保育士からの転職先として選ばれることも多い、ベビーシッターの仕事。
契約社員という働き方が多く、時間と曜日を自由に選べるという魅力もあり、人気の職業です。
でも、ベビーシッターという特殊な仕事柄、なかなか解消できない苦労や悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ベビーシッターを辞めたい人の悩みを分析しながら、転職先候補を考えていきたいと思います。
ぜひ参考にしてみてください!
ベビーシッターを辞めたい理由を調査してわかったこと
子供の年齢や働く場所によって悩みが多種多様
生後半年から12歳くらいまでの幅広い年齢層に対応する、ベビーシッター。個人の家・託児所・企業・イベント会場など、その活躍の場所もまた幅広いですよね。個人の家で仕事ができるという特徴から、中には個人開業して頑張る人もいます。
子供の年齢も活躍の場も様々。だからこその仕事の大変さや悩みがありますよね。
たとえば、生後間もない子の面倒をみる大変さ。お子さんが何を考えているのか、何を欲しているのかを経験と感覚でつかまないといけません。
そして、怪我をさせてしまう恐怖と、怪我をさせてしまったときのトラブル。それを一度経験するだけで、「ベビーシッター辞めたいなあ」と感じてしまう人も多いようです。
また、個人宅に派遣されるタイプだと、家事を任されることもあります。子どもの世話をする仕事なのに、家政婦と同じことをしているという仕事内容のギャップ。辛いところです。
このように、子供年齢や働く場所によって悩みが多種多様なのも、他の職種にはないベビーシッターならではの傾向です。
雇用が不安定で待遇も悪い
ベビーシッターは、パート・派遣が基本、比較的安定していても契約社員という形が多いです。正社員として求人を出しているところは少なく、正社員になったとしても「契約社員と同じような待遇で、無期契約になっただけ」というのが実情。
正社員になる意味あるの? と思わざるを得ません。
探せば月給25万円から30万円程度という職場もありますが、そういう好待遇のところは「ベビーシッターの研修教育」も業務内容に入っていたり、家事代行サービスと併せて提供していたりします。
ベビーシッターの仕事に集中したいと思うと、どうしても待遇は悪くなる。
良い待遇で働こうとすると、仕事の幅が広くなり悩みや大変さが増す。
そもそも求人が少ないから待遇改善は難しく、雇用もなかなか安定しているとは言い難い。仕事の悩みに加えて、こういう実情があるわけで、それならもう辞めたいなら辞めてしまったほうが良いんではないかと思ってしまいますよね。
ベビーシッターから転職!経験と得意を活かせる転職先は?
ベビーシッターの仕事の悩みを解消できて、なおかつ子どもと関わる仕事をしてきた経験を活かせる転職先を考えてみました。
たとえば、子ども服ショップ店員・おもちゃ屋さん店員などの「販売・接客業」がありますよね。子どもと関わりながら接客ができるし、預かるわけじゃないからプレッシャーもトラブルもありません。
問題は「給料が低いところが多い」ということと、「正社員の求人はそれほど多くない」ということですね。しっかり探せばそれなりに見つかりますし、僕の体感だとベビーシッターより正社員求人が多いです。
給料は初任給が22万円前後というところが多い印象があります。
ほかには…英語が得意なら子ども英会話教室、子ども塾の先生、子ども向け習い事教室など、スクール系も良いのでは?
もう少し視野を広げてみると、絵本の出版社で働くとか、子ども向け商品の企画・営業をしてみるという選択肢もあります。ベビーシッターとして子供と触れ合ってきた経験は、企画や営業に必要なユーザー分析に役立つはずです。
ベビーシッターから転職するとき、転職先として選ばれがちなのは「子どもの面倒をみる仕事」です。だけど、それだと今の悩みの大部分を引き継いでしまう可能性が高いです。
悩みを解消しながら、経験を活かす道はたくさんあります。子ども関係の仕事と言っても、その幅は広い。視野を広げて、ベビーシッターからの転職先を探していきましょう。
ベビーシッターからの転職活動。求人探しを効率的に進めるには?
ベビーシッターから転職するとき、正社員求人少ない問題にぶち当たることが多いです。
前章でおすすめの転職先として紹介したショップ店員もスクール系の仕事もパートや契約社員が多いので、正社員の求人をひとりで探すのはちょっと難しいんですよね。絵本出版社や企画営業などは正社員が基本だけど、そもそも会社の数自体がそれほど多くはないため求人少ない問題というのは、やはりあります。
また、「こういう福利厚生が欲しい」「育児と両立したい」という人も多く、求人条件にはこだわりたいところだと思うんです。
そういう問題を解決するために活用するべきなのが「転職エージェント(無料転職支援サービス)」。
転職エージェントを使うと、非公開求人という「条件が良い」求人を紹介してもらえます。求人検索機能で公開されていないものだから、求人検索と合わせるとゲットできる求人の数が増えるわけです。
また、求人内容を細かく質問したり、「こういう条件があると嬉しい」と相談することができます。
自分に合った転職先を見つけるのは難しいと感じている人もいると思います。確かに、視野が狭ければ「子どもと関わる仕事なんて、これくらいしか」と保育士かベビーシッターかの二択を迫られ、職場を変えるだけで妥協しがちです。
でも、転職エージェントを使えば、自然と視野が広がって転職先の選択肢が格段に増え、自分に合った転職先に出会える可能性も高くなります。
自信を持って転職活動に臨みましょう!
転職エージェントについてもっと詳しく知りたい方は、↓こちらの記事をチェックしてみてください。