだよ」などの暴言
- 「クビにするぞ!」などの脅し
- 肉体関係を求められる、触られるなどのセクハラ
こういうパワハラやセクハラに耐えられなくなって、仕事を辞めたいと思うのは当然です。むしろ、ハラスメントには耐えようとしてはいけません。耐えた先に待っているのは、うつ病などの精神疾患ですから。
仕事が多すぎる
弁護士秘書は仕事が多いですよね。
まず、業務内容の幅が広いです。
弁護士のスケジュール管理や旅券の手配、裁判所に提出する書類の準備などなど…。
事務所によっては経理まで担当することもありますよね。特に小規模の事務所だと秘書が事務員を兼任しているケースが多いです。
さらに、これらの仕事、どれも量が多いんですよねえ。
幅が広い仕事を大量にこなさなければならず、残業になることもあるでしょう。お金に余裕のない事務所だと残業代が出ないこともありますよねえ。
精神的にきつい仕事もある
法律事務所には、精神的にきつい仕事も舞い込んできます。
たとえば、ヤミ金被害の相談。
完済できないような嫌がらせをされたとか、滞納による違法な取り立てとか、相談内容はさまざまです。
これらの案件に対応するとき、ヤミ金業者が事務所に嫌がらせ電話をしてくることがあります。
その電話を取るのは、秘書ですよね。罵声を浴びせられ、脅されるのがとても怖い…。
他にも、離婚調停などでいがみ合う夫婦の間に入ったり、相続問題でトラブルが起きたり、精神的にきつい仕事は山ほどあります。
真摯に対応するうちに、心が病んでしまうこともあるのではないでしょうか。
仕事がつまらない
弁護士秘書の仕事はつまらない、と語る人もネット上にいました。
これは弁護士秘書がというよりも、「秘書の仕事自体がつまらない」ということなんだと思います。
秘書は自分の意思で動くのではなく、担当弁護士や事務所のボスの都合で動きますよね。弁護士の意思が絶対で、秘書は自分の意見を言うことができません。
自分の考えや技術などが介入する余地がなく、弁護士秘書という仕事には「自分が存在しない」ように感じてしまいますよねえ。
結果、仕事がつまらないと感じてしまうんだと思います。
弁護士秘書におすすめしたい6つの転職先候補
弁護士秘書を辞めようと決意し、これから仕事を探し始める人もいると思います。
そんな人のために、弁護士秘書の経験や能力を活かせる転職先候補を6つ紹介しましょう。
違う秘書職
弁護士秘書から、違う秘書職に転職することで秘書としての経験を丸ごと活かす選択肢があります。
たとえば、役員秘書です。
役員秘書の場合は経済の知識が少なからず求められます。弁護士秘書と知識分野は異なるかもしれませんが、秘書経験をアピールすれば転職するのにそこまで苦労しないのではないでしょうか。
求人も「秘書経験〇年以上」と、実務経験を最重要視している傾向があります。秘書検定を持っている人なら特に有利です。
役員秘書なら法律事務所のような怖い案件などはありません。精神的苦痛は緩和されるのではないでしょうか。
パラリーガル
ご存知かと思いますが、パラリーガルは「事実調査」「資料の収集」「法令・判例の検索」など、専門性の高い業務を任される仕事です。
そして、パラリーガルには事実調査などの法律業務を専門に行うケースと、秘書業務を兼任するケースとがあります。
弁護士秘書の仕事が嫌になっている人は、法律業務専門のパラリーガルになってみてはいかがでしょうか。
専門的な仕事を任されるようになれば、自分の意思を仕事に反映させやすくなり、やりがいが生まれるかもしれませんよ。たとえば、「どのように調査するか」「どの判例が使えるか」を自分で考えたり…。
また、年収もパラリーガルのほうが若干高いです。弁護士秘書は320~470万円程度が相場だと言われていますが、パラリーガルは年収500万円以上の条件を提示している求人が多いんですよ。
知識と経験を活かして専門的な仕事がしたい人や、今より良い待遇で働きたい人にはオススメです。
医療事務
医療事務は病院やクリニックなどの医療機関で、受付や診療報酬請求業務などを行う仕事です。
これらの仕事に、弁護士秘書として培った「コミュ力」や「事務処理能力」などを活かせるのではないでしょうか。
また、秘書的な役割はないので人間関係も少なからず楽になりますし、業務内容も限定的で残業はあまりありません。
年収は300万円前後とあまり高くありませんが、働きやすさを追求したいならオススメですよ。
カウンターセールス
カウンターセールスは店舗に来た人に対して営業活動を行う、営業職の一種です。
主な就職先は旅行代理店や保険代理店などになります。
自分自身をしっかり出して前線で活躍したい人には、向いている可能性が高い仕事です。弁護士秘書がつまらないと感じている人にはオススメ。
また、カウンターセールスは外回りが無いため体力があまり必要とされず、来客のみを対応するためかノルマが緩めの傾向があります。
活躍したいけど、いきなり外回りは不安という人でも安心ですよ。
ECサイトの運営
ECサイトは簡単に言えば「通販サイト」のことです。
ECサイトを運営する仕事は、自分の意見や知識、趣味趣向などを反映させやすいんですよ。
小さめの会社は特に「扱う商品ジャンル」に関して、意見を言いやすいんです。需要がある商品ジャンルを分析して提言したり、自分に知識があって目利きができるジャンルを提言したりできます。
さらに、事務処理能力や英語力なども活かせますよ。
秘書の仕事は自分が出せなくてつまらない、と感じている人にはオススメの仕事です。
年収は会社の大きさにもよりますが、300~350万円程度が相場となっています。
バーテンダー
実は、バーテンダーは弁護士秘書の能力を活かせる仕事なんです。
たとえば、協調性・コミュ力、対応力などを活かせます。
バーテンダーは店員同士の人間関係と、客との付き合い方が大切です。バーのそのときの雰囲気を察知して、空気を読んだ対応をしないといけません。協調性とコミュ力、対応力が無いとできないことです。
また、バーテンダーは自分の技術がモノを言う世界なんですよ。技術が高い人が出世していきます。
秘書のような裏方ではなく、これからは自分の技術で食べていきたいという人にはオススメです。
年収は見習いのうちは250~300万円程度ですが、一人前になれば400万円以上稼ぐこともできます。
店を任されるようになれば、弁護士秘書より稼げる可能性も、ありますよ。
僕がこのブログに訪れたすべての皆さんに伝えたいこと…
それは、「仕事や会社を辞めたい気持ちが少しでもある人は、すぐに転職活動を始めるべき」ということです。
転職という選択に対して消極的な印象を持っていた僕がそう思うようになったのは、僕自身、転職したことで人生が好転したからです。
- 転職を決断する勇気が出ない
- この程度の悩みなら我慢したほうがいいんじゃないか
- 転職後の自分をイメージできない
- 辞めることを言い出しにくい
- 自分の年齢や能力で転職成功できるか不安
- 他の業種・職種に転職したいけど、どうすればいいかわからない
これは転職を考えている人なら誰しもが感じることだと思います。
でも、一昔前とは違って今は転職支援サービスがとても充実しているので、気軽に質の高い転職活動ができるようになっています。それに、転職活動を始めること自体には何のリスクもありません。むしろ早めに動き出しておくことは、いざというときの備えとしてメリットしかありません。
だから、悩みや不満の大小に関わらず、自分の人生が今より良くなることに希望を持って、自分なりの形で転職活動を始めてほしいです。
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